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無口な彼は甘いものが好き
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結局、その理由もきけないままだったなと、目つきの悪いあの人の姿を思い浮かべて、頭の中から振り払うように頭を振るう。
「違うって?」
「あ、いいえ。林さんはガタイが良いですものね」
決して太っている訳でない。だが、自分よりも上にも横にも大きい。
「やっぱ、アレもおっきいですね」
「そうか?」
じっと股間をみられ、そうだなと納得された。
「言っときますけど、俺のが小さいってわけじゃないですからね」
「ははっ、必死だな」
笑い声をあげる林に清宮は驚く。意外と可愛い笑顔に胸がきゅっとなる。
「もうっ」
林のモノに手を添えて擦りあげれば、びくっと身体がふるえて口元に手を当てる。
「ふ、きよみや、お前のも」
「そうでしたね」
ぐりっと押し付けて互いのをこすりあわせる。
「んっ、あつい」
「清宮、俺のシャツを噛め」
そうすれば声がもれないと言われ、それよりもと唇をふさぐ。林の口内は、先ほどまで吸っていた煙草の味がする。
「んふ」
くちゅくちゅと上から下から水音がし、かたくなったモノは感じやすく、気持ち良さに高揚する。
それは林も同じで、びくびくと震えながら大きなものをさらに大きくさせ、だらだらと涎を垂らす。
「ふぁ」
互いの放ったもので太腿が濡れる。
大きく息を吐き、肩に額をくっつければ、髪を撫でてくれる。
「良かったぞ」
「俺もです」
林の上から降りてティッシュでふき取りズボンを穿く。
「また、したい」
手を握られ、じっと自分を見つめる林に、頷いてこたえる。
今度は声を我慢することなく抱き合いたいと思ってしまったから。
「戻るか」
「そうですね」
布団にはいり、良く寝ている子供たちを眺める。
「二人ともぐっすりですね」
「起きなくてよかったな」
そう、口を指さされて、声の事を言われているのだと気がついて頬が熱くなる。
「変な事言わないでくだ……、んっ」
うるさいといわんばかりに口づけでふさぎ、腕の中へと抱きかえられる。
「おやすみ」
唇が離れ、そういうと腕が離れて背を向ける。
少しだけ寂しさを感じてその背中にくっつけば、林は何も言わずにそのままにさせてくれた。
次の日、抱き枕状態になっており、その腕から懸命に抜け出る。
既に起きて朝食の準備をしている沙世に挨拶をする。
「あらあら、もしかして賢ちゃんの寝相が悪くて起きちゃったかしら?」
「抱き枕状態になってました」
と笑いながら言えば、大変だったわねと沙世もクスクスと笑い声をあげる。
「あの子が実家にお友達を泊めるなんてはじめてなのよ。利成君の事を余程気に入っているのね」
「そうなんですか?」
それが素直に嬉しいと思えるほどに清宮も林の事が好きだ。
「これからも仲良くしてあげてね。あの子、あんなだから心配なの」
「はい」
「二人で何を話しているんだ」
「あら、賢ちゃんおはよう」
「おはようございます」
眠そうに眼を擦りながら背中を丸めて台所の出入り口に立つ。
「うふふ、賢ちゃんは台所に立ち入り禁止でしょ。顔を洗ってらっしゃいな。利 成君、お手伝いしてくれるかしら?」
「はい」
林も沙世には逆らえない様で素直に洗面所へと向かっていく。その間、清宮は朝ご飯の準備の手伝いをした。
沙世の作る朝食は絶品だった。朝から焼き立てのだし巻き卵が食べれるなんて。
「清宮が居ると朝食が豪華だ」
「あらあら、賢ちゃん?」
ニッコリ笑っているけど目が笑ってない。
「あー、賢介クン、お母さんを怒らせるようなこと言って」
「あははは」
こんなに楽しい朝食は久しぶりだ。
ふ、と、林と目が合い、彼は優しく微笑んでいた。
それに気が付き肩を強張らせ、熱くなる顔を下へと向ける。
やたらにかっこよく見えるのはどうしてだろう。
意識してしまうから食べる方に集中すれば、のどに詰まり咽てしまった。
「大丈夫?」
沙世が水を持ってきてくれ、結衣が背中をさすってくれる。
「げほ、すみません、もう、だいじょうぶ……」
「ゆっくり食えよ」
と、いつもの変わらぬ愛想のない顔が近く。何故かその表情にホッとする。
