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プロローグ

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時代は12世紀。封建領主が土地を支配し、農民が搾取される社会。
男はカボチ村を支配する領主であった。男の名前はルドルフ。年は45歳。
カボチ村の領主として村で一番良い立地に建てられた豪華な館に住み、村人から税金を徴収して豊かな暮らしを送っていた。
夏が終わり秋の収穫期に入り、カボチ村の村長で、ルドルフの右腕として働いてきた、初老の男マーカスが領主の館を訪れていた。
「今年も豊作だ」
ルドルフが、麦の収穫を終えたばかりの畑を見渡して言う。
「これも、領主さまのおかげです」
村長は深々と男に頭を下げた。ルドルフは農民から慕われていた。だが、それはあくまで表向きの顔だ。
「おいマーカス、今年の税の徴収は去年よりも多いだろうな?」
ルドルフは、村長の方を見ずに言った。
税の徴収は領主の重要な仕事だ。農民から収穫量に応じて税金を徴収し、その金で自分たちの生活を支えるのである。不作の年には、農民に重税をかけることもあった。
「もちろんですとも、今年は豊作ですから」
マーカスは答える。
「ならばいい」
領主は満足そうに頷くと、また畑を見た。
「新しいメイドの採用は上手くいっているか?」ルドルフはマーカスに聞いた。
「はい、今年も若くて容姿の良い子たちに募集をかけております」
「それはいい」
ルドルフはニヤリと笑う。彼の趣味は農民の幼い娘をメイドとして自分の館に雇い、弄ぶことである。
「今年も、何人か良さそうな娘がおりました」
マーカスは思い出したように言った。
「そうか、今年も楽しみにしているぞ」
ルドルフは楽しそうに言う。今年も10人ほど採用したい。いや、その倍は欲しい。今年は農民の一家を丸ごと嫁入りさせてもいいな。ルドルフは、頭の中でさまざまな欲望が浮かんでくるのを感じた。
「さて、マーカス、もう帰っていいぞ」
「はい、わかりました」マーカスは頭を下げる。
「それと、メイド達は秋の収穫祭の夜に連れてこい」
「かしこまりました」村長はうやうやしくそう言うと、領主の館を去っていった。




収穫祭の日、カボチ村では祭りが開催されていた。村の中心で、男達は酒を飲んで歌い踊り、女たちは料理や菓子を作って振る舞う。子供たちは、村の広場でボール遊びをして遊んでいた。村人たちに混ざって領主のルドルフも広場にいた。彼は収穫した小麦から作ったビールを飲んでいる。
そこへ、メイドとして雇った10人ほどの少女達がやって来た。全員若くて美人である。歳は1*歳~1*歳といったところだ。少女たちは、ドレスを着て頭に花冠をかぶり、手には籠を持っている。彼女たちは、領主ルドルフの前で一列に並び、お辞儀をした。





「君たちが今年のメイドか」
ルドルフは、ビールを飲みながら少女たちを舐めるように見た。
「はい、そうです」と一番年上らしい少女が答える。
「そうか、名前は?」
「エミリーです」
「歳はいくつだ?」「1*歳です」とエミリーは答える。
「よし、こっちに来い。顔をもっとよく見せるんだ」
ルドルフは、エミリーの肩を抱いて引き寄せると、彼女の顔をまじまじと見つめた。
「ふむ、なかなかいいじゃないか」
少女達は、みな一様に緊張した面持ちをしていた。彼女達にとっては、領主の館で働くことは夢のようなことだ。だが、それと同時に不安もあった。メイドとして雇われた以上、領主に気に入られなければならないからだ。もし気に入られなければ、鞭で打たれる可能性もあるし、最悪の場合は殺されるかもしれないのだ。
「これをどうぞ」
エミリーは、手に持っていた籠の中から小さな袋を取り出した。中には色とりどりの砂糖菓子が入っている。
「これはなんだ?」と聞くルドルフに対し、エミリーが答える。
「砂糖菓子です」
「ほう、そうか」とルドルフは言うと、その白い結晶を一つ摘んで口に入れた。口の中で甘くとろける感覚が心地よい。
「おいしいな!」と言うと、彼は他のメイド達にも食べるように促がした。
「どれ、もう一つ」ルドルフは砂糖菓子を口に含み、エミリーの頭を掴んだ。
「ん!?」
エミリーの小さな唇に、ルドルフの分厚い唇が重ねられる。そして、舌を使って無理矢理口を開けさせると、そこから砂糖菓子を流し込んだ。
「んっ!!んんーっ!!」突然のことに驚いたエミリーは声を上げるが、口内には砂糖菓子と一緒にルドルフの舌が入ってくる。そして、その小さな粒を舌で転がすようにして味わうと、ようやく口を離した。




メイド達は動揺している様子だった。
「これが君たちの仕事だ」
ルドルフは、ニヤリと笑いながら言う。
「はい、わかりました」とエミリーは答えたが、その顔は羞恥で真っ赤になっていた。
「では踊りを見せてくれ」
ルドルフがそう言うと、音楽が鳴り出した。メイド達は、そのリズムに合わせて踊り始める。エミリーは、他の少女達よりも少し早く踊るようにしながら、まだ恥ずかしさと動揺が収まらない様子だった。




「よし、次は歌を聞かせてもらおうか」
ルドルフはそう言うと、手拍子を始めた。領主の命令には逆らうことはできない。メイド達は歌い出した。
そうして宴は夜遅くまで続いた。少女たちは休むことなくルドルフを楽しませるため踊り続けた。少女たちの体からは、汗が流れ落ち、その顔は疲労と羞恥心で真っ赤になっていた。
「ほらもっと私を楽しませろ」と酒を呑みながらルドルフは言う。
「はい、領主さま」
エミリーは泣きそうになりながら答えた。他の少女達も、領主を楽しませるために必死に踊るしかなかった。夜が更ける頃には、エミリーはすっかり踊り疲れて声もかすれてしまっていた。だが、それでもなお彼女は踊り続けた。宴が終わる頃には、メイド達はみな疲労困憊になっていたが、それでも最後まで踊り終えたのだった。
「よし、そろそろ寝る時間だな」
ルドルフは宴の終了を告げると、少女たちに言った。
「お前達にはこれから私の館に住み込みで働いてもらう。各自の部屋に戻って休むように」
そこへ一人の女が部屋に入ってきた。



「この女がお前たちの教育係のメイド長だ」ルドルフが少女たちに女を紹介する。
美しい顔立ちをした女性だった。年齢は20代半ばといったところだろう。彼女は、カボチ村に住む農家の娘で、領主の館に住み込みで働いている。名前はアマンダといった。アマンダは背が高くほっそりとした体型をしていたが、胸は大きく、腰もしっかりとくびれていた。髪は長く、後ろで一つにまとめられている。
「ではみなさん私の後に付いてきてください」
そう言ってアマンダは歩き出す。少女達はその後について行った。
アマンダは自室に少女たちを連れてくると、ここで暮らす上での注意事項を伝えた。まず、領主の命令には絶対服従すること、逆らった場合は鞭打ちの罰があること、そして、領主が部屋に呼びつけることもあるので、その時はすぐに向かうこと。
アマンダは一通り説明を終えると部屋を出ていった。少女達はそれぞれ部屋に戻ったが、今までにない過酷な生活に不安がよぎるのだった。

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