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高校生の美咲
決意
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帰りの車で母も私も言葉は出なかった。
ただ無言で帰路を急いでいた。
自宅に帰った私は自分の部屋に行き
呆然としてただ横になっていた。
2.3時間経っただろうか、、、母が部屋にやってきた。
「お父さんは、なんとか知り合いのツテを頼ってでも、闇医者であっても中絶させる事を提案してきた。
でもお母さんは無理な中絶をしてあなたが危険になる様なことは出来ない。
彼がおろしてくれと言ってあなたが未婚の母になったとしてもその子を産ませてあげるから。」
と話した。
安心したのか嬉しいのかよくわからなかったけど、ただ涙が出た。
そして自分でも改めてこの子の命を守りたい、この子の為なら全てを投げ捨てても構わないと強く思った。
そして私のこの母の様に強く信念のある尊敬出来る母親になろうと心に決めた。
彼にすぐメールを送って伝え。両親には母が電話で伝えた。
次の日の夕方彼と彼の両親が訪ねてきて、我が家の一室で話し合いをした。
あちら側の両親はなんとか中絶して欲しいと話したが私の両親は譲らなかった。
ただ、不安で泣いている私の横で彼氏はうなだれていた。
彼の両親は子供を産むとなると息子は就職しなくてはならず
現在二年生であり高校は卒業した方が良いのではと話していた。
そこで彼が高校を卒業するのを待ちながら12月に出産し、高校卒業後籍を入れると言う話になった。
私の高校に連絡した際に主任の先生は中絶して休み、また復学する様に勧めたが母が断り退学することになった。
17歳の私の妊娠生活が始まった、、、
家を出ていた兄は驚き、16歳の妹は目を輝かせて喜んでいた。
祖母は近所の目を気にして誰にも言わない様にと話してきた。
彼と彼の両親も周りには嘘を言っている。私と付き合っていたが私が浮気をして子供が出来て別れた。という話になっている様だった。
彼の友人からの冷たい目線が痛かった。
私はつわりで苦しんでいた。
よくつわりで食べれないと聞くが、
私の場合はお腹が空くと気持ちが悪くなる。
体重が増えるといけないといわれ、
トマトやキュウリを食べた。
いままで嫌いだった納豆も妊婦に良いと聞いて鼻をつまんで食べた。
定期的に彼氏に会い一緒に過ごしてはいたけれど、会う時はこっそりと別の場所で待ち合わせて、そこで彼の家の車に乗せられて身を隠す様に家に入るという感じだった。
会えるのは嬉しい、でも世の中から取り残されている様に感じた。
私とこの子はこの世にいない。
隠された存在であると、、、。
段々とお腹が大きくなり情緒不安定になっていった。
妊娠後期になると彼はパタリと会いに来なくなった。会いたいと伝えても、部活や勉強があると断られた。
私は不安で不安で泣いていた。
この先どうなってしまうのか、出産することが怖かった。
色々な出産にまつわる本を買って読んでは勉強していた。
ただ無言で帰路を急いでいた。
自宅に帰った私は自分の部屋に行き
呆然としてただ横になっていた。
2.3時間経っただろうか、、、母が部屋にやってきた。
「お父さんは、なんとか知り合いのツテを頼ってでも、闇医者であっても中絶させる事を提案してきた。
でもお母さんは無理な中絶をしてあなたが危険になる様なことは出来ない。
彼がおろしてくれと言ってあなたが未婚の母になったとしてもその子を産ませてあげるから。」
と話した。
安心したのか嬉しいのかよくわからなかったけど、ただ涙が出た。
そして自分でも改めてこの子の命を守りたい、この子の為なら全てを投げ捨てても構わないと強く思った。
そして私のこの母の様に強く信念のある尊敬出来る母親になろうと心に決めた。
彼にすぐメールを送って伝え。両親には母が電話で伝えた。
次の日の夕方彼と彼の両親が訪ねてきて、我が家の一室で話し合いをした。
あちら側の両親はなんとか中絶して欲しいと話したが私の両親は譲らなかった。
ただ、不安で泣いている私の横で彼氏はうなだれていた。
彼の両親は子供を産むとなると息子は就職しなくてはならず
現在二年生であり高校は卒業した方が良いのではと話していた。
そこで彼が高校を卒業するのを待ちながら12月に出産し、高校卒業後籍を入れると言う話になった。
私の高校に連絡した際に主任の先生は中絶して休み、また復学する様に勧めたが母が断り退学することになった。
17歳の私の妊娠生活が始まった、、、
家を出ていた兄は驚き、16歳の妹は目を輝かせて喜んでいた。
祖母は近所の目を気にして誰にも言わない様にと話してきた。
彼と彼の両親も周りには嘘を言っている。私と付き合っていたが私が浮気をして子供が出来て別れた。という話になっている様だった。
彼の友人からの冷たい目線が痛かった。
私はつわりで苦しんでいた。
よくつわりで食べれないと聞くが、
私の場合はお腹が空くと気持ちが悪くなる。
体重が増えるといけないといわれ、
トマトやキュウリを食べた。
いままで嫌いだった納豆も妊婦に良いと聞いて鼻をつまんで食べた。
定期的に彼氏に会い一緒に過ごしてはいたけれど、会う時はこっそりと別の場所で待ち合わせて、そこで彼の家の車に乗せられて身を隠す様に家に入るという感じだった。
会えるのは嬉しい、でも世の中から取り残されている様に感じた。
私とこの子はこの世にいない。
隠された存在であると、、、。
段々とお腹が大きくなり情緒不安定になっていった。
妊娠後期になると彼はパタリと会いに来なくなった。会いたいと伝えても、部活や勉強があると断られた。
私は不安で不安で泣いていた。
この先どうなってしまうのか、出産することが怖かった。
色々な出産にまつわる本を買って読んでは勉強していた。
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