私の相棒はモテモテです!

凰雅柚月

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出逢い

高校1年生 17

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────三学期


3年生が自由登校になると受験等で登校する生徒も少ないから学校内はちょっと寂しげである。
常にいた約200人近くの人間がいないのだから当たり前といえば当たり前なんだけどね。


卒業式に向けて2年生も1年生も慌ただしく動く。
卒業式の後には在校生が卒業生を見送るためのパーティがある。

このパーティには卒業生の保護者も参加するため講堂や体育館では無理なのでホテルのパーティ会場を借りる。
さすがはお金持ちが通う学校だけあります。
会場のセッティング等はホテルスタッフがしますが進行は在校生なので料理の内容やBGM等諸々の打ち合わせに奔走中です。





高校生活を経験して思った事は……




1年通して行事が多い!!
それなのに試験も容赦なくある!!
成績が落ちないのは渉さんと祐佳のお陰だと言っても過言では有りません!!
持つべきものは──



才色兼備の親友の祐佳──


眉目秀麗、文武両道な渉さん──



ビバ!!親友!!!


ビバ!!彼氏!!!



です!!!!!!!!










─────バレンタイン


来週末にバレンタインがある。
この日は渉さんとデートです!
家に勉強を教えてくれたり普通にデートしたりしてますがやっぱりバレンタインやホワイトデーなどのイベントの日にデート出来るのはテンションが違います。


恋人達のイベントです!


今年のチョコは6つ。
パパと兄さんとお祖父様、渉さんのお父様と尚吾に上げます。
モチロン本命チョコは渉さんです。
──当たり前ですが……






バレンタインチョコを祐佳と一緒に買いに来ました。
デパートの特設会場には甘い匂いとチョコを買いに来た女性達の熱気が充満してます。。。。

殺気だっていると言っても過言ではないかと。。。
今年は国内のメーカーから有名パティシエが作ったチョコ。
海外でしか買えないチョコもスペシャルバレンタインと銘打って取り揃えられてます。
6つチョコを買いに来ましたが…
私の手元にある紙袋を覗くとチョコは7つ有りました。


自分用にも買ってしまいました。。



祐佳も同じく自分用のチョコを買ってしまったようで。。。



本当なら……このバレンタイン特設会場にあるチョコを全て買いたいのを我慢して我慢して我慢して1つにしたんです!!


祐佳はトリュフチョコ、私はチョコにナッツやドライフルーツが入ったものを自分用に買っちゃいました。
チョコの誘惑には勝てません!!


祐佳の部屋に帰り取って置きの紅茶を淹れてくれました。
祐佳の本場仕込みの紅茶は本当にチョコに合っていて美味でした。
したこともないのにイギリス式のお茶会をした気分!!
日本式のお茶会も良いのですが…
正座で足が痺れてしまうので楽しさが半減してしまうのです。。。

お茶もお茶菓子も美味しいのですけどね。。。


お喋りしながら楽しく午後のひとときを過ごしていた時に不意に祐佳が──


「千比絽は進路を決めた?」

カップに手をかけたまま止まってしまった。
そう……まだ自分の進路が決められずにいたから。。。
黙ったままでいると祐佳が─

「千比絽は何を悩んでるの?したいことは無いの?それともしたいことが有るのに反対されてる?」

パパもママも私のしたい事をすれば良いといつも言ってくれる。
どんな進路を選んでもきっと応援してくれる。


「反対何て無いの。ただ、私がやりたい事が見つけられないの……」

「そう…。でもクラス替え迄まだ時間はあるから見つけられるよ。」

「うん。祐佳は?祐佳も迷ってたよね?決まった?」

「私は…経済学部に行く事にした。
英文学科も魅力だけど…英語は出来るから…」

「兄さんと同じ大学?」

「ううん、K大学にしようかと…。
同じ大学だと甘えてしまいそうだから……」

「経済学部かぁ……。文系コースだね。私は理数系は無理だから文系コースだけど……その先なんだよね…悩んでるのは……」


ちょっと暗い雰囲気になってしまったが持つべきものはやっぱり親友なんだなぁ…と改めて思った。
親以外で心配してくれる。


ありがたやありがたや…です。
足向けて寝られません!!









────バレンタイン当日

今日はバレンタインです!
渉さんとデートです!!
念入りにお洒落します!!

電車でお出かけするので私の家の最寄り駅で待ち合わせです。
兄さんも祐佳とデートですが朝早くパパの車を借りて出掛けたよう…

何処に行くのかは教えて貰えませんでした。
サプライズだそうです!

楽しみ!!


私が家を出た後に電話が掛かって来たのを知ったのは翌日になってからでした。
その電話は…私と渉さんを又々トラブルに巻き込むキッカケとなったのです………。




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