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Story編
17話
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時は夏休み前日…1学期の試験も終わり、受験勉強に力を入れていた。もう事件のことには首を突っ込まない方が身のためだと、何回も体に感じた。
因みに期末試験の結果は平均90点、クラス2位、1位は平均95点で京花だった。あんなことをしながらでも高得点は取れるものなのだろうか。
ミチル
「やっぱ京花はスゴいなぁ!」
キョウカ
「ミチルも良く頑張ったじゃん!」
ミチル
「京花って進路どうすんの?」
キョウカ
「…東京に上京するつもりだけど」
ミチル
「東京かぁ…俺も行こっかな!」
キョウカ
「ミチル、進路を簡単に選んだらダメだよ。」
ミチル
「でもさ、やりたいことも何もないもん」
キョウカ
「本当にしたいことないの?」
ミチル
「…京花と結婚したい。」
キョウカ
「…え?」
「どこのバカップルだよ!」
俺と京花の会話を邪魔したのは龍生だった。
ミチル
「リュー!邪魔すんなよなぁ!」
タツキ
「ごめんごめん!」
笑いながら怒る俺と笑いながら謝る龍生を見て京花は言う。
キョウカ
「やっぱり2人って面白いね!」
ミチル
「そうか?」
タツキ
「俺じゃなくてコイツが面白いんだよ」
ミチル
「誰が面白い顔してるって?」
タツキ
「いや顔の話はしてねぇよ」
そんな日常的な会話をしていると、「なぁ、これ見たか?」と声がする。
ミチル
「ん?なんだろ?」
タツキ
「ちょっと見てくる?」
ミチル
「おん、」
俺と龍生と京花は、クラスの男子に何があったか聴く。すると、その男子は
「こんな動画が投稿されたんだって!」
俺はその男子のスマホを貸してもらい再生ボタンを押す。
そこには、制服を着た1人の女子が椅子に座っていた。そして、その女子は「残り1週間」とだけ言い動画が終わった。動画が投稿されたアカウント名は『私は新島+待ち。』
ミチル
「この制服って、この学校のだよね?」
キョウカ
「もしかしたら、あの生徒じゃ」
ミチル
「もうその話はしないって約束だろ?」
キョウカ
「…そうだね、ごめん。」
今は警察に任せるべき。警察が何とかしてくれる。そう信じ、今は自分のことを中心にしていた。
どこの進路に行こうか…そう考えてると鹿羽先生が話しかけてきた。
鹿羽 先生
「方角三人衆!」
ミチル
「方角…三人衆?」
鹿羽先生
「これからお前らのことそう呼ぼうかな、」
ミチル
「…却下ですね」
キョウカ
「で、何の用ですか?」
タツキ
「俺らは3年なんですよ!」
鹿羽 先生
「…1週間だけ!時間を貸してくれ!」
ミチル
「…どうする?」
キョウカ
「う~ん。」
タツキ
「…でも危険だしなぁ」
「私に手伝わせてください。」そう発言したのは、清若 菫だった。
キョウカ
「スミレちゃん?」
スミレ
「私もできるだけ、協力したいんです。」
「おい待て!だったらウチもやるわ」
そう発言したのは、金城 桃だった。
ミチル
「え?2人って仲良かった?」
キョウカ
「私が仲立ちしたの。」
ミチル
「え、いつ?」
キョウカ
「ミチルが職員室に向かってるとき」
ミチル
「あ、あの時か、」
スミレ
「…手伝わせて欲しい。」
モモ
「私も!」
ミチル
「…ダメだ。」
モモ
「どうして?」
ミチル
「お前らが死ぬかもしれないんだぞ!そんなの危なっかしい!」
モモ
「それは分かってるよ!」
スミレ
「重々理解した上で、手伝いたいの!」
ミチル
「…分かった。そこまで言うならやるか。但し1週間だけだからな!」
そうして、俺,龍生,京花,鹿羽 先生,桃,菫の六人での捜査が始まった。
さっき見た動画は、おそらく幽霊トンネルが背景となっていた。六人は村の幽霊トンネルに出掛ける。
幽霊トンネルは相変わらず不気味さを醸し出していて怖かった。
トンネルを進んでいくとトンネルの壁に赤い文字で大きく『7』と書かれていた。
ミチル
「7?」
キョウカ
「多分、あと7日って意味だと思う。」
ミチル
