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09,10&11:リバウンド、どうする?
ブリッジ&アバン
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確かに、スカートがキツいな、と思ったのだ。
だけど、風邪でやつれた反動か、と思いたかった。
確かに、顔がテカテカしているな、と思ったのだ。
だけど、風邪で肌が荒れた反動か、と思いたかったのだ。
確かに、体重が増えていた。
だけど、幻だと思いたかったのだ。
「ですよねー」
乾いた声で呟いた。
じんわり、と視界が歪む。
悔しかったし、情けなかった。
もう何度目かわからないが、またダイエットに失敗したのだ。
「もう、全部から逃げちゃおうかなー」
昨夜までの暴食を思い出せば、あれだけ身体に入ったんだから、体積が増えても仕方ない。
いや、仕方なくはないのだけど、食べているときは、あんなに幸せだったのに、今では後悔しかない。
三人の呆れた顔が、眼に浮かぶ。
あんなに、応援してくれたのに。
こんなことで、佐伯さんに恋してる、なんてよく言えたものだ。
ぜんぜん、吊り合ってないじゃないか。
お化粧を直して、仕事に行かないとだ。
でも、こんな姿を佐伯さんに見せたくないな。
休んじゃおうか。
ふと、疑問に思った。
どうして、二人は、あんなに応援してくれるんだろう?
だけど、風邪でやつれた反動か、と思いたかった。
確かに、顔がテカテカしているな、と思ったのだ。
だけど、風邪で肌が荒れた反動か、と思いたかったのだ。
確かに、体重が増えていた。
だけど、幻だと思いたかったのだ。
「ですよねー」
乾いた声で呟いた。
じんわり、と視界が歪む。
悔しかったし、情けなかった。
もう何度目かわからないが、またダイエットに失敗したのだ。
「もう、全部から逃げちゃおうかなー」
昨夜までの暴食を思い出せば、あれだけ身体に入ったんだから、体積が増えても仕方ない。
いや、仕方なくはないのだけど、食べているときは、あんなに幸せだったのに、今では後悔しかない。
三人の呆れた顔が、眼に浮かぶ。
あんなに、応援してくれたのに。
こんなことで、佐伯さんに恋してる、なんてよく言えたものだ。
ぜんぜん、吊り合ってないじゃないか。
お化粧を直して、仕事に行かないとだ。
でも、こんな姿を佐伯さんに見せたくないな。
休んじゃおうか。
ふと、疑問に思った。
どうして、二人は、あんなに応援してくれるんだろう?
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