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最終章 人生最大の反抗
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「もう、結構行きつくしたな。明日どこ行きたい?」
今日は中心街をメインに散策していたこともあり、かなりの距離を歩いた俺たちは帰宅後直ぐにお風呂に入り、22時を過ぎたばかりだが既に布団に潜り込みながらそんな話をする。
「もう、ないかな。沢山連れて行ってもらったもん。十分過ぎるぐらい遊んだ。もう、帰らないといけないよね。」
俺たちのここでの生活は、もう1ヶ月が経とうとしている。
夏休みも残すところあと1週間もない。
タイムリミットはそこまで来ている。
「帰りたくないなら帰らなくていいんじゃない?ここで遊ぶところがないなら他の地に行けばいい。」
そう言って頭を撫でてくれる颯斗に、俺は首を振った。
「いつまでもこんな生活ができるわけじゃない。颯斗にこんなに沢山お金出してもらって、全部甘えきって、与え続けてもらうことはできない。」
「俺は別に構わねぇよ?金には困ってねぇし、柚希の為だったら何でもしてやる。」
「ダメだよ。そんな颯斗に甘えてたら、俺本当のダメ人間になっちゃう。颯斗なしでは何もできなくなっちゃう。」
「俺はその方がいいけどな。俺がいなきゃどこにも行けないぐらいが丁度いい。」
颯斗は冗談か本気なのか分からないトーンでそう言いながら笑った。
今のように颯斗に甘えていれば、きっと俺は親から身を隠しながら、何ならバイトぐらいなら働くことだって出来るだろう。
しかし、甘え続けるわけにはいかない。
颯斗には十分してもらった。
今度は、俺が返さなければいけない。
颯斗にだけではない。
東京で手を回してくれている智くんや亮、俺たちを逃がすために動いてくれた京介や多田たちにもこの恩は返さなければいけない。
みんなにこれだけしてもらって、俺はこの幸せを守り抜きたい。
そのためには、逃げ続けるわけにはいかないのだ。
「颯斗、ありがとね。俺のために沢山動いてくれて。俺、帰るよ。両親と戦う。颯斗たちと一緒に自由に暮らすために、俺戦うから。」
「本当にいいのか?迷ってるならまだいいんだぜ?」
「うぅん。もう迷ってない。颯斗たちのおかげで、俺強くなれたから。今なら戦える。」
「そっか。なら仕方がねぇな。帰ろう。」
そう言って颯斗は俺のことを抱きしめてくれる。
この温もりがあるからこそ、俺は戦える。
これだけのことをしてくれる人たちのために、戦いたいと、そう思えるのだ。
「それにしても残念だな。もう新しい隠れ蓑準備してたのに。」
「えっ?いつ?どこに?」
俺は想定外の颯斗の言葉に衝撃を受ける。
そんなこと一言も言っていなかったはずだ。
今日は中心街をメインに散策していたこともあり、かなりの距離を歩いた俺たちは帰宅後直ぐにお風呂に入り、22時を過ぎたばかりだが既に布団に潜り込みながらそんな話をする。
「もう、ないかな。沢山連れて行ってもらったもん。十分過ぎるぐらい遊んだ。もう、帰らないといけないよね。」
俺たちのここでの生活は、もう1ヶ月が経とうとしている。
夏休みも残すところあと1週間もない。
タイムリミットはそこまで来ている。
「帰りたくないなら帰らなくていいんじゃない?ここで遊ぶところがないなら他の地に行けばいい。」
そう言って頭を撫でてくれる颯斗に、俺は首を振った。
「いつまでもこんな生活ができるわけじゃない。颯斗にこんなに沢山お金出してもらって、全部甘えきって、与え続けてもらうことはできない。」
「俺は別に構わねぇよ?金には困ってねぇし、柚希の為だったら何でもしてやる。」
「ダメだよ。そんな颯斗に甘えてたら、俺本当のダメ人間になっちゃう。颯斗なしでは何もできなくなっちゃう。」
「俺はその方がいいけどな。俺がいなきゃどこにも行けないぐらいが丁度いい。」
颯斗は冗談か本気なのか分からないトーンでそう言いながら笑った。
今のように颯斗に甘えていれば、きっと俺は親から身を隠しながら、何ならバイトぐらいなら働くことだって出来るだろう。
しかし、甘え続けるわけにはいかない。
颯斗には十分してもらった。
今度は、俺が返さなければいけない。
颯斗にだけではない。
東京で手を回してくれている智くんや亮、俺たちを逃がすために動いてくれた京介や多田たちにもこの恩は返さなければいけない。
みんなにこれだけしてもらって、俺はこの幸せを守り抜きたい。
そのためには、逃げ続けるわけにはいかないのだ。
「颯斗、ありがとね。俺のために沢山動いてくれて。俺、帰るよ。両親と戦う。颯斗たちと一緒に自由に暮らすために、俺戦うから。」
「本当にいいのか?迷ってるならまだいいんだぜ?」
「うぅん。もう迷ってない。颯斗たちのおかげで、俺強くなれたから。今なら戦える。」
「そっか。なら仕方がねぇな。帰ろう。」
そう言って颯斗は俺のことを抱きしめてくれる。
この温もりがあるからこそ、俺は戦える。
これだけのことをしてくれる人たちのために、戦いたいと、そう思えるのだ。
「それにしても残念だな。もう新しい隠れ蓑準備してたのに。」
「えっ?いつ?どこに?」
俺は想定外の颯斗の言葉に衝撃を受ける。
そんなこと一言も言っていなかったはずだ。
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