34 / 59
上司と部下の「恋」模様
3・八潮
しおりを挟む
残業を終え、三木本と途中で食事をして帰ろうかと思っていた所に、他の部署の友人らしき男が来て一緒に飲む約束をしているという。
残念だと思いながら先に会社を出たのだが、駅に向かう途中で携帯電話を忘れてしまった事に気が付き会社に引き返した。
フロアに明かりが灯っており、まだ帰っていないのかと姿を探すが見つからず。ミーティングルームのドアが半開きとなっており、そこから明かりが漏れていた。
何か探し物でもしているのだろうか?
黙って帰るのもと思い、声を掛けていこうかと顔を覗かせば、テーブルの上に組み敷かれる男と組み敷く男がおり、しかも互いにズボンを穿いておらず、何をしていたか一目瞭然だ。
「え、君達……!」
「な、八潮課長」
一人の男は慌ててズボンを履き、もう一人を置いて部屋を出ていく。
残された男は慌てる事無く、身を起こしてズボンを拾い上げる。
「……ノックぐらいしてくださいよ」
髪を掻き揚げてため息をひとつ。
「あ、あぁ。そうだね」
逆にこちらの方が慌ててしまう。
三木本はシャツ一枚という姿で、色気があり目が離せない。
「いつまでそうしているつもりです?」
シャツからちらりと覗かせる、三木本の前のモノは、はちきれんばかりに膨らんでいる。
「あ……、うん。というか君の、辛そうだね」
「一人になったら始末しますんで。ちゃんと掃除もしておきますから」
あまりにも平然とした態度をとるから、八潮は三木本のことを少し困らせたくなった。
「ねぇ、イく所、見せてくれないかな?」
どんな反応を見せるのだろうか。
「悪趣味ですね」
目を見開いて八潮を見た後、ふぅとため息をついて呆れた顔をする。
流石に引いたかなと、冗談だよと言おうと口を開きかけた所で、
「良いですよ。ただし、手伝ってもらった方がもっと興奮できるし乱れた姿を見せられると思いますが……、どうでしょう?」
まるで仕事をしている時のように真面目な顔で言われて思わず頷いてしまった。
「では、俺の後ろを弄って頂けますか?」
前だけじゃ物足りないんで、と、耳元に囁かれてゾクゾクと甘く痺れる。
意外だ。三木本のこともだが、素直に手を伸ばす自分のこともだ。
中はとても柔らかく、すんなりと指を咥えていく。
「君は……、いつも、ああいうことをしているの?」
「会社でって意味ですか? だとしたらしていません。どうも相手を怒らせてしまったようで」
「何をしたんだい」
「そこまで言う必要ありますかね?」
結局、それについては口にせず、指をさらに増やせば背を反らし腰を揺らす。
「あっ、あぁっ、そこ」
目元を潤ませ、声を上げる。それが色っぽくてとても可愛い。
前も弄ってやれば、程なくして欲を放ち八潮にもたれかかる。
「はぁっ」
「気持ち良かったかい?」
「えぇ」
じっと八潮を熱く見つめてくる。
「俺、課長の、欲しい、です」
甘えるように胸に頬を摺り寄せる姿に、久しぶりに胸の高鳴りを感じた。
「イイよ」
こんな風に甘えるのか、彼は。
いつもは怖い目も、トロンとしていて色気を感じる。
「僕のこれを使うの、久しぶりだからね、役に立つか解らないけれど」
スーツのズボンを下ろせば、三木本がジッと見つめている。
「そんなに見られると恥ずかしいよ。立派なモンじゃないし」
「そんなことないです。やしおさんの、ください」
テーブルに伏せて尻を突き出す三木本の、その中へと挿入すれば、八潮のモノを深い所まで咥え込んだ。
行為自体が久しぶりで、しかも男同士は初めての経験なのだが、抜かないでと甘えながらしめつけらて、抜かずにもう一度していた。
気持ち良い余韻の中、さっきまで善がっていた三木本の身体が離れていく。
「ん、三木本君?」
「後始末するんで。先に帰ってください」
さっきまでの可愛い姿はもう無く、仕事の時のような彼である。だが、流石に先ほどまで八潮に突っ込まれていたのだ。中腰は辛いだろう。
「いや、僕がするよ」
と申し出るが、
「いえ。上司にやらせるなんて出来ません」
一人で後片付けをはじめてしまい、八潮はぽつんと残される。
先ほどまでのあまりのギャップ差に悲しみまで感じる。
「……じゃぁ、帰るね」
そう声を掛けてミーティングルームを後にした。
残念だと思いながら先に会社を出たのだが、駅に向かう途中で携帯電話を忘れてしまった事に気が付き会社に引き返した。
フロアに明かりが灯っており、まだ帰っていないのかと姿を探すが見つからず。ミーティングルームのドアが半開きとなっており、そこから明かりが漏れていた。
何か探し物でもしているのだろうか?
