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第35話
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薄暗い森の中のひっそりと佇むお城がそこにあった。
「ここ…かな?」
恐る恐る目の前に聳そびえ立つ城を見上げる。
「何してんのよ?行こうよ。ルイ」
ルイを催促している鎧に身をまとった金髪の青い目のボブカットヘアーの少女が言った。
「ルイは、ビビってんだよ!ヴィオラ」
「なっ!?そんなことないよ!ヴァルカス!し、失礼だなぁ…」
鎧に身をまとった、こちらも金髪の青い目の髪の短い少年がクスクスと笑いながらルイの肩に腕を乗せながら言う。
このヴィオラとヴァルカスは双子の兄妹だ。そしてどちらも剣士の称号を持っている。
この兄妹が受けていた依頼は、この森の中の城に住まう人物の調査。
依頼内容はただの調査なのに依頼難易度はSSだったのでかなりやばい人物なのだろう。
兄妹もさすがに二人だけだとまずいと思ったのか同行人を探していたのだ。
それで居酒屋で一人で出来そうな依頼を探していたルイに声をかけたそうだ。
ルイはカイトが出て行った後にベースから討伐師資格許可証をもらったのだ。そして、ルイも旅に出て力をつけようと町を出ていたのだった。
居酒屋で受けれる依頼難易度はSSからEランクまである。Eランクは無くし物や行方不明者探しなど身の危険がほぼ無いものが多い。SSランクまでになると身の安全の保障はないということだ。
確かに、こんな深い森に住んでいる人物なんて普通じゃないよな。
再び怪しく建っている城を見上げる。
「ほら!行くぞ」
ヴァルカスとヴィオラに急かされルイは急いで二人の後について城に入った。
中に入ると、想像通りの薄暗い…お化けでも出そうな広間だった。
「うわぁ~…想像通りだねぇ」
「ルイ…ビビッてるか?」
「なっ!ビビッて無いよ!」
「なんだ…そこは想像と違ったな」
ニヤニヤと笑ってヴァルカスは周りを見渡す。
「しかし…気味は悪いがちゃんと手入れがされてるな…この広間も掃除が行き届いている…使用人でもいるのか…?」
「そうだよねぇ~…電気がついたら普通のお城って感じ」
二人は余裕でお城周りの様子を伺う。
この気味の悪さとこの肌寒い感覚を二人は感じてないのかな?
ルイはそんなに寒くない今日の気温を思い出しながら鳥肌のたった腕をさする。
「うわぁ!?なんだ!!!???」
ヴァルカスの叫び声が聞こえた。
その方に目を向けると、広間の奥にある長い螺旋階段に上がったヴァルカスがいた。
不思議に思ったルイとヴィオラは螺旋階段をあがりヴァルカスがいるところに向かった。
「ひゃぁ?!」
ヴィオラも階段をあがって悲鳴をあげる。
ルイも視線を向ける。
そこには、開いた扉の前に少女が立っていた。
「こんなとこに…女の子?」
ルイがボソッとつぶやくと、ヴァルカスとヴィオラは血相を変えてルイを見る。
「女の子?!扉が急に開いたんだぞ?誰もいないのに!」
「わ、私はぼんやり白い影が見えるけど…ルイ、はっきり見えるの?」
「え…う、うん」
三人でギャアギャア言っていると急にルイの服の端がクイッと引っ張られる。
「うわぁ?!」
ヴァルカスがまた驚いた声をあげる。
そうだ…ヴァルカスの目には勝手にルイの服が引っ張られているように見えるのだ。
リアクションを見る限り、あんなにルイをからかっていたくせにヴァルカスの方がお化けとかのオカルト系が苦手なのかもしれない。
「なに?どうしたの?」
ルイは出来るだけ優しい声で幽霊の少女に言う。
すると、クイクイっとこっちに来てと言っているかのように少女が引っ張る。
「え?こっちに行くの?うわっ?!」
少女が引っ張る方向に引きずられるように向かう。
怪訝な顔をしながらついてくるヴァルカスと不安そうについてくるヴィオラ。
しばらく引っ張られるまま歩いていく。
しかし、このお城はかなり広いな…歩いてきた距離も長いが部屋数も半端じゃない。
こんなところに住んでいる人物というのも幽霊なんだろうか。
すると、ひとつの部屋の前で少女がとまる。
「ここ?」
少女は頷いてスッと姿を消した。
ルイはヴァルカスとヴィオラの方を見る。
「あ、開けるよ?」
「お…おう」
「う…うん」
