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22話
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朝は日々満員電車だ。市の全住民がまるごと車両に押し込まれたかと思えるほど電車内の状態は地獄と化していた。
「ふと思ったんだが」俺は声を絞り出す。「毎日こんな具合なら、自転車で登校した方が楽なんじゃないか」
「私はそれでも構わんぞ。もっとも、ペダルを漕ぐのは主水じゃがな」
「二人乗り前提かよ」
俺は扉に肘を突き出し、全力でトリエステの為の空間を確保していた。彼女は二つの腕の間で涼し気な顔をしている。
「ほれ、もっと頑張れ。気を抜くと押し潰されるぞ」
「背中に象を乗せて腕立てしてるのと変わらんぞ、こりゃ」
それでも俺の近辺にいる乗客は不思議と女性が多かった。車内の男女の比率を考えると、明らかに女を引き寄せている気がする。
背広姿のおっさんじゃないだけでも気分はマシだが、物理的な圧迫は変えられない。
「そういえば」トリエステは腕を組みながら、「宿題はやったのか?」
「宿題……?」俺は白目を剥いた。
「数学の。昨日出されたじゃろ。まあ、その様子だと答えるまでもないがな」
「言い訳してもいいか?」
「だめじゃ」トリエステはため息を吐いた。「そもそも如月の件はお前の不真面目さが原因じゃ。目をつけられれば災難に遭遇しやすくなるのは当然」
「わかった、わかった。今日は真面目に授業を受けるよ」
電車が徐々に速度を落とし、駅で停車した。
乗客が雪崩を打ってホームに流れていき、同じぐらいの人が車両に乗り込んでくる。
迷惑を承知で俺たちは扉横の空間を死守していたわけだが、乗客が一瞬少なくなった時、俺はふと車両の中程に目を向けた。特に意味のある行為ではなかったのだが。
「なあ」とトリエステの耳元で囁く。「噂をすればだぞ」
「如月じゃろ」
「なんだ知ってたのかよ。同じ車両に乗ってるなら……ははぁん、なるほど。ヤキモチ焼いてるから教えたくなかったのか」
俺は勝ち誇ったような笑顔を作り、トリエステを見下ろした。昨日のお返しだ。狼狽したトリエステを見られるかもしれない。
だがそんな俺の思惑に反して、彼女は冷めた目をすると俺の額に痛烈なデコピンを食らわした。
「無様な程からかい下手じゃな。いると教えたところで主水が気さくに挨拶するとも思えなかったから言わなかった。それだけじゃ」
「ぐぬっ……」
確かに一理ある。少し距離が離れているし、そもそもどんな顔して挨拶して良いのかもわからない。
向こうはこっちの存在に気づいているだろうか。それが気になって、横目で視線を送った。
如月氏は吊革さえ掴めないほど、ぎゅうぎゅうに押し潰されていた。
彼女はうつむいていたが、よくよくその顔を観察すると、苦痛に顔を歪めている。如月という女、今にも壊れてしまいそうなほど華奢な身体をしている。
「苦しそうだな。奴こそ自転車を使えばいいのにな」
「そう見えるなら幸せ者じゃの」
「なに……?」俺はもう一度、如月を見た。
「どんな奴が狙われやすいか知っとるか? 美人や体つきの良さは二の次じゃ。大人しそうな女、気の弱そうな女こそ格好の餌食だ」
「あの如月が? 狙われる?」
「お前という奴は救いようがないな」
トリエステは悪事を企むような、お馴染みのニヤケ顔をしている。
俺は制服では隠しきれないトリエステの均整の取れた身体を上から下から眺め回した。
確かにトリエステは魔的なほど近づき難い雰囲気を醸し出していた。チャンスがあったところで彼女の身体を触るのは極めて危険な行為だと誰しも直感的に思うだろう。
俺は腕の防壁を崩し、背を向けた。
「これ、主水。どこへ行く。面倒に巻き込まれても知らんぞ」
「何かあったら先に行っててくれ」
