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香川 みぃさ

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現実とは

はじめまして

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12月に皇室の赤ちゃんが産まれたとTVで報道されていた。
私たちとは大違いだと思った、、、。
私は存在を隠され嘘をつかれてこっそりと過ごしているのに、世の中の赤ちゃんはみんな祝福されて誕生を喜ばれている。

12月16日  夕方
大きなお腹で妹と母と3人で買い物に出ていた。日用品を買って家路に着いた頃、下腹部に違和感を感じた。
「張っているのかな?よしよし大丈夫?」
私はお腹に話しかけながらさする。臨月に入ってからは胎動も少なくなっていた。

自宅に着いて段々と痛みが定期的に来ており母に伝えた。
22時痛みが酷くなり病院に電話する。
「まだ時間はかかると思いますが不安なら病院に居られますか?」
とナースさんに言われて母の運転で病院に行った。
夜中は本当にお腹と腰の痛みで苦しんだ。陣痛の痛みは聞いていた以上の痛みだった。
よく聞くラマーズ法「ヒッヒッーフー」は守れるはずもなく痛くて痛くてたまらなかった。
隣にいる母を呼んでも眠っている。
一人でひたすら痛みに耐えた。
彼に辛いと訴えても、「頑張って」とだけメールが来ただけだった。

次の日の朝になってもまだまだかかるようだった。
母は仕事があるため一旦帰った。
病院の近所にすむ親戚のおばあちゃんが駆けつけてくれて背中をさすってくれていた。

昼前になり私の前に出産が一件あり病院内はバタバタしていた。
私はいきみたいような衝動に駆られて待合室の床に伏せていた。
「分娩台が片付き次第呼ぶからね。大丈夫まだ分娩台乗ってからも何時間もかかるから」
とナースさんは話している。
12時15分にナースさんから分娩台へくるようにと言われて分娩台へ。母に連絡が来た様で駆けつけてくれた。待合室前の廊下で「行ってらっしゃい」
と微笑む母に手を振って分娩台へ乗った。


色々とナースさんたちが準備しているのを横目に私は痛みと闘っていた。
でもお腹の中の様子も気になっていた。私がこんだけつらいんだもん、この子もきっと辛いはず。
「大丈夫?私も頑張るから一緒に頑張ろうね。」
そう声をかけた。

新人さんらしきナースさんに手を握られて助産師さんの指示を聞いていきんだ。5回くらいだろうか、おへその辺りに力を入れているとパシャンと水が弾ける音がしてズルリと何かが出てきたのが分かった。
さっきまでの痛みは無くなり一気に楽になる。新人ナースさんはポロポロと泣いていた。

「おめでとうございます!元気な男の子です!!」
先生の声を聞いてほっとした。
私の懐に赤ちゃんを抱かせてくれた。
すごく小さいパッチリ二重の男の子だった。お猿さんみたいにシワシワで真っ赤な顔をして泣いていた。
なんて可愛らしい子。


その後若さもあってか元気な私にナースさんは「車椅子いる?隣の部屋なんだけど、歩けそう?」
「あっ大丈夫そうです!歩きます」
と言って部屋を出ると廊下で読書していた母がびっくりしている。
「え?もう?うそっ!」
と目を丸くして元気そうに歩く私と凹んだお腹を見ている分娩室に入って15分後のことだから驚いて当然だ。
廊下にいる母に向かって
「イェーイ✌️」といってベッドに入った。

18歳になって3日目だった。
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