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声?
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ドンっ!
と気が付いたときにはもう遅かった。
吹き飛ぶ身体、迫る地面
ここで俺の意識は途切れた。
ピッピッという電子音と、何とも言いがたい病院の匂いで目が覚めた。
(ぁ~クソっ!いってぇ…)
最後に見た景色的に頭、というよりは額を打ったみたいで洒落にならないくらい痛い。
(腕とか足は平気っぽいな。頑丈な身体万歳!)
とか思っているとドアが開いた
「あ、目が覚めたんですね!ここが何処で何があったかわかりますか?」
『ザザ…ザ…』
看護師に質問されてどういう状況か思い出す思い出す
「はい。車にはねられて…ここは病院ですよね?」
(何の音だ?)
声に合わせてノイズのような音が聞こえる
「はい!大丈夫みたいですね。骨などに異常は無いみたいなんですが、どこか痛む所はありますか?」
『な……か……』
「えと…額と首が痛いですね」
(やっぱり何か聞こえる。意識すれば聞こえるか?)
さっきよりも言葉っぽい音が聞こえた気がする
「あぁ、やっぱりですか。じゃあ先生を呼んできますから少し待ってて下さいね」
『そりゃおでこから落ちたならソコが痛いでしょうよ』
今度こそ聞こえた
喋ってる言葉に重なるように別の言葉が聞こえる
「あ、は、はい」
パタパタと出ていく看護師を見送りながら考える
(さっきのはなんだ?声…とは違う気がする。
もっと何か別の…頭に直接響くような聴こえ方だった…)
「やぁやぁ!目が覚めたようだね。調子はどうだい?」
『とりあえず平気そうではあるか?』
やはり気のせいなんかじゃなくちゃんと聞こえる
「えと…頭と首が痛い位です」
(何なんだこれは…)
「だろうねぇ…なんせ目撃者によると横から来た車にはねられて何故かおでこから着地したらしいよ」
『どういうはねられ方をしたんだか…』
「え、ええ。一体どんな風に打ったのか自分でも不思議です」
(とりあえずあの声っぽいモノの確認だな)
今回は喋っていない方に返事をしてみた
アレがただの幻聴なのかと確認のための実験
「ん??そうだねぇ…」
『あれ?どんな風だったかは、聞いてないよな?』
(やっぱり違うな…あの声は、あの言葉は言ってない?だとしたら…)
「えぇと…すいませんこの後って?」
多少不自然かもしれないが強引に話を変える
(わからないことが多すぎる!)
「あぁ、それなら……」
と気が付いたときにはもう遅かった。
吹き飛ぶ身体、迫る地面
ここで俺の意識は途切れた。
ピッピッという電子音と、何とも言いがたい病院の匂いで目が覚めた。
(ぁ~クソっ!いってぇ…)
最後に見た景色的に頭、というよりは額を打ったみたいで洒落にならないくらい痛い。
(腕とか足は平気っぽいな。頑丈な身体万歳!)
とか思っているとドアが開いた
「あ、目が覚めたんですね!ここが何処で何があったかわかりますか?」
『ザザ…ザ…』
看護師に質問されてどういう状況か思い出す思い出す
「はい。車にはねられて…ここは病院ですよね?」
(何の音だ?)
声に合わせてノイズのような音が聞こえる
「はい!大丈夫みたいですね。骨などに異常は無いみたいなんですが、どこか痛む所はありますか?」
『な……か……』
「えと…額と首が痛いですね」
(やっぱり何か聞こえる。意識すれば聞こえるか?)
さっきよりも言葉っぽい音が聞こえた気がする
「あぁ、やっぱりですか。じゃあ先生を呼んできますから少し待ってて下さいね」
『そりゃおでこから落ちたならソコが痛いでしょうよ』
今度こそ聞こえた
喋ってる言葉に重なるように別の言葉が聞こえる
「あ、は、はい」
パタパタと出ていく看護師を見送りながら考える
(さっきのはなんだ?声…とは違う気がする。
もっと何か別の…頭に直接響くような聴こえ方だった…)
「やぁやぁ!目が覚めたようだね。調子はどうだい?」
『とりあえず平気そうではあるか?』
やはり気のせいなんかじゃなくちゃんと聞こえる
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「あぁ、それなら……」
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