私の相棒はモテモテです!

凰雅柚月

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出逢い

中学3年生 7

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それからは毎日渉さんと一緒に帰り休みの日には渉さんと試験勉強を一緒にしながら過ごしてました。


暫くすると渉さんのご両親が帰国されました。
暫くは日本でお仕事をされるようです。

それから直ぐに渉さんは私をご両親に紹介して下さいました。

渉さんはお父様似のようで歳を取ったらこんな感じになるのかな─何て思ったのは内緒です




その日は渉さんがどうしても外せない用事の為に一人での帰り道─。
角を曲がればもうすぐ家に着くと言うときに声を掛けられました。

振り向くと若い男の人が立っています。
何処かで見たような気がする…?
考えていると──

「1度パーティでお会いしてますよ。」



──パーティ??

あっ!!!

三笠彩花さんのお兄様だ!!


「三笠…彩花さんの…お兄様ですよね……?」

「思い出して頂けました?」

「はい…。三笠さんのお兄様が私に何か?」

「うん、ちょっと話を聞きたくて…立ち話もなんだからそこのカフェで話をしませんか?」

そう言ってスタスタ歩いていきました。
私は承諾してないよ~?
仕方ないので着いていきました。



カフェに入り注文して待っていている間はお天気の話やクリスマスの話をしてました。
こんな話をしたい訳じゃないのは私でも判ります。

頼んだ飲み物が来てカフェの店員さんが離れた途端に話始めました。


「話してる最中に話の腰を折られたくないからゴメンね。
率直に聞くね。
彩花が君に華村渉と別れろって言って来なかった?」

何故今更ながらこの話?
私が応えないと肯定と捉えたようです。


「アイツはね、親父が甘やかして来たから自分には手に入らないモノはないと思っていてね…
だから高校で華村渉君に一目惚れしたらしいんだけど…
いつの間にか君と付き合っていて…
何とかしたくてパーティに呼んだり学校で存在をアピールしたのに…
一向に振り向いてくれないから君に直談判したけど……
やっぱり…振り向いて貰えない…」

「それが…私に何か関係があるのでしょうか?」

「うん、業を煮やしてね。俺に君を誘惑しろって……」


「はぁっ?」

「誘惑して君をめちゃめちゃにしろって……
アイツはね…解ってないんだよ。
君に手を出したらどうなるかって…」

「どうなるんですか?」

「君は斎条家のご令嬢だ。
もし…仮に俺が君を誘惑してめちゃめちゃにしたのがバレたら……」

「──バレたら…?」

「確実に三笠家は潰される…」

「そうなんですか?」

「斎条家と三笠家では格も違うし何しろ大企業だ。
三笠家も確かに大企業だが規模が違いすぎる。
そんな相手に手を出せば流石に親父も黙ってはいない。
俺は将来確実に三笠の跡を継ぎたいんだよね。
でもそれを邪魔するような人間は排除したい。」

「それが…私に何か関係が…?」

「俺が何時までも君を誘惑しなかったら確実に彩花は動く。
アイツ一人の我儘の為に三笠が潰されては堪らない。
だから先に君に言って置けば最悪の事態を避けられると思って話してるんだ…」


「そうですか……」

改めてお祖父様の会社って凄いんだと思いを馳せていると……

カフェに渉さんが入ってきました。

「渉さん!!」

「千比絽!!大丈夫か?」

「はい。私は何とも無いですよ?」

「良かった……。
それで─三笠家のご子息が千比絽に何か用なんですか?」


「いきなり喧嘩売らないで欲しいなぁ。
電話でも話したけど俺は俺で三笠家を守りたいだけ。
そうでなきゃ君たちにこんな事を話にわざわざ話には来ないよ─」


「僕は君の妹に迷惑している。
早いとこどうにかして欲しい─」

「手は打ってある。
近い内に片付くはずだから…」

「判りました。
さっ、千比絽帰ろうか…。」

席を立ち三笠さんに一礼をしてカフェを出ました。

「渉さんは何故カフェに?用事は片付いたのですか?」

「うん、僕の元にも彼の使いが来てね。
三笠彩花の事で話をしたいと言われて…
終わったらあのカフェに来いと言われていたんだ。
驚いた。千比絽が三笠の跡取りと一緒に居たから……」

「私も驚きました。渉さんがカフェに来たから──
でも…嬉しかったですけど」



二人で自宅に帰り勉強を教えてもらいご飯を一緒に食べてから渉さんは帰りました。










その後──

三笠彩花さんは学校を辞めて噂では外国の寄宿学校に転入したそうです
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