俺は「すみません」と繰り返しながら、人を掻き分けて進んだ。怪訝な視線を浴びつつも、やっとの思いで如月氏の近くまでたどり着いた。
それでも彼女はまだ俺の存在に気づいていないようだった。目をぎゅっと閉じ。その身体は恐怖のせいか小刻みに震えていた。
彼女の背後に身体をぴったりと密着させている男がいた。若いサラリーマン風の男で、平然とした表情で吊革広告を見つめている。
俺はそっと手を伸ばし、如月氏の背中に触れた。かすかに彼女の身体が震えたのがわかった。
悟られぬようその手を下方向へ這わせる。
彼女の腰の下まで手が辿り着いた時、俺は確信した。スカートの上から彼女の尻に触れている手がある。
俺はすかさずその手を掴み取った。ぐっと力を込めて手首を握りしめ、素早く捻り上げる。
やはり若いサラリーマン風の男で間違いなかった。彼は体勢を崩しながら、痛みに顔を歪めた。
「何するんだよ!」
男の悲鳴まじりの声に驚いた如月氏が振り向き、俺の顔を見てさらに驚いたのが見開かれた瞳の大きさで伝わってきた。
わざわざ如月氏に触れたのは、何も痴漢に加勢したいからではなく、確実に触られていることを確かめたいのと、犯人の取り違いを避けたかったからだ。
「あんたの人生を壊すつもりはない。どうするべきかはわかるはずだ」
コミュ障にとって人を睨みつける行為は簡単なことではないが、要するにトリエステの凄み方を真似ればいいのだ。
瞳の色が濃くなり、髪の毛が逆立つ。『BB《兄弟》』風のやり方をすればいい。
と、思ったのだが━━
「痴漢だ! 痴漢がいるぞ!」
突然、男が俺を指差し、大声で騒ぎ立てた。彼は顔を青ざめさせながら、俺の手を強引に振り切ると、逆に俺の腕を掴み返してきた。
「こいつだ! 捕まえたぞ!」
乗客の視線が一斉に俺へと注がれる。
瞬く間に、別の乗客に手を取られた。さらに正義感のある男たちが詰め寄ってきた。
弁明する暇さえなく、俺の身体は床に引きずり落とされた。数人分の男の体重が上からのしかかってくる。肺が潰されそうだった。
如月氏の今にも泣きそうな顔がちらりと視界に入った。どうしていいかわからないのか、口元を手で覆っていた。
「ふと思ったんだが」俺は声を絞り出す。「毎日こんな具合なら、自転車で登校した方が楽なんじゃないか」
「私はそれでも構わんぞ。もっとも、ペダルを漕ぐのは主水じゃがな」
「二人乗り前提かよ」
俺は扉に肘を突き出し、全力でトリエステの為の空間を確保していた。彼女は二つの腕の間で涼し気な顔をしている。
「ほれ、もっと頑張れ。気を抜くと押し潰されるぞ」
「背中に象を乗せて腕立てしてるのと変わらんぞ、こりゃ」
それでも俺の近辺にいる乗客は不思議と女性が多かった。車内の男女の比率を考えると、明らかに女を引き寄せている気がする。
背広姿のおっさんじゃないだけでも気分はマシだが、物理的な圧迫は変えられない。
「そういえば」トリエステは腕を組みながら、「宿題はやったのか?」
「宿題……?」俺は白目を剥いた。
「数学の。昨日出されたじゃろ。まあ、その様子だと答えるまでもないがな」
「言い訳してもいいか?」
「だめじゃ」トリエステはため息を吐いた。「そもそも如月の件はお前の不真面目さが原因じゃ。目をつけられれば災難に遭遇しやすくなるのは当然」
「わかった、わかった。今日は真面目に授業を受けるよ」
電車が徐々に速度を落とし、駅で停車した。
乗客が雪崩を打ってホームに流れていき、同じぐらいの人が車両に乗り込んでくる。
迷惑を承知で俺たちは扉横の空間を死守していたわけだが、乗客が一瞬少なくなった時、俺はふと車両の中程に目を向けた。特に意味のある行為ではなかったのだが。
「なあ」とトリエステの耳元で囁く。「噂をすればだぞ」
「如月じゃろ」
「なんだ知ってたのかよ。同じ車両に乗ってるなら……ははぁん、なるほど。ヤキモチ焼いてるから教えたくなかったのか」
