【R18】Fragment

Nuit Blanche

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双子の檻から逃げられない

双子の檻から逃げられない 6

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 放心していた私の中からずるりと大和のモノが抜けていく。
 ぼんやりと見ながら、ふと気付く。あれ、避妊具ってついてる……?
 見たことはないけど、でも、ついてる感じがしない。

「俺のちんこガン見してどうした?」
「ひにん……」

 大和がニヤニヤ笑ってる気がしたけど、そんなのどうでも良かった。見たくて見てるんじゃない。

「してない」
「そんな……!」

 しれっと言い放たれて愕然とした。アレが中でビクビクして何か出てる感じがした。でも、初めてでよくわからなくて、まだ高校生なのに避妊してないなんて思わなかった。

「中に出されたのわからなかったの? 垂れてくるんじゃない?」
「いや……っ!」

 大河の言葉通り、何かがそこを垂れて落ちる。白いどろりとした液体。これが精液……?
 どうしよう、今すぐ掻き出さなきゃ妊娠しちゃうかもしれない。
 けど、パニックになる私の耳元で大河が「大丈夫だよ」って言う。

「ほんと……?」
「どれだけ乃愛のこと、観察してきたと思ってるの? 今日は安全日のはずだけど、後で念のためにアフターピルあげるよ」

 暑いのに、寒気がした。
 どうして、自分でも知らないことを把握されてるの?
 生理のこと、二人に言ったことはないのに。

「乃愛の初めては生で感じたかったしな」

 大和は勝手なことを言ってる。こんなの愛のある行為じゃないと思う。私の意思を無視した強姦なのに、ここでは二人が法律だから、正しいはずの直島君も這い蹲ってる。

「じゃあ、次は僕だからね」
「やっ、もう無理……!」

 体はとっくに限界なのに、大河が言うから、首を横に振った。
 だって、直島君とエッチなんかしてないってわかったはず。

「大和だけなんてずるい。僕を仲間外れにするの?」

 じっと目を合わされて見詰められて、まるで蛇に睨まれたようだった。
 そうだった……子供の頃病弱でみんなと外で元気に遊べなかった大河、そのせいか仲間外れにされることを物凄く嫌う。ううん、その言い方は正しくないのかも。あれは私と引き離されることを嫌がってた。

「大丈夫。二回目はもっと気持ち良くなるよ」
「お願いだから、避妊……」

 大河の言う大丈夫が全然大丈夫に思えないけど、逆らえない。あまりに怖すぎる。
 せめて避妊をお願いしたかったのに、冷たい表情がノーを物語る。

「大和には生でヤらせて、俺はダメなの? やっぱり乃愛は僕を仲間外れにしたいんだ?」
「そうじゃないけど……」
「生でヤらせてくれなきゃピルあげない」

 くれるって言うアフターピルのことだってよくわからない。早く飲まなきゃいけないはず。
 でも、それをもらえなかったら……? 自分でどうにかできるの……?

「ね、いいよね? 俺も生でしていいよね?」

 問いかけられながらも拒否権がないのは明らか。その強制力を持つ目が怖い。頷くしかなかった。

「俺はもういいだろ? もう帰してくれよ……」

 直島君も最早懇願するしかないみたいだった。縛られて、こんなことを見せ付けられて、プライドはとっくに踏みにじられてるはず。

「そんなに前膨らませて、帰れるのか?」
「もうちょっと付き合ってよ。乃愛は僕達のモノ、優一はその証人になるんだから」

 でも、二人はまだ彼を許していないらしかった。二人は笑ってるけど、それが余計に怖い。
 三人は仲が良いと思ってたのに、彼のことは珍しく気に入ってると思ってたのに、その友情は偽りだったのか。もうわけがわからない。

「じゃあ、優一も待ちきれないみたいだし、僕ともエッチしようね」
「うぅっ……」
「本当は抱き合ってしたいけど、お仕置きだからね」

 大河に手を引かれて、大和の上から下ろされたかと思えば直島君の隣に四つん這いにされた。
 それから構える暇もなく後ろから貫かれて、クリを捏ねられながら突かれる。

「っ、ふ、あぁぁっ!」

 全く痛みが消えたわけじゃない。でも、二回目はもっと快感があった。大河もわかってて、気持ち良いところだけを刺激してくる。
 ぐちゅぐちゅと音を立てるのは大和が出した精液なのか私の体内から分泌されたものなのかわからない。

「乃愛の中、最高……これからはいっぱい愛してあげるからね」
「もちろん、俺ら二人でな」

 今後もこんなことが続くなんて考えたくないのに、きっと許してもらえない。
 たった一度の過ちに対する罰ならあまりに重いのに、二人はきっとそれを愛だと思いこんでる。

「俺、まだ治まらない……口でしてくれ」
「できな……んぐっ! ん……んっんっ、んぅっ!」

 私の目の前に膝立ちになった大和は大きなソレを私に見せ付ける。
 さっきまで自分の中にあったなんて信じられないのに、無理矢理口の中に押し込んできて、揺すぶってくる。
 喉の奥まで犯されそうで、くぐもった声しか出せないのに、大河は文句を言うわけでもなく、腰を打ち付けてくる。

「乃愛、可愛い……大好き……っ」
「愛してる、乃愛……っ!」

 まるで串刺しにされるみたいに私が犯される間、二人は愛を囁き続けた。
 愛があれば何でも許されるわけじゃないのに、あまりに勝手だった。
 その愛は私には重すぎるのに、容赦なく押し付けてくる。もっと早く二人の異常さに気付いていれば逃げられたんだろうか……ううん、二人の外面の良さも私が一番よくわかってる。
 いつからかはわからない。でも、私は二人に出会った時から生け贄だったのかもしれない。



 大河が終わって、直島君はようやく解放されたけど、私は解放されなかった。
 ピルは飲ませてもらえたし、お風呂にも入れてもらえた。でも、帰してもらえなくて二人に抱き締められて寝てる。
 どうやら、一生この二人から逃げられないらしい。両側から絡み付く二人の腕がまるで檻のように感じた。
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