【R18】Fragment

Nuit Blanche

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爽やかイケメン彼氏はストーカー異星人でした

爽やかイケメン彼氏はストーカー異星人でした 2

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「え……?」

 その一瞬、詩には理解不能な出来事が起きた。伸ばしたはずの手が顔の横で縫いつけられるようにされている。手首を押さえる感触は妙に湿っぽい。
 将太は足を片手で押さえながら下着をずらしているというのに、何が自分を押さえつけているのか。他に誰かがいるわけでもない。

「ひぃっ……!」

 恐る恐る視線を動かした詩は見てはいけない物を見てしまった気分だった。恐怖で喉が引き攣る。

「やっぱり怖いよね。初めて会った時も驚かせちゃったからね」
「なに、それ……」

 こともなげに将太は言うが、詩にはひどくグロテスクに見える物がそこにあった。肉のような内臓のような、太い棒のような紐のような、形容しがたい物体である。得体のしれない何かが詩の手首に絡みつき、それは将太の背中から伸びているのである。触手と言うものか、到底人類が持ち得る器官ではない。

「あの時の俺はこの星に来たばかりで人になれなかった」
「なに、言ってるの……?」

 将太は答えるわけでもなく語り出す。まるで地球の人間でないような口振りである。

「一人で遊んでいた君を見つけて興奮しすぎてね……地球にこんなに可愛い生き物がいるなんて思わなかったし、あんなに怖がられて気絶されるなんて思わなかった。いっそ攫ってしまいたかったけど、君もまだ幼かったし、俺達の星ではすぐに死んでしまうし、過度な接触も毒になるって聞いたから――」

 滔々と語る将太の言葉を引き金に詩が長らく封じてきた記憶の扉が開きつつあった。だからこそ、その先を聞いてはいけないと詩は本能的に察したが、彼の口を封じる術などない。
 幼少の折、何か言い表せないおぞましい物を見た記憶がある。昼寝をしておかしな夢を見たのだと言って誰も信じてくれなかったから詩もそう思い込んで忘れることにしていたのだが……

「――だから、少しずつ慣らしてきたんだよ。時々、俺の体液を君に与えたりしてね」

 全ての言葉が耳を擦り抜けていくようだ。嘘だと言ってほしい。わけのわからない気持ち悪さが溜まっていくようだ。
 あれから化け物を見た記憶もない。将太と出会ったのも高校に入ってからのことである。だから、そんなことはあるはずがないと思っていたかった。

「ずっと俺が側にいたこと、君は少しも気付かなかったね」

 将太は寂しげだが、最早ストーカーとしか言いようがない。

「変な虫が寄りつかないようにするのも大変だったし、この姿も君の好みを分析した結果だったのに、まさか告白を断られるとは思わなかったな」

 この一週間だけのことではない。幼い頃からずっと見られ、全てを知られていたことに詩は気味の悪さを感じつつも実感はない。あまりに現実離れしている。

「震えてるね。大丈夫、怒ってないよ。何より君がもう俺と交わることができるって事実が嬉しいから」

 完璧な恋人が実はとんでもない化け物だった。ひどく恐ろしいことを言っているのに詩の体は動かない。

「そうだ、舐めてあげるって言ったよね。俺ももう我慢できない」
「ぃゃ……」

 衝撃的なことの連続は秘部を見られている恥ずかしさを詩に忘れさせたが、受け入れられることではない。詩は何度も首を横に振ったが、無駄だった。閉じようと思わず力が入る足にも触手が絡みつく。
 自由になった両手で割れ目を開いた将太は顔を近づけ、秘芽に舌を這わせていく。

「ひうぅっ! やぁ……こわい……」

 恐怖と強すぎる快楽でボロボロと涙を零す詩に将太は微笑む。

「毎晩してたから大丈夫だよ」
「やだ……帰して……帰る……帰るぅ……!」

 こんなところにいたくない。こんなことをしたくない。泣きながら訴える詩に将太は首を傾げる。

「愛の巣だって何度言ったらわかるの? ここが詩の新しいお家、もう帰さない」

 まるで子供にでも言い聞かせるようにゆっくりと将太は言う。残酷なことを言っている自覚はあるのだろうか。突然いなくなって両親は心配するだろう。否、異星人に倫理を求めても無駄なのかもしれない。

「っぁあんっ!」

 舐められるだけでも強い刺激を感じたというのに、吸われたことで詩の腰が大きく跳ねる。それが却って将太に押しつけるようであった。

「そう、可愛い声いっぱい出して。中もしてあげるから」
「やだっ! あんっ! やだぁっ!」

 ちゅうちゅうと秘芽を吸われながら中に指が入り込んでくる。痛みはなかったが、それ故に詩は辛かった。
 毎晩慣らされていたのは本当なのだろう。思い出したわけではないが、体はあまりにもすんなりと将太を受け入れている。

「そんなに嫌がられると傷つくな」

 ぽつりと将太がこぼし、不穏さを感じてももう遅かった。触手が一本、詩の口の中に入り込んできたのだ。

「んぐっ! んんっ! ん……っ!」

 喉奥まで侵入されて苦しさに思わず歯を立ててしまっても触手は抜けない。それどころかとぷりと吐き出された液体を詩は嚥下してしまう。

「いくつか効果を持った体液を生成できるんだけど、今のは詩を発情させるためのもの。いっぱい気持ち良くなって、確実に孕んでもらわないと……そのために今日にしたんだよ」

 吐き出したくともできないまま、妙に熱くなる体に詩は焦燥を覚える。恐ろしい早さで毒が回るように、自我を失ってしまうような気がしたからだ。
 将太は排卵日を狙っていたのだろうか。普通ならばそれでも絶対とは言えないが、相手は人知を超えた存在である。

「はっ……ふ、ぅっ……!」

 頭が溶けてしまいそうで、思考も理性も何もかも消えてしまいそうだ。それでも詩は抗っていたのだが――

「辛くなるだけなのに、意外に強情だよね……楽になる手伝いをしてあげるよ」

 ぞわりと将太の背中が蠢いて触手が増殖する。そして、詩へと襲いかかってきた。

「っは、あんっ! ゃっ、あぁんっ! ぃやあっ!」

 触手が乳首に触れたかと思えば吸い付き、まるで何かを吸い出そうとするかのように強弱をつけながら離れない。妙な体液のせいで刺激が何倍にも変換されるというのに、両方の乳首を吸われて詩は身悶えた。だが、それも何本もの触手に抑えつけられ、将太の指と舌が最も敏感な部分を刺激してくる。

「ゃ……出ちゃ……ゃ、ぁあぁっ!!」

 激しすぎる快楽に詩は自分の体が何か別の物に変えられてしまったような気さえしていた。わけのわからないまま、体が痙攣し、何かが迸るのを止めることはできなかった。

「潮吹いたね……詩、ほんと可愛い」

 濡れそぼる秘部を見つめ、将太はとろけるような表情だった。
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