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41 サバラン視点 サミュエルとの出会い
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ビオレソリネス公爵の説明記載漏れていました。前ページに追記してあります。
失礼いたしました。
ビオレソリネス公爵は、王妃の兄にあたる。
建国時から代々王族と近しい一族で、宰相や摂政を多く輩出している。今は、表向き一介の大臣に過ぎないが、実質は王妃とともに絶大な権力を保持している。
----------------------
裁判3日前。マシューから報告があがったと知り、急いで近くのパブに駆けつけた。普段はいい顔をしないジルバも、今日ばかりは何も言わなかった。
これ幸いと、硬苦しい貴族服から動きやすい庶民の服に着替えたら、無言でジャケットを渡された。ジーパンにジャケットなんて変だろうと思ったが、羽織るまでテコでも動かない様子だったので仕方なく着ることにした。
今日は初めて中流階級以上の入口、サルーンバーではなく、労働者用の入口、パブリックバーから中へ入った。まだ外は明るいというのに店内には泥酔した男たちが何人もいる。あちこちでバカ笑いや賭けで盛り上がっている声がする。サイコロ、カードゲーム、そして決闘らしきものまで堂々と行われている。
我が国は賭博場以外での賭け事は禁止していたはずだが。
眉間に皺が寄る。ジルバに顔が険しいと怒られぬよう、さっさと1番奥のテーブル席に座る。
こういったアングラな酒場は、貴族達が足を運ばない。民から情報を直接集めるに最適の場所だ。椅子や机の不衛生さに目をつぶればだが・・・・・・。
注文した蜂蜜酒が届いた頃に、マシューがウェーブのかかった赤毛の子供を伴って現れた。身長は大人と変わらないが、まだ成人前だろう、顔にあどけなさが残っている。眼光は鋭く、値踏みするように見てくる。
「おい、なぜ子供なんぞ連れてきた」
「申し訳、あっ、すまねぇ。実はこの子がパイプなんで」
サバランとジルバが睨むと、言葉を崩したマシュー。何度注意しても一向に言葉遣いが、庶民風にならない。こんな生真面目な調子で潜入は上手くいっているのか心配になってきた。
「おじさんたち、だれ?俺もそれ飲みたい」
「果実水と、エールでいいな?」
ジルバに目配せし、手早く注文を済ませた。マシューが真っ青な顔で子供に何か囁いている。ため息をついて、マシューに顎で子供を示す。
「え、あっ、この子は、いや、コイツはサミュエルつってぇ身寄りのねぇガキです。どうも勝手に洞窟に出入りしてやがったんで使えると思いやすぜ」
「マシュー、喋り方ヘン。で、その洞窟からお宝を3日後に出そうと思ってんだけど、手伝ってくれるんだろ?」
「あぁ。字は読めるな?」
サバランは身を乗り出して焦茶色の瞳を覗き込む。本気であることを示したつもりが、目を逸らされる。やはり文書に残しておいた方がいいか。
「多少は・・・・・・」
「なら、字は書けるか?」
「書けねぇ。自分の名前だけ覚えた」
不貞腐れたような口調に思わず頬が緩む。信頼出来ないと思われたかと思ったが、どうやら違ったようだ。
「名前だけ書ければ上出来だろう。マシュー、まどろっこしいからメモがあるんだろ?寄越せ」
「はい、ですが、自分用のメモで走り書きなので・・・・・・」
ごにょごにょ言ってるマシューは無視して、サッと目を通す。そしてジルバに渡す。サバランは取り出した羊皮紙に書き付けていく。内容は、シエルを全力で救けることと、その後の支援の約束についてだ。署名して羊皮紙を差し出すとサミュエルは目を丸くした。
読み終わるのを待つ間、蜂蜜酒を口に含む。酸味が強めで濃厚な味わいが広がってゆく。蜂蜜の甘い風味が鼻から抜けていった。少し濃すぎるが、疲れた体にはちょうどいい。