きっと扉の向こうに待ち受ける人物こそが今回の依頼の『城に住む人物』だと三人は確信した。
案内された扉をルイがそっと開けた。
「ここ…かな?」
恐る恐る目の前に聳そびえ立つ城を見上げる。
「何してんのよ?行こうよ。ルイ」
ルイを催促している鎧に身をまとった金髪の青い目のボブカットヘアーの少女が言った。
「ルイは、ビビってんだよ!ヴィオラ」
「なっ!?そんなことないよ!ヴァルカス!し、失礼だなぁ…」
鎧に身をまとった、こちらも金髪の青い目の髪の短い少年がクスクスと笑いながらルイの肩に腕を乗せながら言う。
このヴィオラとヴァルカスは双子の兄妹だ。そしてどちらも剣士の称号を持っている。
この兄妹が受けていた依頼は、この森の中の城に住まう人物の調査。
依頼内容はただの調査なのに依頼難易度はSSだったのでかなりやばい人物なのだろう。
兄妹もさすがに二人だけだとまずいと思ったのか同行人を探していたのだ。
それで居酒屋で一人で出来そうな依頼を探していたルイに声をかけたそうだ。
ルイはカイトが出て行った後にベースから討伐師資格許可証をもらったのだ。そして、ルイも旅に出て力をつけようと町を出ていたのだった。
居酒屋で受けれる依頼難易度はSSからEランクまである。Eランクは無くし物や行方不明者探しなど身の危険がほぼ無いものが多い。SSランクまでになると身の安全の保障はないということだ。
確かに、こんな深い森に住んでいる人物なんて普通じゃないよな。
再び怪しく建っている城を見上げる。
「ほら!行くぞ」
ヴァルカスとヴィオラに急かされルイは急いで二人の後について城に入った。
中に入ると、想像通りの薄暗い…お化けでも出そうな広間だった。
「うわぁ~…想像通りだねぇ」
「ルイ…ビビッてるか?」
「なっ!ビビッて無いよ!」
「なんだ…そこは想像と違ったな」
ニヤニヤと笑ってヴァルカスは周りを見渡す。
「しかし…気味は悪いがちゃんと手入れがされてるな…この広間も掃除が行き届いている…使用人でもいるのか…?」
「そうだよねぇ~…電気がついたら普通のお城って感じ」
二人は余裕でお城周りの様子を伺う。
この気味の悪さとこの肌寒い感覚を二人は感じてないのかな?
ルイはそんなに寒くない今日の気温を思い出しながら鳥肌のたった腕をさする。
「うわぁ!?なんだ!!!???」
ヴァルカスの叫び声が聞こえた。
その方に目を向けると、広間の奥にある長い螺旋階段に上がったヴァルカスがいた。
不思議に思ったルイとヴィオラは螺旋階段をあがりヴァルカスがいるところに向かった。
「ひゃぁ?!」
ヴィオラも階段をあがって悲鳴をあげる。
ルイも視線を向ける。
そこには、開いた扉の前に少女が立っていた。
「こんなとこに…女の子?」
ルイがボソッとつぶやくと、ヴァルカスとヴィオラは血相を変えてルイを見る。
「女の子?!扉が急に開いたんだぞ?誰もいないのに!」
「わ、私はぼんやり白い影が見えるけど…ルイ、はっきり見えるの?」
「え…う、うん」
三人でギャアギャア言っていると急にルイの服の端がクイッと引っ張られる。
「うわぁ?!」
ヴァルカスがまた驚いた声をあげる。
そうだ…ヴァルカスの目には勝手にルイの服が引っ張られているように見えるのだ。
リアクションを見る限り、あんなにルイをからかっていたくせにヴァルカスの方がお化けとかのオカルト系が苦手なのかもしれない。
「なに?どうしたの?」
ルイは出来るだけ優しい声で幽霊の少女に言う。
すると、クイクイっとこっちに来てと言っているかのように少女が引っ張る。
「え?こっちに行くの?うわっ?!」
少女が引っ張る方向に引きずられるように向かう。
怪訝な顔をしながらついてくるヴァルカスと不安そうについてくるヴィオラ。
しばらく引っ張られるまま歩いていく。
しかし、このお城はかなり広いな…歩いてきた距離も長いが部屋数も半端じゃない。
こんなところに住んでいる人物というのも幽霊なんだろうか。
すると、ひとつの部屋の前で少女がとまる。
「ここ?」
少女は頷いてスッと姿を消した。
ルイはヴァルカスとヴィオラの方を見る。
「あ、開けるよ?」
「お…おう」
「う…うん」
きっと扉の向こうに待ち受ける人物こそが今回の依頼の『城に住む人物』だと三人は確信した。
案内された扉をルイがそっと開けた。
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