私の相棒はモテモテです!

凰雅柚月

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出逢い

中学3年生 9

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──大晦日

今年もママと二人でお節を作りあげて年越し準備。
いつもと違うのはもう高校生になるのだからと渉さんと年越し詣でに行きます。

ずっと行きたいと思っていたんです


でも…女の子だからダメと言われてきたのです
兄さんも高校生になって許されました。
まだ中学生だけど渉さんと一緒ならとオッケー出ました。
渉さんはパパとママからの信頼度抜群です。


ビバ!!渉さん!!!!



紅白を観を終わり今年は赤組の勝利しました!
ちゃんと観れました!


ダウンジャケットとマフラーと手袋を部屋から取りに行き渉さんが来るのを待ちます。



──ピンポ~ン!!!


来ました!

ママとパパが玄関に行き渉さんを出迎えます。
マフラーを巻きダウンジャケットを羽織りバッグと手袋を持ちいざ!!



「いってらっしゃい。迷子にならないようにね。渉くんの言うことちゃんと聞くのよ」

「ママ?私はどんだけ子供何ですか?」

「いくら渉君が一緒にいると言ってもあなたがポヤンポヤンしてるから心配なのよ。
渉くん、御願いしますね」

「ハイ。お預かりします」

「だから…子供じゃないってば…」

パパとママは笑顔でいってらっしゃいと見送ってくれました。


夜中に家を出るなんて初めてです。
学校や遊びにいくときに見る見慣れた景色も真夜中となると違って見えます。
一人だったら恐いけど渉さんが一緒なら怖くない。
手を繋ぎ家から歩いて15分の所にある神社に向かう。


「千比絽は夜中に行くのは初めて?」

「ハイ。女の子だし中学生だから兄さんが一緒でもずっとダメって言われてたんですけど…
来年から高校生になるし…
何よりも渉さんが一緒なら良いよと言ってくれました。
パパもママも渉さんの事を信頼してるので!」

「ははっ!それは嬉しいな。
でもそんなに信頼されちゃうてちょっとプレッシャーかな……
変な事出来ないね─」

「変な事って…何ですか?」


「んー、例えば……」

そう言って額にキスしました。

ビックリして思わず額に手を当ててしまった。

「僕だって男だからね…。
いつだって千比絽に触れたいしキスしたい…
でも千比絽が嫌がる事はしたくない。
これでもかなり理性を働かせてるんだ…」

渉さんが言っている事は私にも判る

中学生だけど彼氏がいる子は既に経験している子は何人かいる。
女の子が集まると彼氏の話や、ファーストキスから初体験の話まで色々と出る。

恐らく男子が聞いたら驚き戦いてしまうかも……


結構……エゲツない──です。



渉さんには聞かれたくないかも─




真夜中の寒い中でも渉さんと一緒なら寒く感じない。
手袋は持ってるけどはめたくない。
渉さんの手の温もりを感じられないから……。

神社に着くと既に参道には沢山の参拝客がいて露店もあり賑やかだ。
初めて見る光景にワクワクしてしまう。
キョロキョロしてまるで子供だ。


「お参りしたら何か温かいものでも買おうか」

はいと頷き先ずは参拝。


私の願いは───

渉さんが合格しますように……
渉さんとずっと一緒にいられますように……

奮発して500円玉を投げ入れました。

熱心に祈りました。



それから甘酒が振る舞われていたので渉さんと一緒に飲みました。
冷えた身体に甘酒が入るとぽかぽかしてきます。

露店を見て回り…
それからまた二人で手を繋いで帰りました。
渉さんは私を送りパパとママにちゃんと挨拶して帰りました。

パパとママは私が帰って来るのを起きて待っていてくれた。
今日はお祖父様のお家に行かなきゃならないのに……

私はパパとママに愛されてます!



ビバ!!パパとママ!!!







今年もきっと良い年になる!!




布団の中に入り目を瞑るとス~ッと眠りの中に誘われた。
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