「なるほど、すごい。まさか本当にこんなことが可能なのか?」
「あいつならやれるだろう。で、どう思う?」
「そうですね・・・・・・いくつか確認したいので、先に出ても?」
「あぁ、頼んだ。いくつか話を詰めてから戻る」
2杯目の蜂蜜酒が届いたところで、ようやくサミュエルが顔を上げた。口を開けては閉じてを繰り返すサミュエルを手で制す。
「サミュエル、あいつについて行きたいか?」
「当たり前だろっ!だけど、俺は孤児だし働くとこ決まってるからついてけねぇ。金も借りちまってて」
「金を借りただと?マシュー、」
「いえ、ちゃんと渡しましたよ!」
「うん、マシューはお金払ってくれたり安く買えるように店主に掛け合ってくれてたりしてたよ!金は仕事道具買うのに借りたんだ。ナイフはアイツに貸したけど」
「いくらか分からんが、これで足りるだろう、受け取れ。借りた金を返した残りで旅支度をしろ。返さなくていい」
金が入った袋を投げる。受け取ったサミュエルが震えている。ゴクリと喉が動くのが分かった。金が足りないのだろうか。
「なんだ、足りないのか?」
「い、いや、逆だよ。多すぎる。俺こんな大金見たことねぇよ」
「金貨数枚と銀貨が少しだろう?」
「はは、すげぇな。金返して旅支度整えてもまだ余るぜ、これ。残りは孤児院に寄付するけどいいか?」
頷いてみせると、ぱっと顔を輝かせた。おかしなやつだなと、サバランは首を傾げる。自分の借金が返済できると分かった時より嬉しそうだ。
「借金の分と旅支度代はいつか返す。仕事見つけてからだから時間かかっちまうけど」
「いや、返さなくていい。その代わり、シエルを無事に脱出させろ。それが条件だ」
「・・・・・・ありがとう」
それからいくつか細かい段取りを決めていく。出発時には近くにマシューを待機させること、空を飛んで移動する際のルートはどうするのかといったことだ。
どこかで1度合流しておきたい。そこを踏まえて地図の上を指でなぞっていく。マシューに確認させる必要はあるが、幽閉されている場所から真東へ空を飛んでも高い建物は協会だけだったはずだ。夜のうちに街を抜けてしまえば、明け方に森の上空を通り過ぎるだけとなる。
「天気次第だが、霧が心配だな。」
灯りを持たせると魔除けが必要になるか。魔除け効果のある食料を用意させよう。あとは、落下した時にも使える魔道具があると尚望ましい。扱いやすいものだとカルコーマだな。操作するだけで救難信号と同時に蓑虫のように身体を覆い、木にぶら下がってくれる。
サバランは、ルートを再度確認していく。と、マシューが覗き込み、ルートを羊皮紙に書き起こしていく。スラスラと滑らかな線で描かれていく地図を見ながら、考えを巡らす。
村が活動を始める時間という縛りの中で、田畑が村の中心部から遠く、そして協力してくれそうな村・・・・・・。ビオレソリネス公爵家と関わりが一切無いとすると新しい村に絞るか。追手が迫ってきても国をまたげる範囲、つまり国境近くの小さな村ーーーザラメ。ここなら合流地点に最適だろう。
「なぁ、指でトントンしてるけど、なんか意味あるのか?」
「・・・・・・あぁ、考える時の癖だ。」
サバランは無意識に指を動かしていたことに気がついた。サミュエルは知らなくていい。貴族の汚い世界など関わらなくて済むならその方が良い。貴族には貴族の、民には民の世界が・・・・・・。
「サミュエル、国境近くの村に知り合いはいるか?ルートを考えていたんだが」
「うーん、シスターがどこかの村にいるって言ってたけど、詳しくは知らねぇ。シスターもずっとルートを考えてたみたいだけど教えてくれなくてよ」
「そうか。そのシスターはカタクリン修道院に居るシスターだな?すぐに案内しろ。マシュー、行くぞ」
「はっ。」
サミュエルがポカンと口を開けて固まっている。マシューは呼びかけられる前に察していたらしく地図以外は既に片付けおわっていた。頷いて先に席を立つ。出口でちらりと振り向くと、マシューがサミュエルをひょいと抱えてこちらに向かってきていた。
