父に虐げられてきた私。知らない人と婚約は嫌なので父を「ざまぁ」します

さくしゃ

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結末③

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結末③

 ラルクside

「ひ……」

 マイクを枝に吊るした俺は、

「こ、来ないで」

 これまでマイクの影に隠れてオリビアをバカにしてきた使用人や騎士達へ

「た、助け」

 お仕置きをすべく一歩一歩とにじり寄った。そしてそんな俺に対して使用人達は

「背中を見せたらヤられる」

 とばかりに背後を確認しつつ一歩ずつ下がりながら逃げるタイミングを伺っているようだった。まあ、全員ではなく一部は腰を抜かして失禁してるやつまでいるけど……。

「ひひひひ」

 まず俺は逃げられずにいる腰を抜かした奴ら一人一人に、

「お前を……パスタの上に散らばっているパサパサになっているけど本人的には『まだまだそこらの若い者より瑞々しいわい!』って言い張るベテランパセリのようにしてやろうかぁ!!」

 パセリネタで脅して

「いーやぁぁ!私はまだまだ瑞々しい二十代でいたいぃぃ!!」

 失神させてやったぜぇ!どうだ?悪人だろう?

「ひっ!そんなパセリのようになりたくなーい!」

 それからパセリネタで脅されて失神した仲間を見て恐れをなした使用人や騎士達を

「お前を……パサパサのパセリにしてやろうかぁ!」

 追いかけ回して一人一人パセリネタで失神させてやった。

「ふぅぅ」

 三十人が気絶したことで静かになった中庭で俺は一人

「いいことしたあとは気分がいいぜぇ」

 額から流れそうで流れずずっと止まり続けている汗を拭いながらハツラツとした笑顔で北から吹く涼しい山おろしの風を堪能した。

「やりすぎよ。バカ」

 が、エミリアの施した回復魔法で復活したオリビアに後頭部を思いっきり叩かれてしまった。

「あー」

 そんなオリビアに指差され目にした中庭の光景ーー枝に吊るされた領主、中庭の至る所で倒れ「ば、パセリは嫌ぁ」と呻き声を上げる三十人の使用人や騎士達……事情を知らない者が今の光景を目にしたら領主邸への襲撃と勘違いしてもおかしくない。

「まあ、いっか」

 その光景を目にして自分がしでかしたことの重大さを痛感した俺はこのあと待ち受けているであろうことを思い浮かべ憂鬱になったので

「やっちまったことは仕方ないな。ま、オリビアをバカにし続けたこれまでの行いに免じて手打ちってことで許してやるから目を覚ましたらあとは自力で」

 と手打ちということでこの場を収めようとしたら

「何様よ」

 またオリビアに頭を叩かれてしまった。

「ま、いっか」
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