【完結】従順な俺を壊して

川崎葵

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第二章 最強の男

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俺がおなか一杯になってもご飯は余っていたが、京介をメインに2人が綺麗に片付けてくれ、俺は面倒になる前にお皿を洗ってしまうことにした。

「いいよ亀、俺がする。ご飯作ってもらったし。」

「いいよ、そんなに大変なことでもないし。」

「遠慮はなし。押しかけたのは俺らなんだから。京介はお皿拭いて。」

「俺おなか一杯なのに。」

「それだけ食べたんだからそれぐらいしなよ。」

「分かってるって。」

そうして京介はおなかを擦りながらキッチンにきて、多田が洗い終えるのを話しながら待ち、手際よく洗われたお皿を京介が拭いていく。
だから俺は拭き終わったお皿を受け取り、食器棚へと片付けていった。

そうやって手分けして洗えば、3人分もあったお皿はあっという間に片付き、俺らはリビングでくつろぎながら2人が持ってきてくれたゲームで遊ぶことになった。
その時間は寮でみんなと一緒に生活をしているような感覚で、笑いの絶えない時間になった。

その時間は日付を越えても続き、1時を過ぎる頃になってやっと区切りがついた。

「実を言うとな、俺ら着替え持ってきてんだけど泊まっていい?」

「持ってきてるなら泊まる気満々じゃん。」

「嫌だって言われりゃちゃんと帰るよ。ダメ?」

「いいに決まってる。だけどお客さん用の布団は1組しかないから一人はソファーだよ?」

「むしろ客用の布団があることにびっくりだわ。俺ら別にその辺のカーペットで雑魚寝する予定だったし。」

「体痛くなるじゃん。布団どこに出す?部屋余ってるからそこに出してもいいけど。」

「どうせなら喋りながら寝たいじゃん。亀の寝室は?敷くの狭い?」

「敷けないことはないよ。じゃあ一人だけリビング?」

「だな。多田お前な。」

「何で俺だけのけ者にするの?それなら京介の布団に入れてよ。」

「お前でけぇから狭いんだよ。」

「そうは言うけど京介は寝相悪いじゃん。俺押し出すくせに。」

「だったら一緒に寝なきゃいいだろ。」

「2人の話し声聞きながら寝るなんて寂しすぎるじゃん。」

俺はそんな2人のやり取りに思わず笑ってしまう。
2人はそんな俺を見て何がおかしいのかと言わんばかりに首をかしげている。

「ごめん、2人があまりにも仲良すぎて楽しくなっちゃった。2人で一緒に寝ることには抵抗ないんだね。」

「まぁ幼馴染だからよく互いの家に泊まってたしな。俺ん家なんか兄弟多いから布団敷くスペースもねぇし、一緒の布団に押し込められてたから。」

「俺の家も来客用の布団なんてなかったから。でも本当に寝相悪いんだよ?」

「だからお前一人で寝ろって言ってるだろ。」

「それよりも一人のほうが嫌に決まってるでしょ。」

「もう好きにするといいよ。俺は人と同じ布団じゃ落ち着いて寝れないからごめんね。お風呂ためてくるよ。」

俺は2人の小競り合いを尻目にお風呂の準備をし、一応客間という名目の空き部屋から布団を運んで俺の寝室の床に敷く。

その頃には2人の話も決着がついたようで、戻った時には違う話をしていた。
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