姉貴のBL本に転生(?)したっぽいんだけどオメガバースって何っ!?

黒咲ゆかり

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8.心配

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「………………ん…」



「………誠?…起きたのか。」


頭痛のする頭に響くゆうの声と
ひんやりとした感覚。

何があったんだっけ…………。

?!

そうだっ!!!あのガタイのいい男めぇっ…
よくも気絶するレベルの力で殴りやがったなっ?!

こっちは手加減してやったのにっ…


「…ゆう………Ωの奴は?」


「…あぁ、もうさっき早退したぞ。」


「………そっか…よかっ」


「お前さぁ?……俺は止めたよな?
行くなって。」

やばい。これはっ…………怒ってるやつや。
当たり前だけどっ、自業自得だけどっ!!

「……ごっ…ごめん…………もっ、もしかして!心配しちゃった??…なんてっ…俺は主人公なんだからさ、大体なんとかなるって!」

沈黙が氷枕よりも冷たく感じるっ…。

俺は、布団を頭まで被る。


「……………………普通にしたんだけど。」


「………………んぇ?」


「……………………心配。」


?!?!?!?!?!


おっ、おぉ……いきなりっシーン入ったのかよっ


「…………………………え…ありがとう?」


やべぇ…どっちか分かんねぇから
どんな顔してるか、めっちゃ気になるっ…

ゆっくりと布団の端から片目だけ出す。

家政婦は見たっ!

シーンなのか…またはこいつの本音か


「……………………どっち?」



わぁお…新顔っ。
新顔の使い方違うけどっ

怒っているような…困っている?ような…
これが心配の顔なのか???


「…………両方。」

目が合った。


やっっば!!!

家政婦バレたっ…


「………………っ。」

もしや神様…………

こ、こいつは意外に良い奴だったりしないかっ?!


「あんま、あーゆー無茶すんなよな。
シナリオが複雑になったら面倒だ。」


やっぱ、良い奴じゃないっ!!!

あぶないあぶないっ、騙されるところだったぜ……。

「…………まぁ、お前は落ち着いたら、今日授業でねぇーで帰れよ」


「………………お、おう。了解」


なんっか…調子狂うぜ。


「…………俺は、シーンがまだ残ってるっぽいからなぁ?ちょっと遊んでくるよ。
…………ひひっ」


?!


なんっっつーサイコパスな笑み。


顔綺麗だから余計こわいっ。







◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆








「…………ふぁっ…寝みぃ~」


昨日はまだ慣れてない学校で現実的ではない自体に遭遇したんだ…そりゃ疲れる。



「おはよっ!平塚…………?だっけ?」

誰だこいつ。

ふと、周りを見るとクラスメイトに囲まれていた。

なっ、何だこの状況?!

「…………そうだけど。…ぇ、なにこれ。」


もしかしてっ!昨日俺を殴ったやつの仲間だったりするか?!

「……ぃやあっ、昨日学校中大騒ぎだったろ?ヒートのせいで」


「……ぉお?あぁ……そうだな」


「その騒ぎを止めたのお前らしいじゃねぇ~かっ!βのお前が発情した‪α‬相手によく立ち向かえたなって!すげぇーよ、その勇気!!!」


うんうん、と、俺を囲うやつらがうなずく。


まぁ…………俺は、世間知らずなだけだけどなぁ…

こいつらの当たり前とか、俺にはまだ分かんねぇし。


「おぉ、サンキュ?」


そして、続けて言う。



「しかも!!!その‪α‬病院送りになったらしいじゃねぇかっ…いやぁ、そんな奇跡があるんだなぁら …βが‪α‬をって」


?!


ちょっと待て…病院…送りぃぃい?!


いや、俺はむしろあいつにやられて気絶したんだけどっ…


ま     さ     か   •  •  •  •


ゆっくりと振り返る。



そこにはニヤッとサイコパスフェイスで笑う
爽やかな少年がいた。





おっ…………まぇかぁぁぁあっ!!!!




シーンってその事かよっ!!!









いや…でも、キャラ的にそんな野蛮なシーンあっていいのか…………???
















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