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創造神セカンドがやってきた②
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「あ、その始末書は書き終わったやつだから、適当に床に置いて。書き終わってないのは机の上な」
私は、意識を取り戻した茶髪の美少年に指示を飛ばす。
「は、はい!」
背筋を伸ばして元気の良い返事をしてから、きびきび動く。動くたびにひらひらと布一枚でできた白い服が揺れる。
春とはいえ、今は雨季……寒くないのか?腹下してないか?トイレは部屋を出て右奥にあるぞ?
「さっきも言ったが、お前がこき使ってるのは創造神だからな!」
私の向かいのソファに腰掛けるリサは慌てた様子で耳打ちしてくる。
「うーん……そんな威厳のある奴じゃないし、ただうるさいだけのやつだから『騒々神』でいいんじゃないか?……どう?」
始末書を片付け終わり、今は、私の肩を叩いてくれる騒々神……いいよぉ。肩叩きの才能もあるねえ
「はい!今日から私は『騒々神』と名前を改めます!」
「うむ。ならば、創造神に戻れるように励めよ……もうちょっと肩甲骨の方を重点的に頼む」
「はい!クミ様!」
私の新たな舎弟は、嬉しそうに返事をする……うむ。くるしゅうないよ
「はぁ……」と、リサは痛み出したこめかみを抑える。
「とにかく!他の神様達からもしばらくは創造神様の気晴らしに付き合ってほしいとのことだ!今日の業務はいいから任せたぞ!」
リサは、ソファから立ち上がり、私の後ろで肩を叩く騒々神に一礼して部屋を出て行った。
「……やった!教皇公認でさぼ……じゃなかった。騒々神の相手をする仕事だ」
「よろしくお願いします」
私に一礼後、今度はふくらはぎを揉み始めてくれる。
おお~う。いいよ。
「……って!馬鹿野郎!いた……くない。気持ちいい。なんだ?この感覚?眠くなってきた」
「気持ち良さそうでよかったです」
そのまま足裏を親指で、グ!ッと押しくる。
めっちゃ気持ちいい。騒々……静かだから「二ファル」と名前で呼ぼう。
そんな二ファルくんは微笑む。
「ああーいいよ。二ファルくん。お礼にお駄賃をあげよう」
執務室の天井裏に隠してある私の50のコマコレクションの中で30番目にお気に入りの「赤龍モデル」を渡す。
「はは……お気持ちだけ受け取っておきます。マッサージは父によくやっていたので慣れてますから……」
二ファルくんはどんよりした雰囲気を醸し視線を床に落として話す。
なんか今にもカビが生えてきそうだな。
「暗いわ!」
いつでも、どんな時でも、たとえ隕石の雨が降ろうともツッコミができるように懐に忍ばせているスリッパを取り出し、二ファルくんの頭を叩く。
「い!……たくはない」
「当たり前だ!これまでに何百人の頭を叩いてきたと思っている!人の頭を叩くことに関しては私の左右に出るものはいないぞ!」
ちなみに角で叩かれるのが1番痛いです!
「右にじゃなくてですか?それにそんなに誇ることですか?」
「たりめえだ!他人が誇ってくれないなら自分で誇るしかねえだろ!」
私はソファの上に立ち「どうだあ!」と巨乳を突き出す。
嘘です!Aカップしかない巨乳です!
「そ、それは父のように立派な創造神になる事を期待されていながらも、その期待に応えられずにもがいて失敗しまくっている僕だとしてもですか?」
と、二ファルくんは前のめりに聞いてきた。
ほーう。やはり何か事情があるらしいな……
私は、意識を取り戻した茶髪の美少年に指示を飛ばす。
「は、はい!」
背筋を伸ばして元気の良い返事をしてから、きびきび動く。動くたびにひらひらと布一枚でできた白い服が揺れる。
春とはいえ、今は雨季……寒くないのか?腹下してないか?トイレは部屋を出て右奥にあるぞ?
「さっきも言ったが、お前がこき使ってるのは創造神だからな!」
私の向かいのソファに腰掛けるリサは慌てた様子で耳打ちしてくる。
「うーん……そんな威厳のある奴じゃないし、ただうるさいだけのやつだから『騒々神』でいいんじゃないか?……どう?」
始末書を片付け終わり、今は、私の肩を叩いてくれる騒々神……いいよぉ。肩叩きの才能もあるねえ
「はい!今日から私は『騒々神』と名前を改めます!」
「うむ。ならば、創造神に戻れるように励めよ……もうちょっと肩甲骨の方を重点的に頼む」
「はい!クミ様!」
私の新たな舎弟は、嬉しそうに返事をする……うむ。くるしゅうないよ
「はぁ……」と、リサは痛み出したこめかみを抑える。
「とにかく!他の神様達からもしばらくは創造神様の気晴らしに付き合ってほしいとのことだ!今日の業務はいいから任せたぞ!」
リサは、ソファから立ち上がり、私の後ろで肩を叩く騒々神に一礼して部屋を出て行った。
「……やった!教皇公認でさぼ……じゃなかった。騒々神の相手をする仕事だ」
「よろしくお願いします」
私に一礼後、今度はふくらはぎを揉み始めてくれる。
おお~う。いいよ。
「……って!馬鹿野郎!いた……くない。気持ちいい。なんだ?この感覚?眠くなってきた」
「気持ち良さそうでよかったです」
そのまま足裏を親指で、グ!ッと押しくる。
めっちゃ気持ちいい。騒々……静かだから「二ファル」と名前で呼ぼう。
そんな二ファルくんは微笑む。
「ああーいいよ。二ファルくん。お礼にお駄賃をあげよう」
執務室の天井裏に隠してある私の50のコマコレクションの中で30番目にお気に入りの「赤龍モデル」を渡す。
「はは……お気持ちだけ受け取っておきます。マッサージは父によくやっていたので慣れてますから……」
二ファルくんはどんよりした雰囲気を醸し視線を床に落として話す。
なんか今にもカビが生えてきそうだな。
「暗いわ!」
いつでも、どんな時でも、たとえ隕石の雨が降ろうともツッコミができるように懐に忍ばせているスリッパを取り出し、二ファルくんの頭を叩く。
「い!……たくはない」
「当たり前だ!これまでに何百人の頭を叩いてきたと思っている!人の頭を叩くことに関しては私の左右に出るものはいないぞ!」
ちなみに角で叩かれるのが1番痛いです!
「右にじゃなくてですか?それにそんなに誇ることですか?」
「たりめえだ!他人が誇ってくれないなら自分で誇るしかねえだろ!」
私はソファの上に立ち「どうだあ!」と巨乳を突き出す。
嘘です!Aカップしかない巨乳です!
「そ、それは父のように立派な創造神になる事を期待されていながらも、その期待に応えられずにもがいて失敗しまくっている僕だとしてもですか?」
と、二ファルくんは前のめりに聞いてきた。
ほーう。やはり何か事情があるらしいな……
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30代の無垢な少女?楽しく読まさせて貰いました。
今後の展開も楽しみに待ってます。
お読みいただきありがとうございます😊
とっても嬉しいです😊
ありがとうございます😊
頑張ります😊