甘える君は可愛い

希紫瑠音

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年下ワンコはご主人様が好き

18・久世

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※※※

 部屋に入るなり、すぐに波多を求めた。

 シャワーを浴びたいという言葉は、キスでふさいでしまう。

 このままの波多を食べたい。そう告げれば、仕方なさそうに頷いてくれた。

「んっ、大輝、そんなに触られたら」
「そんなことを言って、いやらしい身体をしているんですから、いっぱい触ってあげないと満足できないでしょ?」
「いやらしくなんて、ない」

 目元を赤く染めながら睨みつけられ、それが可愛くてもっと意地悪なことを言いたくなってしまう。

「へぇ、でも、気持ち良いっていってますよ? 身体は正直ですよね」

 トン、と胸の真ん中を指で叩き、こことは違うという。

「うるさいっ」
「そんな翔真さんも好きですから良いんですけど」

 素直じゃない所も含めて好きだ。

 ゆっくりと肌を撫で、口角を上げる。

 その表情を惚けた顔で見つめる波多に、芯が震えて熱があがる。

「もうっ、可愛すぎます、その反応!」
「お前が、俺をそうさせるんだろうが」

 顔を隠すようにぎゅっと首に腕を回してしがみつかれ、背中を撫でる。

「顔が見えませんよ」
「見なくていい」
「嫌です。顔を見せてください」

 顎を掴み顔を上向きにさせる。

「やっ」

 ふるっと首を振り、その手から逃れようとする波多に、深く口づける。

「んふ」

 水音をたてながら舌を絡めて蕩けあい、そして糸を引きながら唇が離れる。

「はぁ、翔真さん」

 額同士をくっつけ、頬を両手で包む。

「後、良いですか?」
「……あぁ」

 鞄の中にあるから、と言われて、久世はそれを取りにベッドから降り、紙袋に入った物を取り出して中身を見る。

「持ってきてくれたんですね」
「あぁ」

 実は自分も準備はしてあるのだが、波多が自分との行為のために用意してくれたことが嬉しくてそれを使わせてもらう。

「あれ、使用済……?」

 半分は使ってある透明な液を見つめ、波多は恥ずかしそうな表情を浮かべる。

「もしかして、ここ、慣らしてくれたんですか?」
「そんなのどうだっていいだろ! ていうか、お前以外の男に使ったのかもしれないだろ」

 そっちを疑えよと波多は言うが、先ほどの反応もだけれど、わざわざそんなことを言う時点でそれはないだろう。

「それはないので。ねぇ、翔真さんの口からちゃんと聞きたい」
「……! そうだよ、いざって時に俺のせいで挿入できなかったら嫌だからだっ」

 恥ずかしそうに顔を真っ赤にし、涙目で睨みつける。

(あぁ、もう、この人は! どれだけ俺をキュン死させるんですか!!)

 たまらず、久世は波多の脚を掴んで開く。

「うわっ、お前、いきなり」
「翔真さん、ありがとうございます。俺、頑張りますね」
「え、いや、そんなには頑張らなくても……、ひやぁっ」

 ローションをたらして中へと指を入れてほぐしながら良い所を探っていれば、波多の身体がビクッと飛び跳ねた。

「んぁっ」
「ここ、良いんですね」

 目を弓なりに細めて唇をぺろりと舐める。

「んんっ、よせ、そこばっかりっ」
「翔真さんの良い所、ちゃんと覚えておきたいんです」

 さらに指を増やして弄れば、

「もう充分だろうが! もう、お前のをよこしやがれ」

 涙目を浮かべ、後ろをひくつかせる。

 誘っているとしか思えない、その姿がたまらない。

「はい。美味しく召し上がってくださいね?」

 たちあがったモノを後ろに宛がうと、中へとゆっくり挿入する。

「しょーまさんの中」

 すんなりと咥え込む、波多の中は熱くそして柔らかい。

「きつく、ないか?」
「大丈夫ですよ。貴方が俺のを受け入れるために頑張ってくれたお蔭です」
「そうか」

 ホッとした表情を浮かべる波多に、胸がきゅっと締め付けられる。

 こんなにも愛おしい人はいない。

「翔真さんのことが好きすぎてどうにかなりそうです」
「はっ、お前は、既に、どうにかなってる、だろうが」

 俺を満足させろよ、と、ニィと口角を上げる波多に、

「はい、全身全霊をかけて」

 ニッコリと良い笑みを浮かべ、激しく中を突きはじめた。
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