黙って帰るのもと思い、声を掛けていこうかと顔を覗かせば、テーブルの上に組み敷かれる男と組み敷く男がおり、しかも互いにズボンを穿いておらず、何をしていたか一目瞭然だ。
「え、君達……!」
「な、八潮課長」
一人の男は慌ててズボンを履き、もう一人を置いて部屋を出ていく。
残された男は慌てる事無く、身を起こしてズボンを拾い上げる。
「……ノックぐらいしてくださいよ」
髪を掻き揚げてため息をひとつ。
「あ、あぁ。そうだね」
逆にこちらの方が慌ててしまう。
三木本はシャツ一枚という姿で、色気があり目が離せない。
「いつまでそうしているつもりです?」
シャツからちらりと覗かせる、三木本の前のモノは、はちきれんばかりに膨らんでいる。
「あ……、うん。というか君の、辛そうだね」
「一人になったら始末しますんで。ちゃんと掃除もしておきますから」
あまりにも平然とした態度をとるから、八潮は三木本のことを少し困らせたくなった。
「ねぇ、イく所、見せてくれないかな?」
どんな反応を見せるのだろうか。
「悪趣味ですね」
目を見開いて八潮を見た後、ふぅとため息をついて呆れた顔をする。
流石に引いたかなと、冗談だよと言おうと口を開きかけた所で、
「良いですよ。ただし、手伝ってもらった方がもっと興奮できるし乱れた姿を見せられると思いますが……、どうでしょう?」
まるで仕事をしている時のように真面目な顔で言われて思わず頷いてしまった。
「では、俺の後ろを弄って頂けますか?」
前だけじゃ物足りないんで、と、耳元に囁かれてゾクゾクと甘く痺れる。
意外だ。三木本のこともだが、素直に手を伸ばす自分のこともだ。
中はとても柔らかく、すんなりと指を咥えていく。
「君は……、いつも、ああいうことをしているの?」
「会社でって意味ですか? だとしたらしていません。どうも相手を怒らせてしまったようで」
「何をしたんだい」
「そこまで言う必要ありますかね?」
結局、それについては口にせず、指をさらに増やせば背を反らし腰を揺らす。
「あっ、あぁっ、そこ」
目元を潤ませ、声を上げる。それが色っぽくてとても可愛い。
前も弄ってやれば、程なくして欲を放ち八潮にもたれかかる。
「はぁっ」
「気持ち良かったかい?」
「えぇ」
じっと八潮を熱く見つめてくる。
「俺、課長の、欲しい、です」
甘えるように胸に頬を摺り寄せる姿に、久しぶりに胸の高鳴りを感じた。
「イイよ」
こんな風に甘えるのか、彼は。
いつもは怖い目も、トロンとしていて色気を感じる。
「僕のこれを使うの、久しぶりだからね、役に立つか解らないけれど」
スーツのズボンを下ろせば、三木本がジッと見つめている。
「そんなに見られると恥ずかしいよ。立派なモンじゃないし」
「そんなことないです。やしおさんの、ください」
テーブルに伏せて尻を突き出す三木本の、その中へと挿入すれば、八潮のモノを深い所まで咥え込んだ。
行為自体が久しぶりで、しかも男同士は初めての経験なのだが、抜かないでと甘えながらしめつけらて、抜かずにもう一度していた。
気持ち良い余韻の中、さっきまで善がっていた三木本の身体が離れていく。
「ん、三木本君?」
「後始末するんで。先に帰ってください」
さっきまでの可愛い姿はもう無く、仕事の時のような彼である。だが、流石に先ほどまで八潮に突っ込まれていたのだ。中腰は辛いだろう。
「いや、僕がするよ」
と申し出るが、
「いえ。上司にやらせるなんて出来ません」
一人で後片付けをはじめてしまい、八潮はぽつんと残される。
先ほどまでのあまりのギャップ差に悲しみまで感じる。
「……じゃぁ、帰るね」
そう声を掛けてミーティングルームを後にした。
0
あなたにおすすめの小説
有能課長のあり得ない秘密
みなみ ゆうき
BL
