婚約破棄されたばかりの私の手が第三王子のお尻にめり込んでしまった。

さくしゃ

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ざまあside

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"醜いのはお前のような人の悪口を言う奴じゃないのか"

(絶対に許さない)

 キャロルに現実を教えてやった昨日、あとはロベルトを落として私の言いなりにして終わりだった。なのにあいつは私のことを醜いと言った。

(壊してやる)


 放課後、本を借りにきた生徒たちで賑わう図書館の2階によく一人でいると噂される人物がいる。

(ミリィ・ブライアン。三大公爵家の一つ。ブライアン公爵家の一人娘にして、第二王子レイブン・ボルテンの婚約者)

 容姿端麗、チョコブラウンの髪を三つ編みにしているのが特徴だという。そして第二王子派閥の中心人物で身分を重視する。

"王族の婚約者に相応しいのは侯爵家以上。それ以下は話にならない"

 第二王子との婚約発表パーティーの席でミリィ・ブライアンが放った言葉。

(おそらくキャロルとロベルトの噂は聞いているはずだからあとは少し身分を重視する価値観を刺激してやれば)

 キャロルとロベルトの仲は割かれる。そして涙を流す二人の姿を想像したら笑いが止まらなかった。

(壊してやる)

 そうして私はミリィ・ブライアンに挨拶し告げ口してやった。

「男爵令嬢風情が私に話しかけるなんて……身分を弁えなさい!!」

 だけど、身分を重視する価値観により相手にされなかった。

(くそ!!許さない許さない!絶対に壊してやる!ミリィ・ブライアン!!)
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