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しおりを挟む注意!
ここから少し過激(暴力的)な表現が入ってくるためお気をつけください
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岬side
どのくらい時間が経っただろうか。誰も来ない。分かったことはここの地下室だということ。窓がないこと。階段の上に扉があるが鎖は階段にすら届かない。それからかなりピッタリはめられているため鎖は取れない。この部屋にはトイレとベット以外はない。それ以外は分からない。とりあえずベットの上で大人しくしていることにした。何故か割と冷静だった
「なんで、」
その言葉の先は言わなかった。言ったらいけないと思って口をつぐんだ『僕がこんな目にあわないといけないの?』
昔はいたその言葉誰にも届かなかった言葉。僕、前世何かした?やっと僕のことを見てくれる人が出来たのに、なんで引き離されなきゃいけないの?ねぇなんで?どうして?
ガチャ
自問自答を繰り返してると扉が開いて若菜が降りてきた
「・・・・・・・」
若「あら、目覚めてたのね。あなたは暴れないのね。あの人達とは違って」
「え?」
あの人達?
若「まぁそうよね。血繋がってないものね。覚えてる?みのりさんと蒼葉さんふふ、その二人はね~~~~~」
「!....」
若「後でご飯を運ぶわね。今日から実験を始めさせてもらうわ」
若菜さんは部屋から出ていった。僕の頭はちゃんと回らなかった。さっきの言葉のせいで伝えられた真実のせいで。少しして宮之原が部屋に入ってきて。ご飯を僕の前に置いた
「・・・・・・」
宮「私に食べさせられるか、自分で食べるかどっちがいい?」
「・・・・・・・」
スッ
僕は目の前に出されたご飯を食べ始めた。異変はすぐに感じた
「うっ、あぁぁ!」
熱いような寒いような感覚が体を襲った
宮「もう効き始めたんだね。どうどんな感じ?その顔いいね。ゾクゾクする」
「ヒュっ、はぁはぁはぁはぁ」
(気持ち悪い気持ち悪いのに吐けない。どうして?なんで?僕は愛されちゃいけないの?どうしてこんな仕打ち。もう疲れたよ)
バタッ
また僕は意識を手放した
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