失礼いたしました。
ビオレソリネス公爵は、王妃の兄にあたる。
建国時から代々王族と近しい一族で、宰相や摂政を多く輩出している。今は、表向き一介の大臣に過ぎないが、実質は王妃とともに絶大な権力を保持している。
----------------------
裁判3日前。マシューから報告があがったと知り、急いで近くのパブに駆けつけた。普段はいい顔をしないジルバも、今日ばかりは何も言わなかった。
これ幸いと、硬苦しい貴族服から動きやすい庶民の服に着替えたら、無言でジャケットを渡された。ジーパンにジャケットなんて変だろうと思ったが、羽織るまでテコでも動かない様子だったので仕方なく着ることにした。
今日は初めて中流階級以上の入口、サルーンバーではなく、労働者用の入口、パブリックバーから中へ入った。まだ外は明るいというのに店内には泥酔した男たちが何人もいる。あちこちでバカ笑いや賭けで盛り上がっている声がする。サイコロ、カードゲーム、そして決闘らしきものまで堂々と行われている。
我が国は賭博場以外での賭け事は禁止していたはずだが。
眉間に皺が寄る。ジルバに顔が険しいと怒られぬよう、さっさと1番奥のテーブル席に座る。
こういったアングラな酒場は、貴族達が足を運ばない。民から情報を直接集めるに最適の場所だ。椅子や机の不衛生さに目をつぶればだが・・・・・・。
注文した蜂蜜酒が届いた頃に、マシューがウェーブのかかった赤毛の子供を伴って現れた。身長は大人と変わらないが、まだ成人前だろう、顔にあどけなさが残っている。眼光は鋭く、値踏みするように見てくる。
「おい、なぜ子供なんぞ連れてきた」
「申し訳、あっ、すまねぇ。実はこの子がパイプなんで」
サバランとジルバが睨むと、言葉を崩したマシュー。何度注意しても一向に言葉遣いが、庶民風にならない。こんな生真面目な調子で潜入は上手くいっているのか心配になってきた。
「おじさんたち、だれ?俺もそれ飲みたい」
「果実水と、エールでいいな?」
ジルバに目配せし、手早く注文を済ませた。マシューが真っ青な顔で子供に何か囁いている。ため息をついて、マシューに顎で子供を示す。
「え、あっ、この子は、いや、コイツはサミュエルつってぇ身寄りのねぇガキです。どうも勝手に洞窟に出入りしてやがったんで使えると思いやすぜ」
「マシュー、喋り方ヘン。で、その洞窟からお宝を3日後に出そうと思ってんだけど、手伝ってくれるんだろ?」
「あぁ。字は読めるな?」
サバランは身を乗り出して焦茶色の瞳を覗き込む。本気であることを示したつもりが、目を逸らされる。やはり文書に残しておいた方がいいか。
「多少は・・・・・・」
「なら、字は書けるか?」
「書けねぇ。自分の名前だけ覚えた」
不貞腐れたような口調に思わず頬が緩む。信頼出来ないと思われたかと思ったが、どうやら違ったようだ。
「名前だけ書ければ上出来だろう。マシュー、まどろっこしいからメモがあるんだろ?寄越せ」
「はい、ですが、自分用のメモで走り書きなので・・・・・・」
ごにょごにょ言ってるマシューは無視して、サッと目を通す。そしてジルバに渡す。サバランは取り出した羊皮紙に書き付けていく。内容は、シエルを全力で救けることと、その後の支援の約束についてだ。署名して羊皮紙を差し出すとサミュエルは目を丸くした。
読み終わるのを待つ間、蜂蜜酒を口に含む。酸味が強めで濃厚な味わいが広がってゆく。蜂蜜の甘い風味が鼻から抜けていった。少し濃すぎるが、疲れた体にはちょうどいい。
「なるほど、すごい。まさか本当にこんなことが可能なのか?」
「あいつならやれるだろう。で、どう思う?」
「そうですね・・・・・・いくつか確認したいので、先に出ても?」
「あぁ、頼んだ。いくつか話を詰めてから戻る」
