嫌われ者の長男

りんか

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岬side
それから数週間やっと僕の顔の傷は治った腕や体の傷は残ってしまったが顔の傷は綺麗に治ってくれた
「良かった残らなくて」
(ただでさえ醜いのにさらに醜くなるところだった)
「岬にぃ!」
ギュッ
「うわっ、琴」
琴「おはよう」
「おはよう」
あの日からなんか弟達が過保護になった気がする。というか態度が変わった。煌と真はよく僕と話してくれたりするようになったし、琴は今みたいによくくっっいてくるようになった。悟と悠は無視はしなくなったけどまだ少し溝があるみたい
琴「にぃ今日は学校?」
「うん。やっと包帯取れたからね」
琴「......大丈夫?」
「大丈夫だよ。心配してくれてありがとう琴」
琴「うん。大好きな岬にぃのためだもん」
「うん。ありがとう」
そう言ったが何故か琴は頬をふくらませた
「?どうかした?」
琴「・・・・んーんなんでもない」
「そう?なんかあったらいいなよ。僕にできることだったら何とかしてあげるから」
コツンッ
「約束」
僕は少しだけ高い琴のおでこに自分のおでこを当てて言った
琴「っ、////」
「?どうかした?」
琴「いやなんでもないよ」
「そう?」
ピロン♪
(メールの音?)
ぼくがスマホを開くとそこには
『学校から電話が来た。今日会いに行く。家で待ってろ』
「ッ!?」
琴「にぃ?どうかした?」
「あ、ごめん。用事が出来て今日は学校休むね」
琴「え?うん」
「それと今日はほかの弟たちと一緒にご飯食べてきて人が来るんだ」
琴「誰?僕らも一緒に会うよ」
「ダメ!絶対ダメ」
(ダメだあの人と合わせるわけはいかない。何を言うか、何をさせようとするか。わかったもんじゃない)
「お願いだから。ね?」
琴「わかった」
「ん、ありがとう」
(なんであの人が?しかも事件の数週間後の今になって・・・・何を企んでる)
絶対弟達には手出しはさせないなんとしてでも守る。それが僕の役割だから
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