私の相棒はモテモテです!

凰雅柚月

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出逢い

高校3年生 21

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────
沖縄の空は快晴で本州とは違い暖かく持ってきたコートは必要なかった。

昼過ぎからしか動けなかったので近くの海辺を散策することにした。
その前にホテルの近くの食堂でソーキそばを食べる。
地元の人に人気のお店なのか混雑していたが直ぐに座れた。

初めて食べるソーキそばは肉うどんみたいで食べやすく美味しかった。
夜も営業しているようなのでまた夜に来ることにした。
やはり旅行に来たならそこの地元の料理を地元の料理屋さんで食べたい。

それはパパの持論でホテルのレストランや旅館の食事も美味しくて良いがやはり地元の料理屋さんで地元の食材を使った料理を食べるのも旅の楽しみ方だと…


本州の海と違い真っ白な砂浜に真っ青な碧い海が綺麗で言葉にならない。
渉さんと手を繋ぎ歩く。
ずっと受験勉強ばかりでデート何てしてなかった。
家庭教師をしてくれていたからそれがお家デートだと言われればそうかも知れないけど……





浜辺に座り二人で海を眺めていた。
穏やかな時間を過ごせるのは凄く幸せで…。
そんな時、渉さんが口を開いた。

「千比絽…僕と結婚して欲しい?」

………??

えっ?

結婚???

「けっ、けっこん??」

「うん。僕と結婚して?」

突然のプロポーズで驚きすぎて言葉が出ません…。
ふと、思い出す…。
お祖父様のお見舞いに行ったときにお祖父様が渉さんに言っていた事を……。

「あの……お祖父様の言っていた事を…?」

「会長に言われたからではないけど切っ掛けではある。
僕はずっと前から言ってきたよね?
千比絽は婚約者だって…」

「あれは…、でも…」

「僕は初めて千比絽と会った時から先のことまで考えていたから婚約者だって言ってきたんだよ?
訳の分からない人間を蹴散らす為に言ってきた訳じゃない。
斉條グループの総帥になりたい別けでもない。
千比絽との結婚にその条件が付くなら全て受け入れるつもりだ。
婿養子になれと言うならなるよ。
僕の両親にも話して了承は貰ってる。
あとは…千比絽次第だよ」

「お祖父様が言った事を気にしているの?」

「本当は千比絽が大学を卒業してからと思っていたけど東吾が結婚して婿養子に行ってしまうし会長が病院で言ってくれた事で決心したんだ。
まぁ、予定より早まってしまったけどね」

結婚……
いきなり過ぎて頭の中はフリーズ状態…。
まだ大学に入ったばかり(入学式はまだだけど)で結婚何てまだまだ先の事だと思っていたし…
渉さんと結婚……

実感がない…

お祖父様が言ったから?

でも…ずっと考えてくれてたって言ってたし……

どうなんだろう……


考えていると渉さんが穏やかな笑顔で言った。

「今すぐに返事は出来ないのは分かってる。
僕の気持ちは千比絽のご両親には話してあるし後は千比絽次第だと言ってくれたから反対はされてないと僕は思ってる。」



昨日から初めてだらけで少し混乱気味です。
キャパオーバーです…。
それでもせっかく来た沖縄ですから楽しまなきゃです…。

ホテルに戻りシャワーを浴びて着替えてから地元の沖縄料理を食べさせてくれるお店に行きました。
ゴーヤーチャンプルや海ブドウ……
ラフテーが美味しくてご飯が進みます。
美味しい沖縄料理を堪能してその日はゆっくり眠りました。





────

次の日は朝からレンタカーを借りて観光地巡りをした。
行きたい場所に行こうとしたら1日2日じゃ回りきれない。
それでも沖縄に来たのだからひめゆりの塔、首里城公園に行った。

私と同じ年頃の女性達が戦争の犠牲になった場所。
歴史を勉強する度に思う…。
もう2度と戦争の悲劇を繰り返してはいけないと…。
世界中から戦争が無くなればいいのにと……。

ゆっくりと資料館を見て回り首里城公園に行く。
日本のお城とは違い中国の城に近い造りで歴史を感じる。
今の首里城は戦争の影響で1度は焼失しているけどその後再建されている。
1つ1つをゆっくり見て回るには時間が足りない。
次に来る時にはもう少し勉強してから訪れたいと思った。



2泊3日の沖縄旅行はあっという間に終わってしまったけど人生初の事ばかり起きてしまった旅行でもあった。


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