私の相棒はモテモテです!

凰雅柚月

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出逢い

高校1年生 18

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───バレンタインデート

駅には既に渉さん待っていた。
待ち合わせした時間の15分前。

「渉さん、おはようございます。
待たせてしまってごめんなさい」

「おはよ。今来たばかりだから待ってはいないよ。千比絽こそ早いね」

「家にいたらママや尚吾にからかわれてしまうし…、早く渉さんに会いたくて…」

そう言うと渉さんは少し顔を赤くして……

「……可愛いこと言うから抱き締めたくなるんだけど……」

「えっ!あの……ここで…は…ダメですよ…?」

「ここじゃなければ良いの?」

今度はイジワルな顔で聞いてきます。
私はその言葉に対してうまく切り返すボキャブラリーを持ち合わせていなかった。
ただ、顔が真っ赤になっているのは自分でも判った。

「切符は買ってあるから行こうか。
予約してあるけど早く行かないと混むからね。」

そう言って私の手を取り改札機を通り抜けホームに向かった。
タイミング良く来た電車に乗り込んだ。
バレンタインのせいか車内にはカップルが沢山います。
ハートが一杯飛び交ってるように見えます。
私もハートを飛ばしてるのは自覚してます。。。


電車を乗り継ぎ着いた場所は……




夢の国です!!



夢の国のチケット売り場には沢山の人達がチケットを求めて混雑してます。

渉さんはポケットからチケットを取りだし─

「チケットは先に購入してあるからそのまま入れるよ。」

渉さんに手を引かれてゲートを潜ると……


目の前に広がるのは夢の世界!!


「わぁ!わぁ!スゴいです!!」

「どう?ビックリした?」

「ハイ!スッゴク嬉しいです。ずっと来てみたかったから…」

「来たこと無かった?」

「小学生の頃に遠足で来たきりです。
次に来る時には彼氏と来たいねって友達と言ってたんです。夢が叶いました!」

「喜んで貰えて良かった。チケットが取れなかったらガッカリさせてしまうと思ったから内緒にしていたんだ。運良く取れたからサプライズにした」

「ありがとうございます。スッゴクうれしい!!!」

改めて手を繋ぎ夢の世界へのゲートを二人で潜った。



ショッピングモールで夢の世界の住人となる為のアイテムを買った。
猫耳ならぬネズミ耳を買って頭に着けた。
渉さんはくま耳を買い頭に着けました。
意外でした。
渉さんもこういう事するんだ!!

「せっかく夢の国にいるんだから夢の世界の住人にならなきゃ楽しめないだろ?たまには良いだろ!」

「けっこう似合ってますよ!」

「さぁ、行こう!!」


それからは時間が許す限りアトラクションに乗り楽しんだ。
お昼は軽く食べてポップコーンを訳あったり限定スィーツを食べたりした。
夕食はパレードの前に予約してあるレストランで食べる事になっていた。
このレストランは人気があり中々思った通りの時間に予約が取れないので有名。
況してやバレンタイン当日だからきっと大変だっただろうなぁと思うと渉さんの気持ちが嬉しかった。


バレンタイン仕様のコース料理はメイン料理はモチロンの事デザートは可愛らしいスィーツで食べるのが勿体無いとさえ思った。
そんな事言いながらもちゃんと最後のデザートまで美味しく頂きました。


夕食を済ませて外に出るとパーク内はイルミネーションが輝き幻想的な世界へと変貌を遂げていた。

昼間は割りと暖かかったが夜になるとぐんと気温が下がり吐く息が白くなっていたけど…
渉さんと一緒だと寒さすら気にはならない。

パレードの時間お土産を買うためにショッピングモールに向かった。
祐佳とママに!
あっ、パパと尚吾、ついでに兄さんにも買ってあげなきゃ!!

渉さんと色々見ながらコレがいいアレがいいと買いまくってしまいました。
渉さんとお揃いの携帯ストラップにシャープペンとボールペンを買いました。







パレードが始まりました。
パレードにより更に更に夢の国へと誘ってくれました。

小学生の頃に来た遠足では昼間のパレードしか見て無かったので感無量です。
ふと気づくと渉さんが優しい瞳で見つめていました。

「楽しい?って聞くまでも無いかな?」

「スッゴク楽しいしうれしい。渉さんありがとう」

「千比絽に喜んで貰えたなら良かったよ」

「あっ!渉さんにチョコを…」

鞄の中からチョコを出そうとした手を渉さんの手が制止して…

「チョコは帰りでいいよ。今はパレードを見よう」


そして視線はパレードに向けられ手を繋いだまま渉さんと二人で夢の世界に浸った。
回りには沢山の人達がいるはずなのに……
渉さんと二人きりに感じられるくらいに夢の世界を堪能した。










家の近くの公園で渉さんにチョコを渡しました。
渉さんはとても喜んでくれて優しいキスをしてくれました。
私は有頂天になっていた。




私達を見つめる冷たい視線に気づかないほど………
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