2杯目の蜂蜜酒が届いたところで、ようやくサミュエルが顔を上げた。口を開けては閉じてを繰り返すサミュエルを手で制す。
「サミュエル、あいつについて行きたいか?」
「当たり前だろっ!だけど、俺は孤児だし働くとこ決まってるからついてけねぇ。金も借りちまってて」
「金を借りただと?マシュー、」
「いえ、ちゃんと渡しましたよ!」
「うん、マシューはお金払ってくれたり安く買えるように店主に掛け合ってくれてたりしてたよ!金は仕事道具買うのに借りたんだ。ナイフはアイツに貸したけど」
「いくらか分からんが、これで足りるだろう、受け取れ。借りた金を返した残りで旅支度をしろ。返さなくていい」
金が入った袋を投げる。受け取ったサミュエルが震えている。ゴクリと喉が動くのが分かった。金が足りないのだろうか。
「なんだ、足りないのか?」
「い、いや、逆だよ。多すぎる。俺こんな大金見たことねぇよ」
「金貨数枚と銀貨が少しだろう?」
「はは、すげぇな。金返して旅支度整えてもまだ余るぜ、これ。残りは孤児院に寄付するけどいいか?」
頷いてみせると、ぱっと顔を輝かせた。おかしなやつだなと、サバランは首を傾げる。自分の借金が返済できると分かった時より嬉しそうだ。
「借金の分と旅支度代はいつか返す。仕事見つけてからだから時間かかっちまうけど」
「いや、返さなくていい。その代わり、シエルを無事に脱出させろ。それが条件だ」
「・・・・・・ありがとう」
それからいくつか細かい段取りを決めていく。出発時には近くにマシューを待機させること、空を飛んで移動する際のルートはどうするのかといったことだ。
どこかで1度合流しておきたい。そこを踏まえて地図の上を指でなぞっていく。マシューに確認させる必要はあるが、幽閉されている場所から真東へ空を飛んでも高い建物は協会だけだったはずだ。夜のうちに街を抜けてしまえば、明け方に森の上空を通り過ぎるだけとなる。
「天気次第だが、霧が心配だな。」
灯りを持たせると魔除けが必要になるか。魔除け効果のある食料を用意させよう。あとは、落下した時にも使える魔道具があると尚望ましい。扱いやすいものだとカルコーマだな。操作するだけで救難信号と同時に蓑虫のように身体を覆い、木にぶら下がってくれる。
サバランは、ルートを再度確認していく。と、マシューが覗き込み、ルートを羊皮紙に書き起こしていく。スラスラと滑らかな線で描かれていく地図を見ながら、考えを巡らす。
村が活動を始める時間という縛りの中で、田畑が村の中心部から遠く、そして協力してくれそうな村・・・・・・。ビオレソリネス公爵家と関わりが一切無いとすると新しい村に絞るか。追手が迫ってきても国をまたげる範囲、つまり国境近くの小さな村ーーーザラメ。ここなら合流地点に最適だろう。
「なぁ、指でトントンしてるけど、なんか意味あるのか?」
「・・・・・・あぁ、考える時の癖だ。」
サバランは無意識に指を動かしていたことに気がついた。サミュエルは知らなくていい。貴族の汚い世界など関わらなくて済むならその方が良い。貴族には貴族の、民には民の世界が・・・・・・。
「サミュエル、国境近くの村に知り合いはいるか?ルートを考えていたんだが」
「うーん、シスターがどこかの村にいるって言ってたけど、詳しくは知らねぇ。シスターもずっとルートを考えてたみたいだけど教えてくれなくてよ」
「そうか。そのシスターはカタクリン修道院に居るシスターだな?すぐに案内しろ。マシュー、行くぞ」
「はっ。」
サミュエルがポカンと口を開けて固まっている。マシューは呼びかけられる前に察していたらしく地図以外は既に片付けおわっていた。頷いて先に席を立つ。出口でちらりと振り向くと、マシューがサミュエルをひょいと抱えてこちらに向かってきていた。
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