「あと7日で何が起こるんだ?」
キョウカ
「分かんないけど、今までにヤバイことじゃない?」
ミチル
「…まだ発見された生徒って3人しかいないんだよな、」
キョウカ
「うん。」
鹿羽 先生
「何か意味があるのか、ってとこだよな」
タツキ
「名前、場所、人数、何かしら関係してると思う。」
鹿羽 先生
「…名前だとしたら、犯人は学校関係者…だよな?」
タツキ
「そういやぁ真島先生って校長先生殺害にしか関与してないんですか?」
鹿羽 先生
「事情聴取では、校長先生殺害にしか関与してないと言ってるらしい。」
タツキ
「あとさ、あの~脱獄した…」
ミチル
「浜松里奈!」
モモ
「あの人って、何で刑務所入れられたんだっけ?」
ミチル
「えっと~」
鹿羽 先生
「連続殺人、」
モモ
「え?」
鹿羽 先生
「テレビの企画でシェアハウスあったんだけど、その時に何人も殺したんだ。」
モモ
「なんか詳しいですね…」
鹿羽 先生
「浜松里奈は女優で有名だったんだかな」
スミレ
「でも、SSK事件の犯人じゃないんでしょ?」
鹿羽 先生
「まぁ、脱獄したのが始業式の日の前日だったからな」
スミレ
「てかさ、SSK事件って起こすのって難しいんじゃない?」
鹿羽 先生
「確かにそうなんだが、」
スミレ
「もしかしたら犯人は生徒でしたぁってあり得ませんか?」
鹿羽 先生
「引率の先生も巻き込んでんだぞ!」
ミチル
「え?」
鹿羽 先生
「あっ、」
ミチル
「引率の先生は、先生を辞めたって聞いたんですが」
鹿羽 先生
「えっと…」
ミチル
「本当のことを話してください。」
鹿羽 先生
「自由散策になり、生徒たちは別々の場所へ行った。しかし、いくら時間が経っても生徒たちは集合場所に集まらなかった。
私たち教師陣は手分けをして生徒たちを探していた。でも見つからなかった。さらに手分けして捜索していた五十嵐先生、道畑先生も消えてしまった。」
ミチル
「何で嘘なんか、」
鹿羽 先生
「君は大人がいるなら大丈夫と思う人か?」
ミチル
「まぁ、大丈夫だと思うけど」
鹿羽 先生
「だからだよ。」
ミチル
「え?」
キョウカ
「きっと大丈夫だって思い、ミチルは捜査をしなかったんじゃない?」
ミチル
「なんとなくのことは、分かりましたよ」
因みに期末試験の結果は平均90点、クラス2位、1位は平均95点で京花だった。あんなことをしながらでも高得点は取れるものなのだろうか。
ミチル
「やっぱ京花はスゴいなぁ!」
キョウカ
「ミチルも良く頑張ったじゃん!」
ミチル
「京花って進路どうすんの?」
キョウカ
「…東京に上京するつもりだけど」
ミチル
「東京かぁ…俺も行こっかな!」
キョウカ
「ミチル、進路を簡単に選んだらダメだよ。」
ミチル
「でもさ、やりたいことも何もないもん」
キョウカ
「本当にしたいことないの?」
ミチル
「…京花と結婚したい。」
キョウカ
「…え?」
「どこのバカップルだよ!」
俺と京花の会話を邪魔したのは龍生だった。
ミチル
「リュー!邪魔すんなよなぁ!」
タツキ
「ごめんごめん!」
笑いながら怒る俺と笑いながら謝る龍生を見て京花は言う。
キョウカ
「やっぱり2人って面白いね!」
ミチル
「そうか?」
タツキ
「俺じゃなくてコイツが面白いんだよ」
ミチル
「誰が面白い顔してるって?」
タツキ
「いや顔の話はしてねぇよ」
そんな日常的な会話をしていると、「なぁ、これ見たか?」と声がする。
ミチル
「ん?なんだろ?」
タツキ
「ちょっと見てくる?」
ミチル
「おん、」
俺と龍生と京花は、クラスの男子に何があったか聴く。すると、その男子は
「こんな動画が投稿されたんだって!」
俺はその男子のスマホを貸してもらい再生ボタンを押す。
そこには、制服を着た1人の女子が椅子に座っていた。そして、その女子は「残り1週間」とだけ言い動画が終わった。動画が投稿されたアカウント名は『私は新島+待ち。』
ミチル
「この制服って、この学校のだよね?」
キョウカ
「もしかしたら、あの生徒じゃ」
ミチル
「もうその話はしないって約束だろ?」
キョウカ
「…そうだね、ごめん。」
今は警察に任せるべき。警察が何とかしてくれる。そう信じ、今は自分のことを中心にしていた。