「美味しいものでがっついちゃいました」
「あらあら、嬉しいわぁ」
でも、ゆっくり良く噛んで食べなさいねと、小さい子に言うように沙世に言われてしまう。
それを子供たちに笑われ、恥ずかしいと手で顔を覆った。
「違うって?」
「あ、いいえ。林さんはガタイが良いですものね」
決して太っている訳でない。だが、自分よりも上にも横にも大きい。
「やっぱ、アレもおっきいですね」
「そうか?」
じっと股間をみられ、そうだなと納得された。
「言っときますけど、俺のが小さいってわけじゃないですからね」
「ははっ、必死だな」
笑い声をあげる林に清宮は驚く。意外と可愛い笑顔に胸がきゅっとなる。
「もうっ」
林のモノに手を添えて擦りあげれば、びくっと身体がふるえて口元に手を当てる。
「ふ、きよみや、お前のも」
「そうでしたね」
ぐりっと押し付けて互いのをこすりあわせる。
「んっ、あつい」
「清宮、俺のシャツを噛め」
そうすれば声がもれないと言われ、それよりもと唇をふさぐ。林の口内は、先ほどまで吸っていた煙草の味がする。
「んふ」
くちゅくちゅと上から下から水音がし、かたくなったモノは感じやすく、気持ち良さに高揚する。
それは林も同じで、びくびくと震えながら大きなものをさらに大きくさせ、だらだらと涎を垂らす。
「ふぁ」
互いの放ったもので太腿が濡れる。
大きく息を吐き、肩に額をくっつければ、髪を撫でてくれる。
「良かったぞ」
「俺もです」
林の上から降りてティッシュでふき取りズボンを穿く。
「また、したい」
手を握られ、じっと自分を見つめる林に、頷いてこたえる。
今度は声を我慢することなく抱き合いたいと思ってしまったから。
「戻るか」
「そうですね」
布団にはいり、良く寝ている子供たちを眺める。
「二人ともぐっすりですね」
「起きなくてよかったな」
そう、口を指さされて、声の事を言われているのだと気がついて頬が熱くなる。
「変な事言わないでくだ……、んっ」
うるさいといわんばかりに口づけでふさぎ、腕の中へと抱きかえられる。
「おやすみ」
唇が離れ、そういうと腕が離れて背を向ける。
少しだけ寂しさを感じてその背中にくっつけば、林は何も言わずにそのままにさせてくれた。
次の日、抱き枕状態になっており、その腕から懸命に抜け出る。
既に起きて朝食の準備をしている沙世に挨拶をする。
「あらあら、もしかして賢ちゃんの寝相が悪くて起きちゃったかしら?」
「抱き枕状態になってました」
と笑いながら言えば、大変だったわねと沙世もクスクスと笑い声をあげる。
「あの子が実家にお友達を泊めるなんてはじめてなのよ。利成君の事を余程気に入っているのね」
「そうなんですか?」
それが素直に嬉しいと思えるほどに清宮も林の事が好きだ。
「これからも仲良くしてあげてね。あの子、あんなだから心配なの」
「はい」
「二人で何を話しているんだ」
「あら、賢ちゃんおはよう」
「おはようございます」
眠そうに眼を擦りながら背中を丸めて台所の出入り口に立つ。
「うふふ、賢ちゃんは台所に立ち入り禁止でしょ。顔を洗ってらっしゃいな。利 成君、お手伝いしてくれるかしら?」
「はい」
林も沙世には逆らえない様で素直に洗面所へと向かっていく。その間、清宮は朝ご飯の準備の手伝いをした。
沙世の作る朝食は絶品だった。朝から焼き立てのだし巻き卵が食べれるなんて。
「清宮が居ると朝食が豪華だ」
「あらあら、賢ちゃん?」
ニッコリ笑っているけど目が笑ってない。
「あー、賢介クン、お母さんを怒らせるようなこと言って」
「あははは」
こんなに楽しい朝食は久しぶりだ。
ふ、と、林と目が合い、彼は優しく微笑んでいた。
それに気が付き肩を強張らせ、熱くなる顔を下へと向ける。
やたらにかっこよく見えるのはどうしてだろう。
意識してしまうから食べる方に集中すれば、のどに詰まり咽てしまった。
「大丈夫?」
沙世が水を持ってきてくれ、結衣が背中をさすってくれる。
「げほ、すみません、もう、だいじょうぶ……」
「ゆっくり食えよ」
と、いつもの変わらぬ愛想のない顔が近く。何故かその表情にホッとする。
「美味しいものでがっついちゃいました」
「あらあら、嬉しいわぁ」
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