婚約破棄されたばかりの私の手が第三王子のお尻にめり込んでしまった。

新しいクラスメイトと親睦を深め合い

「……」

 和気あいあいと賑わっていた教室……だけど、

「……マジかよ」

 それは一瞬にして崩れ去り

「あいつ」

 成り行きを見守るクラスメイト達の顔色が

「だ、第三王子のお尻に……」

 青色に染まった。

「手をめり込ませやがったぁぁ!!」

 最愛の婚約者から婚約破棄を言い渡された私は、転んだはずみで目の前にいた第三王子のお尻に左手をめり込ませてしまった。処刑されてしまうのか……しかし結果は違った。その出会いは私に幸せをもたらすものだった。これはそんな私の恋愛物語。
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