私の相棒はモテモテです!

凰雅柚月

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出逢い

中学3年生 4

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──パーティ当日

ママに髪をセットしてもらいメイクを深雪さんにしてもらった。

メイクで大人っぽく変身しました!
ドレスとアクセサリーはママのを借りました。

ママは─

「娘と洋服やアクセサリーをシェア出来るような関係が夢だったのよ~。
やっと夢が叶ったわ!」

と、大喜びです。

ママと深雪さんもドレスに着替えてリビングに集合すると寛人さんは深雪さんの姿を見てデレデレしてます。

パパもママのドレスアップした姿を見てやはりデレデレです。

愛情を示す表現が豊かなのは血筋でしょうか?
叔父様と叔母様もめちゃめちゃ仲良しで休みを合わせてよく二人で旅行に行ったりしていたので寛人さんが子供の頃はお祖父様の家か我が家に預けられていたそうです。


そして──
私の姿を見た渉さん。。。
何故か固まってます。。。


「渉さん……、似合わないですか?」

そう言うと渉さんは首を横に振り─

「…ごめん。あまりの可愛さに言葉が出なかったよ。
よく似合ってる。
綺麗だよ」

「あ…ありがとうございます」

二人で見つめあって顔を赤くしてしまいました。


「あ~、ハイハイ。ほらほら、早く行かなきゃ遅刻しちゃうよ。」

「兄ちゃん。兄ちゃんも早く彼女作りなよ。嫉妬はみっともないよ。」

「うっせぇ尚吾。俺は作れないんじゃなくて作らないだけ。
その気になれは彼女の一人や二人直ぐに出来る。」

「彼女は一人で充分でしょ」


尚吾は口がたつから兄さんも敵わない。

パパの車にママと兄さんと尚吾、寛人さんの車に深雪さんと私と渉さんが乗り出発した。

近所と言っても車で5分ほどかかる。
三笠家の別荘の駐車場には何台か車が止まっている。
私たち以外にも招待客がいるみたいです。






案内された広間には既に大勢のお客様が寛いでいてパパの知り合いの方もいらっしゃり挨拶をして回りました。

そしてパーティの主催者、三笠家の当主とその隣には渉さんと兄さん位の女の子と成人した男性の3人が挨拶をしました。


「本日はお越しいただき誠にありがとうございます。
今日は存分にお楽しみ下さい」


その後三笠家の当主と二人が私たちの所にやって来ました。

「斎条さん、お久し振りです。」

「やぁ、三笠さん。本日はお招き頂きありがとうございます。
お言葉に甘えて家族で参加させて貰いました」

「初めまして、三笠高雄です。
こちらは息子の透、娘の彩花です。
息子は大学院生ですが娘は確か斎条さんのご子息と同じ学校に通ってます。」

「ご丁寧にありがとうございます。
妻の裕子と息子の東吾に娘の千比絽、一番下の息子の尚吾です。
こちらは東吾の友人で華村渉君です」

「三笠彩花です。お二人より二学年下の1年生ですがお噂はかねがね伺ってましたのでお会いできるのを楽しみにしておりました。
宜しくお願いします」

三笠彩花さんは渉さんの手を握り笑顔で挨拶をしてます。

三笠彩花さんは色素の薄い茶髪でふわふわの髪にお顔は日本人離れした可愛らしい感じの女の子です。
こんな可愛らしい女の子に見つめられたら渉さんと言えども……

ちょっと…どころかかなり心配です。

ところが三笠さんに握られた手を然り気無く外し私の肩を寄せて─

「宜しく。こちらは僕の婚約者で斎条千比絽さんでです。」

渉さんの言葉に私だけでなく兄さんもビックリしましたが三笠彩花さんだけは一瞬顔を顰めましたが直ぐにニッコリと笑い─

「まぁ、婚約者の方でしたの?
三笠彩花です。宜しく」

微笑みながら手を差し出されたしましたがその手は微かに震は瞳は笑ってはいませんでした。






「おい、いつの間に婚約したんだ?」

「僕はいつでもそのつもりだけど?
ただ、ちょっと牽制しておかないとならないと思ってね」

「ああ、三笠のご令嬢か─
ありゃ渉狙いがありありと解るくらい秋波を送ってたな…」

「名前は知らなかったが顔を見て思い出した。
ちょっと前に学校で千比絽と会っていた時に千比絽の事を凄い形相で睨んでいたよ。」

「だから婚約者って言って牽制したのか─
それで諦めてくれるかな?
気を付けろよ。ありゃ粘着するタイプだぞ」

「そうだな。千比絽にも気を付けるように言っておかないとな─」


二人がそんな話をしている時私は尚吾と二人で美味しい料理を堪能してました。
ほんとーに美味しくて持ち帰りたいとさえ思いましたが尚吾に止められたので諦めました。

──弟に諫められる何て姉の威厳は何処にいったのでしょうか?



料理を堪能して渉さんのカッコいいスーツ姿を見れてウキウキしてましたが帰り際に見た三笠さんの私を射るような眼は怖かったです…。

別荘に帰りシャワーを浴び布団に入っても初めてのパーティに興奮したのか眠くなくてテラスに出て星空を眺めました。

街から離れて灯りも少ないせいか星が綺麗に瞬いてます。

夜空を眺めていると後ろからガウンを掛けられました。

「風邪引いてしまうよ?」

「渉さん─ありがとう。
星が綺麗で…一緒に見ませんか?」

「じゃあ少しだけね。」




二人で並んで星を眺める。
黙っているけど苦痛じゃない。
穏やかな時間が心地好いです。

視線を感じて振り向くと渉さんが私を優しく見つめていて……
ちょっとずつ顔が近づき……

渉さんの唇が私の唇と重なりました。



私の……ファーストキス
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