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第五章 落ち着くのは
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「前に、女に事欠いたことはないって言ったの覚えてるか。」
「うん、覚えてる。」
「だから俺、我慢したことねぇんだよ。いつだって呼べば直ぐ来る女がいた。そんな俺が、柚希が来てから一度も抱いてない。こんなに我慢したのは人生で初めてなんだよ。正直もう限界。出来る限り優しくするから、付き合ってくれる?」
そんなストレートなお願いに、俺は胸がドキッと鼓動を早くする。
俺は恥ずかしくなって顔を背けながらでも肯定の意を返した。
颯斗はベンチから徐に立ち上がり、俺に手を差し出してくれるので素直に握れば手を引かれて立たされ、そのままバイクのほうへと連れて行かれる。
颯斗の後ろに跨り乗れば、颯斗に連れられるがままになり、俺は知らないホテルへと連れてこられた。
この辺のホテルなど俺は1つも知らず、入ったことすらない。
勝手も分からない俺は颯斗に着いていくことしかできず、それに反して颯斗は慣れた手つきで無人の受付モニターでチェックインを済ませてエレベーターへと乗り込む。
俺はこれから起こるであろう出来事に、緊張と恥ずかしさで颯斗の顔を直視できず、ずっと俯き加減で歩いている。
そんな俺の首筋に、颯斗が突然指を滑らせた。
俺はびっくりして首をすくめて颯斗のほうへと顔を上げる。
すると颯斗は、余裕たっぷりで笑みを浮かべていた。
それに俺はよりいっそう恥ずかしくなってしまう。
「何、恥ずかしい?」
「恥ずかしいよ・・・。ホテルに来るのだって、初めてなのに。」
「初めてだったんだ。部屋選ばせてあげればよかったな。」
「いいよ、そんな余裕ない。颯斗は余裕そうでむかつく。」
「俺余裕そうに見える?」
「見えるよ。全然動じてないもん。」
そんな話をしているとエレベーターは目的の階につき、ライトが点滅している部屋へと入る。
俺は靴を脱いでスリッパに履きかえると、突然背後から腕が伸びてきて俺を抱きしめた。
「柚希には余裕そうに見えるかもしれないけど、俺だって緊張してる。分かる?この心臓の音。余裕なんてこれっぽっちもねぇよ。」
背中から伝わってくる鼓動の音は、毎日抱き合って眠っているからこそ早いことがよく分かった。
「うん、覚えてる。」
「だから俺、我慢したことねぇんだよ。いつだって呼べば直ぐ来る女がいた。そんな俺が、柚希が来てから一度も抱いてない。こんなに我慢したのは人生で初めてなんだよ。正直もう限界。出来る限り優しくするから、付き合ってくれる?」
そんなストレートなお願いに、俺は胸がドキッと鼓動を早くする。
俺は恥ずかしくなって顔を背けながらでも肯定の意を返した。
颯斗はベンチから徐に立ち上がり、俺に手を差し出してくれるので素直に握れば手を引かれて立たされ、そのままバイクのほうへと連れて行かれる。
颯斗の後ろに跨り乗れば、颯斗に連れられるがままになり、俺は知らないホテルへと連れてこられた。
この辺のホテルなど俺は1つも知らず、入ったことすらない。
勝手も分からない俺は颯斗に着いていくことしかできず、それに反して颯斗は慣れた手つきで無人の受付モニターでチェックインを済ませてエレベーターへと乗り込む。
俺はこれから起こるであろう出来事に、緊張と恥ずかしさで颯斗の顔を直視できず、ずっと俯き加減で歩いている。
そんな俺の首筋に、颯斗が突然指を滑らせた。
俺はびっくりして首をすくめて颯斗のほうへと顔を上げる。
すると颯斗は、余裕たっぷりで笑みを浮かべていた。
それに俺はよりいっそう恥ずかしくなってしまう。
「何、恥ずかしい?」
「恥ずかしいよ・・・。ホテルに来るのだって、初めてなのに。」
「初めてだったんだ。部屋選ばせてあげればよかったな。」
「いいよ、そんな余裕ない。颯斗は余裕そうでむかつく。」
「俺余裕そうに見える?」
「見えるよ。全然動じてないもん。」
そんな話をしているとエレベーターは目的の階につき、ライトが点滅している部屋へと入る。
俺は靴を脱いでスリッパに履きかえると、突然背後から腕が伸びてきて俺を抱きしめた。
「柚希には余裕そうに見えるかもしれないけど、俺だって緊張してる。分かる?この心臓の音。余裕なんてこれっぽっちもねぇよ。」
背中から伝わってくる鼓動の音は、毎日抱き合って眠っているからこそ早いことがよく分かった。
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