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第3章 貴族離脱時代

第111話 アナスタシア陣営のTOP会議 後編

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「なぜ、エリザベスはそんなに自信満々なの?」
「それは、私が貴族になった時からずっと一緒なんだけど、
 ノブシゲの事が大好きだからだよ」

「意味わかんない」
「今まで、ずっと領土を大きくするのに努力してきた。
 これは、ノブシゲの為なんだよ」

「僕の為?」
「うん。ノブシゲの為。
 アナスタシアは、どう思っていたかわからないけど、
 今まで、どの派閥にも所属しなかったのは、ビスマルク侯爵の意思を受け継いだ
 部分もあるけど、ノブシゲを王様にする為だよ」

「えっ!そうなの?」
「えっ!そうなのか?
 なんで僕を王様に?」

「ノブシゲが評価されて欲しいの。
 その為になら、何でもするわ」
「ありがとう。けど、僕は王様なんて興味ないよ」

「そうかもしれないけど、私を助けてくれたあのノブシゲが好きなの。
 その時ノブシゲが王様になったら良い社会になると信じているの。
 ノブシゲは大変かもしれないけど、頑張ってほしいなぁ」
「わかった。みんなの為にもなると思うし、頑張るけど・・・。
 アナスタシアの気持ちはどうなの?」

「私の気持ちは・・・。
 個人的にはちょっと寂しいかな?」
「寂しい?」

「はい。だって、マーガレット王女に取られてしまう感じなので・・・」
「そうか・・・」

「でも、王様になったら、側室に入れてくださいね」
「それは良いけど・・・。
 本当にそれで良いの?」

「はい」
 
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