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『改めて、花の妖精のアイビーです。怜くんよろしくね』
『風の妖精ヴェントゥスだよ~よろしくねれいれい』
『土の妖精テラだよ。れーちゃんよろしくね』
「僕、風と土属性は持ってないけど良かったの?」
『うん。大丈夫だよーでも、れいれいはこれで風と土の力も使えるようになったんだ~』
「そうなんだ。ところでさっきみたいに小さくなれない?ちょっと顔面偏差値高すぎて」
『あらあら照れてるの?』
『れーちゃん可愛い』
「照れてはないんだけど」
『れいれい可愛い~本当に食べちゃいたい~』
「え?食べ?え?」
クイッ
チュッ
「んっ、」
僕はヴェントゥスにキスをされた。軽く触れるだけのキスだと思ったしかし
クチュ、、チュ、レロッ
「!?んっ、っ、っあ、//」
少ししてヴェントゥスは離してくれた
『ご馳走様~』
ストンッ
僕は腰が抜けてそこに座り込んでしまった
「な、なななな/////」
グイッ
「うわっ」
「お前、俺のせーらに何しとんねん」
「え?ちょ、俺の?え?」
「帰ろセーラ」
『帰ってもいいけど僕達も着いてくよ~れいれいの
近くにいて守るのが僕達の仕事だもんー』
『てことでれーちゃん貰うね』
僕の体が急に浮いたと思ったらテラに横抱き、いわゆるお姫様抱っこされた。テラはそのまま空に上がると僕を抱えたまま僕の屋敷の方に行った。アイビーとヴェントゥスも後ろから着いてきていた
『れーちゃん軽いね。ちゃんと食べてる?』
「食べるけど。女の子にお姫様抱っこされてるのはなんか複雑」
『ん?妖精に性別ないよ?』
「え?」
『だから女でも男でもない。今は女の子みたいな姿だけどご要望とあれば男の子っぽい姿にするよ?』
「いや、大丈夫です」
(多分、僕の心臓が持たないし、て、僕、なんで女の子みたいにこと考えてるの!?)
『でもやっぱりれいれいの魔力美味しかった~』
「え?食べたの?」
『うん。さっきキスした時に貰ったよ』
「…………魔力あげるのってキスしなきゃダメ?」
『んーん。れーちゃんにくっついてるだけでも貰えるよ?今こうしてる時でもれーちゃんから魔力貰ってるし』
「そうなんだ」
『でも私もれーちゃんとキスしたいな。ダメ?』
「ダメです」
『ヴェンだけズルっ。怜くんダメなの?』
「ダメ。僕の心臓が持ちません」
『じゃあ後で怜君にハグしていい?』
「ま、まぁそれなら」
『やったー』
僕もしかしてとんでもない妖精と契約してしまった?
その時
ビュウウウ
突然強い風がふいた
「っ、」
ギュッ
僕は思わずテラに強く抱きついた
『れーちゃん大胆~』
「いや、違っ、////」
『また、お前は意地悪を』
『れいれいの反応が見たかったんだもん~』
「??」
『さっきの風ヴェーの仕業だよ』
『ごめんねれいれい』
「許さない」
僕は頬をふくらませた。本当に落ちるかと思ったのに
『はぁーれーちゃんほんとに可愛い』
「僕は可愛いくないよ。テラの方がよっぽど可愛いと思うよ」
『ありがとう。ほら、部屋着いたよ』
「!送っくれてありがとう」
テラは僕を優しくおろしてくれた
『じゃあご褒美ちょーだい♡』
「え?」
『れーちゃんからギューして』
「え、とギューー?」
『可愛い』
『ねぇねぇーれいれい。今日から僕達もここにいていい~?』
「え?んーーあの最初にあった小さい姿ならいいよ」
『やったーこれでずーっとれいれいといれる』
『怜くん』
「ん?」
ギュッ
「ふわっ!?」
『うわっ、って、可愛い怜くん。はーしかも魔力美味しい、甘い』
「っ、//////」
(なんか恥ずかしい)
「セーラセーラ」
「!」
下から声が聞こえて窓の下を見ると2人がいた
「セーラ大丈夫?何もされてない?」
「一応、さっきみたいなことはされてないよ」
「そっか。そろそろ日が昇るで俺ら帰らんと」
「うん。分かった。来てくれてありがとう」
二人「どういたしまして」
「そこの妖精三人セーラになんかしたら許さへんからな」
『さぁーそれはどうだろ?れいれい可愛いし』
『私達がれーちゃん守るから二人はもういいよ』
「ちょ、ちょっと2人とも」
「チッ、また明日セーラ」
「う、うん……」
『怜くん今日、あんま寝れてないでしょ?時間になったら起こしてあげるから』
「でも、また暴走したら」
『僕達と契約したから大丈夫だよ』
『れーちゃんそばにいるから安心して寝て』
「……………分かった」
(さっきはあれだっけど結構いい子達なのかもしれない)
そう思って僕は眠ったしかし
「な、なにこれ!?」
『れーちゃんどうしたの?』
テラが小さな姿で僕の周りをクルクル回った
「っ、三人の仕業でしょ、こんなに沢山体にキスマークつけたの!////」
『あれ?バレちゃった』
『だってれいれいの寝顔可愛いし、すごく無防備だったから我慢できなかったんもーん』
『魔力貰うついでにつけちゃった。これで自分の体見る度にれーちゃんは私達のって思い知らされるでしょ?』
「な、////」
前言撤回やっぱりとんでもないですこの妖精達
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