[1分読書] 高校生 家を買う そして同棲する・・・

無責任

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5章 大学生活(妊娠、そして・・・)

第2話 告白・・・

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「信繁、ちょっと良い?」
星華の顔が暗い。

「うん。どうしたの?」
何があったの?
もしかして、別れ?

そんなの嫌だよ。
僕。
何が悪かったの?

「突然なんだけど、子供ができたみたい・・・」
「えっ・・・。
 そうか・・・。
 星華の中で結論は出ているの?」

「うん。
 一応。
 堕ろそうかなぁと・・・」

・・・

なんか、星華に元気がない。
少し悲しそうな表情な気がする。

・・・

「本当にそれで良いの?
 正直、僕はまだ、結論は出ていない。
 けど、安易に堕ろす選択肢は駄目な気がする」
「ならどうするのよ!
 生活もあるんだよ」
星華が怒ってる。

「ごめん。
 けど、お金の問題だけなら、なんとかなると思う」

「生活費もいるし、学費も・・・。
 産むなら、私は今後、働けない可能性もあるんだよ」

「うん。
 それでも・・・。
 逆にいくらあれば良い?」

「えっ。わからないけど・・・」

・・・

沈黙が・・・

・・・

大学費用で数百万。
それなら・・・。

「1,000万円ぐらい?」

「それなら、5,000万円あったらどうする?」
「ご、5,000万円!?
 えっ、そんなに!?
 たとえ話だよね」

「本当にあるよ」

・・・。

「なら・・・、産んでも良いのかなぁ?
 けど、良いの?」

「もちろん。
 僕には責任をとる義務がある。
 それだけではなく・・・、それ以上に、僕は星華が好きだ。
 いつでも星華と結婚したいと思っていた。
 僕には星華のいない生活は想像がつかない。
 大学卒業したらプロポーズしたいと思っていた。
 それが少し早まっただけ・・・。
 だから、僕と結婚して欲しい。
 けど、今回、星華が産みたくないなら、無理強いはしないけどね」

「ちょっと、迷っても良い?」
「うん。
 迷うのは良いけど、病院は早く行こう」
「うん」

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