私の相棒はモテモテです!

凰雅柚月

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出逢い

高校3年生 22

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────

旅行から帰りパパ達に渉さんからプロポーズをされた事を話した。
パパもママも驚かなかった。

「パパもママも驚かないの?」

「実はね…、旅行の前に渉くんから話は聞いていたのよ。
千比絽からしたら驚いたとは思うけどね。
パパとも話をして千比絽の決断に任せようと思って…」

「任せるって…。パパは反対はしないの?」

「反対されたいのか?」

「反対っていうか……。
ただ…この間病院でお祖父様が渉さんに私と結婚して斉條グループを継いで欲しいって……
お祖父様が気が弱くなってたみたいだし……。
それに同情してるのかなって…」

「後継者だと思っていた東吾が祐佳ちゃん家の養子になっておまけに自分が倒れてしまった事で弱気になったのは確かかも知れない。
だがな、渉くんは同情で結婚するような男ではないと思ってる。
それにママが言ったように旅行の前に渉くんから話は聞いていた。
会長が言ったから結婚したい訳じゃない。
だけど…千比絽と結婚の条件が会社を継ぐ事なら養子になると言っていた。
会社を継ぎたいから結婚したい訳じゃないとしきりに言っていたからそこに嘘はないとパパも思う。」

「でも…何故今なのかな?」

「それは千比絽が直接渉くんから聞きなさい。」

「聞いてないの?」

「うん…生まれて初めてプロポーズされて頭が真っ白になってフリーズしちゃったから聞けなかったの……」

取り敢えず渉さんから直接聞きなさいと言われたので聞くことにしました。
聞いてから返事をしなさいとパパに言われました。
承諾しても断ってもパパもママも千比絽の味方だからと言われてホッとしてます。

渉さんに連絡すると明後日なら大学の予定も会社の予定も無いからと言われたのでデートする事になりました。

私も高校を卒業して大学入学の準備もほぼ出来ていて後は入学式を待つばかりです。
ふと、思いました。
私の今の身分は何だろう?
高校は卒業したから高校生ではない?
大学も入学前だから大学生でもない?
ましてやアルバイトしてる訳でもないからアルバイターでもない……
不安に思い調べました…。

卒業しても3月31日迄は高校生
4月1日からは大学生

と、言うことは私はまだ高校生なんだ!!

そっかぁ~高校生なんだ…。

まぁ…それは置いておこう。









────

メールや電話は毎日しているけど会うのはあの旅行以来です。
いつものデートとは少し雰囲気が違う…。
どうして結婚が今なのかをきちんと聞かなきゃ私のモヤモヤが消えない…。

車で迎えに来てくれてドライブデート。
今日は天気も良いから春の海を見に行く。
私も運転免許を取りに行きたいな…。
大学に入ってからでいいかな~
取らせてくれるかな?
パパが反対しそうな気がしないでもない……。

そんな事を考えているうちに到着した。
ちょうど昼時で海辺のカフェでランチを食べる。
ランチメニューで日替わりらしく今日はシーフードパスタとデザートのセットで飲み物付き。
渉さんはシーフードドリアのランチセット。

美味しく頂きました。

ランチを食べてから浜辺に降りた。
沖縄の海と比べると碧くはないけどやはり海を見ると落ち着くなぁと思う。
少し落ち着いた所で渉さんから話し出した。



「やっぱりプロポーズに戸惑った?」

「戸惑ってないと言ったら嘘になります。
嬉しかったです。
でも…何故今なのかなって…
お祖父様に言われたからかなって……」

「この前も言ったけど切っ掛けに過ぎないよ。
一番の理由は……千比絽を僕だけのものと安心したかったからかな…」

「どうして?」

「これから大学に行けば色々と世界が広がる。
色んな人と知り合って行くだろう。
そしたら……千比絽が僕から離れてしまうんじゃないかって不安になったんだ……」

「渉さんから離れるわけないですよ?」

「僕より良い男は沢山いるからね。
いつだって不安になってるよ」

「渉さんより素敵な人はいません。
私はいつも不安になってますよ…?大学には綺麗で頭の良い女の子がいっぱいいて……」

「お互いさまだね。
だからね…他の男に千比絽を取られたくないって思っていた時に会長が言ってくれたから…
じゃあ今しかないって思ってプロポーズしたんだ。
結婚して千比絽の一番近くにいたいって…
条件は出されたけど…」

「条件って会社を継ぐ事?」

「それもあるけど……」

そう言ってパパ達から渉さんに出された条件の多さに圧倒してしまった……

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