どこの進路に行こうか…そう考えてると鹿羽先生が話しかけてきた。
鹿羽 先生
「方角三人衆!」
ミチル
「方角…三人衆?」
鹿羽先生
「これからお前らのことそう呼ぼうかな、」
ミチル
「…却下ですね」
キョウカ
「で、何の用ですか?」
タツキ
「俺らは3年なんですよ!」
鹿羽 先生
「…1週間だけ!時間を貸してくれ!」
ミチル
「…どうする?」
キョウカ
「う~ん。」
タツキ
「…でも危険だしなぁ」
「私に手伝わせてください。」そう発言したのは、清若 菫だった。
キョウカ
「スミレちゃん?」
スミレ
「私もできるだけ、協力したいんです。」
「おい待て!だったらウチもやるわ」
そう発言したのは、金城 桃だった。
ミチル
「え?2人って仲良かった?」
キョウカ
「私が仲立ちしたの。」
ミチル
「え、いつ?」
キョウカ
「ミチルが職員室に向かってるとき」
ミチル
「あ、あの時か、」
スミレ
「…手伝わせて欲しい。」
モモ
「私も!」
ミチル
「…ダメだ。」
モモ
「どうして?」
ミチル
「お前らが死ぬかもしれないんだぞ!そんなの危なっかしい!」
モモ
「それは分かってるよ!」
スミレ
「重々理解した上で、手伝いたいの!」
ミチル
「…分かった。そこまで言うならやるか。但し1週間だけだからな!」
そうして、俺,龍生,京花,鹿羽 先生,桃,菫の六人での捜査が始まった。
さっき見た動画は、おそらく幽霊トンネルが背景となっていた。六人は村の幽霊トンネルに出掛ける。
幽霊トンネルは相変わらず不気味さを醸し出していて怖かった。
トンネルを進んでいくとトンネルの壁に赤い文字で大きく『7』と書かれていた。
ミチル
「7?」
キョウカ
「多分、あと7日って意味だと思う。」
ミチル
「あと7日で何が起こるんだ?」
キョウカ
「分かんないけど、今までにヤバイことじゃない?」
ミチル
「…まだ発見された生徒って3人しかいないんだよな、」
キョウカ
「うん。」
鹿羽 先生
「何か意味があるのか、ってとこだよな」
タツキ
「名前、場所、人数、何かしら関係してると思う。」
鹿羽 先生
「…名前だとしたら、犯人は学校関係者…だよな?」
タツキ
「そういやぁ真島先生って校長先生殺害にしか関与してないんですか?」
鹿羽 先生
「事情聴取では、校長先生殺害にしか関与してないと言ってるらしい。」
タツキ
「あとさ、あの~脱獄した…」
ミチル
「浜松里奈!」
モモ
「あの人って、何で刑務所入れられたんだっけ?」
ミチル
「えっと~」
鹿羽 先生
「連続殺人、」
モモ
「え?」
鹿羽 先生
「テレビの企画でシェアハウスあったんだけど、その時に何人も殺したんだ。」
モモ
「なんか詳しいですね…」
鹿羽 先生
「浜松里奈は女優で有名だったんだかな」
スミレ
「でも、SSK事件の犯人じゃないんでしょ?」
鹿羽 先生
「まぁ、脱獄したのが始業式の日の前日だったからな」
スミレ
「てかさ、SSK事件って起こすのって難しいんじゃない?」
鹿羽 先生
「確かにそうなんだが、」
スミレ
「もしかしたら犯人は生徒でしたぁってあり得ませんか?」
鹿羽 先生
「引率の先生も巻き込んでんだぞ!」
ミチル
「え?」
鹿羽 先生
「あっ、」
ミチル
「引率の先生は、先生を辞めたって聞いたんですが」
鹿羽 先生
「えっと…」
ミチル
「本当のことを話してください。」
鹿羽 先生
「自由散策になり、生徒たちは別々の場所へ行った。しかし、いくら時間が経っても生徒たちは集合場所に集まらなかった。
私たち教師陣は手分けをして生徒たちを探していた。でも見つからなかった。さらに手分けして捜索していた五十嵐先生、道畑先生も消えてしまった。」
ミチル
「何で嘘なんか、」
鹿羽 先生
「君は大人がいるなら大丈夫と思う人か?」
ミチル
「まぁ、大丈夫だと思うけど」
鹿羽 先生
「だからだよ。」
ミチル
「え?」
キョウカ
「きっと大丈夫だって思い、ミチルは捜査をしなかったんじゃない?」
ミチル
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