私の相棒はモテモテです!

凰雅柚月

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出逢い

高校3年生 12

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文化祭も終わり後は受験に向けて準備が始まった。
受験生にクリスマスもお正月も無いのはかなり寂しいが浮かれていて大学に合格できるほど甘くもない。

祐佳は大学受験は見送ることになった。
大学は子供が2才になったら受験すると……。
祐佳なりに考えて出した結論である。
私は英語力を更に強くするために祐佳のお母さんから紹介された英国人教師から教えてもらう。
他の科目は渉さんの時間がある時や祐佳の体調が良いときには一緒に勉強をした。

そして…クリスマスに両家の顔合わせの食事会が行われる事になった。
私の受験が終わるのを待っていたら間に合わないからである。
その日は祐佳と祐佳の両親と父方の祖父母、私達一家と祖父母が勢揃いする。
祐佳の母方の祖父母は高齢の為飛行機の長旅は辛いこともあり時期を見て渡英して会いに行くらしい。

私の受験や顔合わせの食事会の準備でママはてんてこ舞いです。
更に年明けには内輪とはいえ結婚式の準備もある。
両家の母達は嬉々としてやってはいるが大変そうです。

祐佳は悪阻が始まりかなり辛そうで学校も休みがちになった。
学校側には妊娠が分かった時点で祐佳の両親が説明した。
受験が落ち着くまで生徒達には単なる病欠とし授業も課題やプリント等を提出して補う。
私が配達人です。
兄さんは大学や会社の合間を縫ってせっせと通って来るらしい。
祐佳にプリントや返却物を渡しに来る度に何故だか赤ちゃんの物が増えている。

「祐佳サン…?。私がこの部屋に来る度に荷物が増えている気がするのは気のせいでは無いですよね?」

「ハイ…千比絽サン。気のせいではありません。増えてます……。あなたのお兄様が増やしていきます。」

祐佳の部屋は決して狭い訳じゃなが赤ちゃんの物が占領しているスペースが凄い……。

「あのさ、ベビーベッドって今いるの?」

「今は…要らない。」

「オモチャ類も……要らないよね?」

「今は…って言うか産まれて直ぐに遊べる訳じゃないから…」

祐佳が言うにはこちらに来る度に祐佳と赤ちゃんにとプレゼントを持って来る。
検診にも絶対に付き添うからと授業も前倒しで受け会社の方も予定を空けている。
渉さんに仕事の負担が増えているのではないかと祐佳は心配してくれてる。

兄さんって顔だけでなく中身もパパ似だったんだね……。

以前ママから聞いた事がある。
兄さんがまだお腹にいる時から赤ちゃんにと沢山のプレゼントを買ってきていたと…。
そして私がお腹にいる時も……。
ママは兄さんが使っていたのがあるからと言っても兄さんに買って私に買わないのは不公平だと……!
尚吾の時にはママはパパに言うのを諦めたと……。
パパは私を唯一の女の子だけあって甘やかしてくれてるが基本子供達に平等にしてくれている。
産まれたらどうなるのだろうかと我が兄ながら心配です。
女の子なら溺愛しすぎないかしら?


少しだけおしゃべりして提出物を預かり祐佳の家をお暇した。
駅までの街路樹にはイルミネーションが施されていて街をクリスマスカラーに染めている。
イルミネーションを眺めながら来年はゆっくり渉さんと眺めたいなぁ~と思いつつ家へと帰った。
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