私の相棒はモテモテです!

凰雅柚月

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出逢い

高校1年生 8

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あの女子大生二人組は兄さんから渉さんに伝わり───

彼女達はサークルを辞めた。

学部が違うので大学構内で見かける事も無くなったらしい。
覚えてますか?

三笠彩花さんと 言い、私を殴った女子大生、女子大生二人組と言い何故渉さんに直接言わないのでしょうか?
私と別れたからと言って自分と付き合って貰えると思っているから?
それなら真っ正面から渉さんにぶつかれば良いのに─
渉さんがあの人達の誰かを選んだなら潔く身を引くのに……

している事は卑怯の何者でもないと思う──



文化祭の準備は着々と進む。
カフェの勤務表も決まりつつある。

交代で公平に働く。

メイド服が出来上がり各々試着してみる。
バイトするほどではないがやはりメイド服を着てみたいと思っていた女の子は多かったのでさながらファッションショーです。


男の子達も執事服に着替えて最終チェックです。
ただ、男子は白シャツは各個人に持って来てもらいネクタイと制服のジャケットに一工夫しただけ…。
でも…執事に見えない事も無いですが行った事が無いので解りませんです。








───文化祭前日

教室内の飾りなどを付けたり机をセッティングしたりと急いで準備を始める。
文化祭は一般人は2日目からしか入れない。
初日は在学生と保護者に卒業生の学校関係者だけ。
保護者への招待状は在学生に渡し卒業生には事前に申し込んで来た人達には既に発送している。
招待状が無いと保護者でも入れない。
以前トラブルがあってから厳しくなったとか……

渉さんも招待状を申し込んで初日で来てくれる──
兄さんは保護者枠で来るそうです。

パパとママは予定があるので初日は無理だと───
だから保護者枠を使わないのは勿体無いからと──



──でも私は知っている。
申し込もうとしていたがすっかり忘れていて直ぐに電話したら締め切られた後だった事を…
初日に行かなければ祐佳に…怒られる──



メイド&執事カフェが完成!!


ちょっとしたアイデアで廃材を小洒落た衝立にして殺風景な教室だったのがカフェに変身した
ビフォーアフターが凄すぎる!!



明日が楽しみ!!!!!

私と祐佳は2日目にメイド服を着ます。

「お帰りなさいませ!ご主人様!」

と言わなきゃなりません……

私も祐佳もキャラじゃありませんがクラス全員がメイド&執事に扮するんです。
しなきゃなりません。

私とフツーですが…
祐佳はツンデレキャラだそうです

私は渉さんに、祐佳は兄さんにいつメイド服を着るかは言ってません…
っていうか言えません!!
恥ずかしいから!!


だから…初日に一緒に校内を回ります。
絶対に内緒です───















───文化祭当日

朝9時

文化祭実行委員が校門で受付をして招待状のチェックをします。
生徒達は朝7時に登校して女の子達はメイド服に着替えて軽くメイクします。
男の子達も執事服に着替えて髪型をセットします。


やっぱり器用な人はいるんです。
メイクもヘアセットをチャッチャッってしちゃうんです!

将来はそちらに進みたいらしいですからこれも勉強らしいので嬉々として3日間してくれる。
ありがたや~です。



カフェは準備万端です。

お客様を出迎えるため入り口に立ちます。
教室の窓から受付の方を見ると続々と校舎に向かってきます。


カフェは任せて私と祐佳は渉さん達を迎えにいきます。
一緒に廻ります。
ずっと文化祭の準備で忙しかったので久々のデートです。

渉さんと兄さんも大学祭の準備が大変みたいですが何をするのかを教えてくれません。
大学祭も3日間あり交代でするから当番じゃない日に見においでと…

大学祭はかなりの盛り上がりをするみたいなので楽しみです!



「渉さ~ん!!こっちです!」

私の声に渉さんが気付いて軽く手を上げて応えてくれました。

「お待たせ。開場前からかなり並んでいたから遅くなってしまったよ。
すまない」

「教室の窓から見てました。すっごく並んでいたからビックリしました。毎年こんな感じ何ですか?」

「うん、去年も凄かった。僕は去年しか知らないけど初日でこれだから2日目、3日目はもっと凄いよ。」

私と祐佳は初日で驚いていたけど明日からは一般の人達も来るんだからもっと大変だ!

「俺が1年の時から初日は招待状無いと入れなくなったんだよな。
その前の年にトラブルがあったらしいが…オフレコらしく先輩達も教えてくれなかった。」

「あれ?兄さん入場出来たんですね?」

「ちゃんと招待状持って来たぞ!」

「パパ達の招待状だよね?」

「親父達が初日は来れないんだから使わないと勿体無いだろ。」

「ハイハイ…そうですね」

棒読みで冷たい視線で兄さんを見た。
祐佳は笑いながら─

「招待状が有って良かったよね?
無かったら今此処には居られなかったし?
千比絽と渉さんのラブラブしている後ろ姿を見ながら私は寂しく一人で校内を歩くとこだったわ!」

と兄さんにチクチク言ってます。
苦笑いで誤魔化す兄さんを皆で笑ってそれから校内を回ります。


楽しい文化祭は始まったばかりです!





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