俺は勝ち誇ったような笑顔を作り、トリエステを見下ろした。昨日のお返しだ。狼狽したトリエステを見られるかもしれない。
だがそんな俺の思惑に反して、彼女は冷めた目をすると俺の額に痛烈なデコピンを食らわした。
「無様な程からかい下手じゃな。いると教えたところで主水が気さくに挨拶するとも思えなかったから言わなかった。それだけじゃ」
「ぐぬっ……」
確かに一理ある。少し距離が離れているし、そもそもどんな顔して挨拶して良いのかもわからない。
向こうはこっちの存在に気づいているだろうか。それが気になって、横目で視線を送った。
如月氏は吊革さえ掴めないほど、ぎゅうぎゅうに押し潰されていた。
彼女はうつむいていたが、よくよくその顔を観察すると、苦痛に顔を歪めている。如月という女、今にも壊れてしまいそうなほど華奢な身体をしている。
「苦しそうだな。奴こそ自転車を使えばいいのにな」
「そう見えるなら幸せ者じゃの」
「なに……?」俺はもう一度、如月を見た。
「どんな奴が狙われやすいか知っとるか? 美人や体つきの良さは二の次じゃ。大人しそうな女、気の弱そうな女こそ格好の餌食だ」
「あの如月が? 狙われる?」
「お前という奴は救いようがないな」
トリエステは悪事を企むような、お馴染みのニヤケ顔をしている。
俺は制服では隠しきれないトリエステの均整の取れた身体を上から下から眺め回した。
確かにトリエステは魔的なほど近づき難い雰囲気を醸し出していた。チャンスがあったところで彼女の身体を触るのは極めて危険な行為だと誰しも直感的に思うだろう。
俺は腕の防壁を崩し、背を向けた。
「これ、主水。どこへ行く。面倒に巻き込まれても知らんぞ」
「何かあったら先に行っててくれ」
俺は「すみません」と繰り返しながら、人を掻き分けて進んだ。怪訝な視線を浴びつつも、やっとの思いで如月氏の近くまでたどり着いた。
それでも彼女はまだ俺の存在に気づいていないようだった。目をぎゅっと閉じ。その身体は恐怖のせいか小刻みに震えていた。
彼女の背後に身体をぴったりと密着させている男がいた。若いサラリーマン風の男で、平然とした表情で吊革広告を見つめている。
俺はそっと手を伸ばし、如月氏の背中に触れた。かすかに彼女の身体が震えたのがわかった。
悟られぬようその手を下方向へ這わせる。
彼女の腰の下まで手が辿り着いた時、俺は確信した。スカートの上から彼女の尻に触れている手がある。
俺はすかさずその手を掴み取った。ぐっと力を込めて手首を握りしめ、素早く捻り上げる。
やはり若いサラリーマン風の男で間違いなかった。彼は体勢を崩しながら、痛みに顔を歪めた。
「何するんだよ!」
男の悲鳴まじりの声に驚いた如月氏が振り向き、俺の顔を見てさらに驚いたのが見開かれた瞳の大きさで伝わってきた。
わざわざ如月氏に触れたのは、何も痴漢に加勢したいからではなく、確実に触られていることを確かめたいのと、犯人の取り違いを避けたかったからだ。
「あんたの人生を壊すつもりはない。どうするべきかはわかるはずだ」
コミュ障にとって人を睨みつける行為は簡単なことではないが、要するにトリエステの凄み方を真似ればいいのだ。
瞳の色が濃くなり、髪の毛が逆立つ。『BB《兄弟》』風のやり方をすればいい。
と、思ったのだが━━
「痴漢だ! 痴漢がいるぞ!」
突然、男が俺を指差し、大声で騒ぎ立てた。彼は顔を青ざめさせながら、俺の手を強引に振り切ると、逆に俺の腕を掴み返してきた。
「こいつだ! 捕まえたぞ!」
乗客の視線が一斉に俺へと注がれる。
瞬く間に、別の乗客に手を取られた。さらに正義感のある男たちが詰め寄ってきた。
弁明する暇さえなく、俺の身体は床に引きずり落とされた。数人分の男の体重が上からのしかかってくる。肺が潰されそうだった。
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