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01:仕事、どうする?
Aパート
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ようやく念願叶って転職できた先の広告代理店で、上司に一目惚れをした。
約十年前、某無名女子短大を卒業して、国内の電気メーカーに何とか就職した。
そこでは事務という名の雑用係だった。
自分でなくても、誰にでもできる仕事。
自分の存在価値を否定されるような仕事。
その中で唯一、楽しかったのが、製品パンフレットの校正だ。
専門的な指摘など期待されていない、単なる誤字脱字探し。
でも、それが面白かった。
そのうち、門前の小僧で製品知識も増え、ちょっとした仕様違いなども発見できるようになった。
そして、広告宣伝部門への抜擢。
ただ、それは思っていたような転属ではなく、雑用係は雑用係のままだった。
それでも、校正などは楽しかった。
だけど、成果は人の物。
私は、便利な雑用係のままだった。
なのに、仕事は増え、ストレスから飲み食いし、体重も増加一方だった。
そんなとき、声をかけてくれたのが、この広告代理店の営業の「佐伯さん」だった。
雑誌広告の申し込みや入稿、校正から見本誌の受け取り、請求書の支払いを窓口として、担当する私。
そして、広告代理店側の窓口が佐伯さんだった。
約十年前、某無名女子短大を卒業して、国内の電気メーカーに何とか就職した。
そこでは事務という名の雑用係だった。
自分でなくても、誰にでもできる仕事。
自分の存在価値を否定されるような仕事。
その中で唯一、楽しかったのが、製品パンフレットの校正だ。
専門的な指摘など期待されていない、単なる誤字脱字探し。
でも、それが面白かった。
そのうち、門前の小僧で製品知識も増え、ちょっとした仕様違いなども発見できるようになった。
そして、広告宣伝部門への抜擢。
ただ、それは思っていたような転属ではなく、雑用係は雑用係のままだった。
それでも、校正などは楽しかった。
だけど、成果は人の物。
私は、便利な雑用係のままだった。
なのに、仕事は増え、ストレスから飲み食いし、体重も増加一方だった。
そんなとき、声をかけてくれたのが、この広告代理店の営業の「佐伯さん」だった。
雑誌広告の申し込みや入稿、校正から見本誌の受け取り、請求書の支払いを窓口として、担当する私。
そして、広告代理店側の窓口が佐伯さんだった。
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