地方の支社から本社の有能課長のプロジェクトチームに配属された男は、ある日ミーティングルームで課長のとんでもない姿を目撃してしまう。
しかもそれを見てしまったことが課長にバレて、何故か男のほうが弱味を握られたかのようにいいなりになるはめに……。
エリート上司に完全に落とされるまで
琴音
BL
大手食品会社営業の楠木 智也(26)はある日会社の上司一ノ瀬 和樹(34)に告白されて付き合うことになった。
彼は会社ではよくわかんない、掴みどころのない不思議な人だった。スペックは申し分なく有能。いつもニコニコしててチームの空気はいい。俺はそんな彼が分からなくて距離を置いていたんだ。まあ、俺は問題児と会社では思われてるから、変にみんなと仲良くなりたいとも思ってはいなかった。その事情は一ノ瀬は知っている。なのに告白してくるとはいい度胸だと思う。
そんな彼と俺は上手くやれるのか不安の中スタート。俺は彼との付き合いの中で苦悩し、愛されて溺れていったんだ。
社会人同士の年の差カップルのお話です。智也は優柔不断で行き当たりばったり。自分の心すらよくわかってない。そんな智也を和樹は溺愛する。自分の男の本能をくすぐる智也が愛しくて堪らなくて、自分を知って欲しいが先行し過ぎていた。結果智也が不安に思っていることを見落とし、智也去ってしまう結果に。この後和樹は智也を取り戻せるのか。
【完結・BL】胃袋と掴まれただけでなく、心も身体も掴まれそうなんだが!?【弁当屋×サラリーマン】
彩華
BL
俺の名前は水野圭。年は25。
自慢じゃないが、年齢=彼女いない歴。まだ魔法使いになるまでには、余裕がある年。人並の人生を歩んでいるが、これといった楽しみが無い。ただ食べることは好きなので、せめて夕食くらいは……と美味しい弁当を買ったりしているつもりだが!(結局弁当なのかというのは、お愛嬌ということで)
だがそんなある日。いつものスーパーで弁当を買えなかった俺はワンチャンいつもと違う店に寄ってみたが……────。
凄い! 美味そうな弁当が並んでいる!
凄い! 店員もイケメン!
と、実は穴場? な店を見つけたわけで。
(今度からこの店で弁当を買おう)
浮かれていた俺は、夕飯は美味い弁当を食べれてハッピ~! な日々。店員さんにも顔を覚えられ、名前を聞かれ……?
「胃袋掴みたいなぁ」
その一言が、どんな意味があったなんて、俺は知る由もなかった。
******
そんな感じの健全なBLを緩く、短く出来ればいいなと思っています
お気軽にコメント頂けると嬉しいです
■表紙お借りしました
番を拒み続けるΩと、執着を隠しきれないαが同じ学園で再会したら逃げ場がなくなった話 ――優等生αの過保護な束縛は恋か支配か
雪兎
BL
第二性が存在する世界。
Ωであることを隠し、平穏な学園生活を送ろうと決めていた転校生・湊。
しかし入学初日、彼の前に現れたのは――
幼い頃に「番になろう」と言ってきた幼馴染のα・蓮だった。
成績優秀、容姿端麗、生徒から絶大な信頼を集める完璧なα。
だが湊だけが知っている。
彼が異常なほど執着深いことを。
「大丈夫、全部管理してあげる」
「君が困らないようにしてるだけだよ」
座席、時間割、交友関係、体調管理。
いつの間にか整えられていく環境。
逃げ場のない距離。
番を拒みたいΩと、手放す気のないα。
これは保護か、それとも束縛か。
閉じた学園の中で、二人の関係は静かに歪み始める――。
死ぬほど嫌いな上司と付き合いました【完結】
三宅スズ
BL
社会人3年目の皆川涼介(みながわりょうすけ)25歳。
皆川涼介の上司、瀧本樹(たきもといつき)28歳。
涼介はとにかく樹のことが苦手だし、嫌いだし、話すのも嫌だし、絶対に自分とは釣り合わないと思っていたが‥‥
上司×部下BL
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる