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上司と部下の「恋」模様
4・三木本
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先ほどから着信がしつこい。三木本のより二つ年上の男。
三木本が残業をしていることを知っているのは、同じ会社で上の階のフロアにいるからだ。
一度は残業だから会えないと連絡を入れたのだが、彼もまた残業をして自分を待っているという。
冗談じゃない。
このメールを見なかったふりをして帰ろうと思っていたのに、何故かここに彼の姿がある。
「三木本と一緒に飲む約束をしているんです」
と告げ、八潮と一緒に帰ろうと思っていたところを邪魔をされた。
しかも彼の目的は酒ではなく三木本との身体であり、それを拒否するために、
「八潮さんも一緒に……」
と誘うが、八潮は二人で行っておいでとフロアを出て行ってしまった。
彼と二人きりになり、気分が乗らないからと断るが、
「三木本、何、帰ろうとしてんだよ」
待っていたのにと、怒った彼に胸倉をつかまれてしまう。
「アンタと寝る気がないんでね」
そうキッパリ答えると、彼は逆上してミーティングルームに三木本を連れて行き、ムリヤリ身体を繋げようとする。
抵抗したが、体格差もあり力では敵わず。もうどうにでもなれと諦めて力を抜いた。
それからはされるがままの状態で、ズボンを下ろされて中へと突っ込まれそうになっていた所に八潮が現れたのだ。
相手は自分を置いて帰ってしまい、残された三木本は平常心を装いつつも実際は動揺していた。
よりによって八潮に見られてしまうなんて。
情事を目にしてしまった彼も驚いてはいたが、そのうち、珍しい姿を見たとばかりに、楽しそう口元に笑みを浮かべて。イく所をみたいと言われ、胸が高鳴った。
誰よりも愛おしいと思う人にそう言われたのだから。
だから手伝ってほしいとダメもとで言ったら、八潮はノリ気で応えてくれて、誰とするよりも感じてしまった。
八潮の匂いを嗅ぎながら、その手でいけるなんて夢の様だ。
指だけでなく八潮のモノが欲しい。
その願いもかなえてくれた。
彼は甘えてくれる子が昔から好きだ。自分はそういうタイプではないので今まで甘えたことが無い。だから珍しく甘える三木本に興味をもったのだろう。
その行為自体には、本当に欲しいものは含まれていない。それでも、嬉しいことには変わりはないのだ。
後始末を終えてフロアの灯りを消してエレベーターに乗り込む。少し腰がだるいなとさすりながら歩いていると、ロビーのソファーで待つ八潮の姿がある。
「先に帰っていいと言いませんでしたか?」
「うん。でも、一緒に帰りたかったから」
と肩の上に手を置く。
「そうですか」
嬉しいと、ここで素直にそう口にして抱きついたら、八潮は可愛いと思ってくれるのだろうか。
だが、気持ちを素直に出せずにつれない態度をとってしまう。
可愛げがないのは解っているが、自分には無理だ。
「身体は平気かい?」
「はい。優しくしてくれたんで」
「そう」
くしゃっと頭を撫でられ、胸がきゅっと締め付けられる。
それから駅に着くまで先ほどの行為について触れることはなく、ホームが違うので途中で別れる。
「じゃぁ、また明日ね」
「はい。お疲れ様でした」
頭を軽く下げて、ホームに向かい電車を待つ。
まだ奥の方に八潮の名残を感じ、頬が熱くなってくる。
「本当に、あの人と……」
ずっとこうしたいと思っていた。彼を思いながら抜いたときもあった。
「八潮さん」
彼とまた繋ぎあえるのならば、興味本位でもかまわない。また、この体を求めてもらえたら嬉しい。
三木本が残業をしていることを知っているのは、同じ会社で上の階のフロアにいるからだ。
一度は残業だから会えないと連絡を入れたのだが、彼もまた残業をして自分を待っているという。
冗談じゃない。
このメールを見なかったふりをして帰ろうと思っていたのに、何故かここに彼の姿がある。
「三木本と一緒に飲む約束をしているんです」
と告げ、八潮と一緒に帰ろうと思っていたところを邪魔をされた。
しかも彼の目的は酒ではなく三木本との身体であり、それを拒否するために、
「八潮さんも一緒に……」
と誘うが、八潮は二人で行っておいでとフロアを出て行ってしまった。
彼と二人きりになり、気分が乗らないからと断るが、
「三木本、何、帰ろうとしてんだよ」
待っていたのにと、怒った彼に胸倉をつかまれてしまう。
「アンタと寝る気がないんでね」
そうキッパリ答えると、彼は逆上してミーティングルームに三木本を連れて行き、ムリヤリ身体を繋げようとする。
抵抗したが、体格差もあり力では敵わず。もうどうにでもなれと諦めて力を抜いた。
それからはされるがままの状態で、ズボンを下ろされて中へと突っ込まれそうになっていた所に八潮が現れたのだ。
相手は自分を置いて帰ってしまい、残された三木本は平常心を装いつつも実際は動揺していた。
よりによって八潮に見られてしまうなんて。
情事を目にしてしまった彼も驚いてはいたが、そのうち、珍しい姿を見たとばかりに、楽しそう口元に笑みを浮かべて。イく所をみたいと言われ、胸が高鳴った。
誰よりも愛おしいと思う人にそう言われたのだから。
だから手伝ってほしいとダメもとで言ったら、八潮はノリ気で応えてくれて、誰とするよりも感じてしまった。
八潮の匂いを嗅ぎながら、その手でいけるなんて夢の様だ。
指だけでなく八潮のモノが欲しい。
その願いもかなえてくれた。
彼は甘えてくれる子が昔から好きだ。自分はそういうタイプではないので今まで甘えたことが無い。だから珍しく甘える三木本に興味をもったのだろう。
その行為自体には、本当に欲しいものは含まれていない。それでも、嬉しいことには変わりはないのだ。
後始末を終えてフロアの灯りを消してエレベーターに乗り込む。少し腰がだるいなとさすりながら歩いていると、ロビーのソファーで待つ八潮の姿がある。
「先に帰っていいと言いませんでしたか?」
「うん。でも、一緒に帰りたかったから」
と肩の上に手を置く。
「そうですか」
嬉しいと、ここで素直にそう口にして抱きついたら、八潮は可愛いと思ってくれるのだろうか。
だが、気持ちを素直に出せずにつれない態度をとってしまう。
可愛げがないのは解っているが、自分には無理だ。
「身体は平気かい?」
「はい。優しくしてくれたんで」
「そう」
くしゃっと頭を撫でられ、胸がきゅっと締め付けられる。
それから駅に着くまで先ほどの行為について触れることはなく、ホームが違うので途中で別れる。
「じゃぁ、また明日ね」
「はい。お疲れ様でした」
頭を軽く下げて、ホームに向かい電車を待つ。
まだ奥の方に八潮の名残を感じ、頬が熱くなってくる。
「本当に、あの人と……」
ずっとこうしたいと思っていた。彼を思いながら抜いたときもあった。
「八潮さん」
彼とまた繋ぎあえるのならば、興味本位でもかまわない。また、この体を求めてもらえたら嬉しい。
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