【R18】Fragment

Nuit Blanche

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爽やかイケメン彼氏はストーカー異星人でした

爽やかイケメン彼氏はストーカー異星人でした 1

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三国詩が目を覚ますと知らない部屋にいた。目の前には付き合い始めたばかりのイケメン彼氏西将太が微笑んでいる。彼はその部屋が二人の愛の巣であり、これから種付けするのだと言い……(全三話)

[現代 シリアス 高校生 美形 ヤンデレ 執着 監禁 無理矢理 強引 処女 触手 中出し 孕ませ 媚薬効果]


* * * * *


 この世界には異星人が存在している。彼らは姿を変え、既に社会の奥深くまで入り込んでいるのだ。
 共存のためか征服のためかは個体による。全てが悪ではないが、全てが善でもないのは間違いない。不可解な事件の裏には異星人の影がちらつくことも多いくらいだ。
 それを都市伝説として一笑に付す者も多いが、確かに彼らは存在するのである。


 目を開けて飛び込んできた情報量の多さに三国みくにうたの思考は停止した。まずどこから触れれば良いのかがわからない。いつものように自室のベッドで朝を迎えるはずだったのに違うのだ。

「おはよう、俺のお姫様。って言ってもまだ夜だけどね」

 一番の違和感が声を発した。半裸で、王子様かと見紛うほどにひどく爽やかな笑みを浮かべて。
 彼の名は西にし将太しょうた、詩のクラスメートであり、先日恋人になった少年である。
 女子からの人気が高いものの、詩にとっては『あっさりしたイケメン』程度の認識でしかなかった。そんな彼から告白され、一度は断ったものの、あまりにも真剣に訴えてくるものだから詩が折れる形で交際を始めたのだ。

「あ……夢……」

 ありえないことばかりでフリーズした頭が答えを導き出す。それは実にシンプルだった。
 将太が現れるはずもなく、そもそも視界に映る部屋もまるで見覚えがなく、現実味もない。だが、夢ならば全てがあり得る。

「夢じゃないよ」

 将太は首を横に振るが、夢でなければ何だと言うのか。
 今夜も彼がくれたよく眠れるというハーブティーを飲んだことは覚えている。効果は覿面だったが、近頃はどうにも体が変だった。しかし、飲まなければ眠れなくなるから詩は結局飲んでしまうのだった。

「ほら」
「ひゃっ!」

 ひたりと頬に触れた将太の手の冷たさに詩は驚いた。夢とは思えないほどリアルな感触だが、現実と結びつけるにはまだ問題がある。彼がなぜ自分に覆い被さっているのかわからない。交際して数日、キスすらまだしていないのだから。

「やっぱりつねった方がいいかな?」
「いひゃい……」

 むにゅっと頬を摘まれてリアルな痛みに詩は益々混乱していく。

「じゃあ、順番に解決しようか」

 一つずつ説明してもらわなければ理解できない。詩は素直に頷いた。


 ベッドの上で詩は将太と向かい合うようにちょこんと正座する。そんな姿を見詰める視線になど気付かずに周囲を見回していた。将太を直視できなかったというのもある。

「まず、ここは俺の家って言うか隠れ家かな?」

 地下室なのか、窓は見当たらず、さほど広い空間でもない。金属なのか、冷たそうな壁は触れればやはりひんやりとしている。
 まるでカプセルの中にいるようだが、部屋の大部分を占めるようなダブルサイズだと思われるベッドは異様ですらある。

「ううん、俺と君の愛の巣になるのかもね」
「え……?」

 さらりと吐き出された言葉に驚いて詩は将太を見る。微笑む彼はやはり爽やかであり、冗談を言うようにも見えない。

「ごめん、やっぱり君が理解するまで我慢できない」

 とんと肩を押され、背中からベッドに倒れ込んだ詩は呆然と将太を見上げる。
 順番にと言ったのは何だったのか。聞きたいことはまだあるというのに、彼が何をしようとしているのかわからずに恐ろしささえ覚えていた。

「どうせ、やることは一緒なんだし、時間が惜しいからね」

 彼は一体何を成そうとしているのか。室内に時計は見当たらず、詩には今が何時なのかもわからない。

「これから種付けするんだよ」
「たね……?」

 口に出してみても詩にはぴんとこない。

「子作りって言った方が良かったかな?」

 言い換えられた言葉があまりに直接的で息を飲んだ詩は思わず後退ろうとするが、できなかった。

「だーめ、逃がさないよ」

 いつもの穏やかさで言いながら将太は詩の足を割り開き、自分の体をねじ込ませる。その力強さに詩は改めて男女の差を思い知る。絶望的だった。
 ただでさえ女子の中でも小さな詩と長身の将太である。凸凹カップルなどと揶揄されるだけならまだいい。もっとひどい言葉をかけられることもあった。取り分け将太に想いを寄せていた女子の嫉妬はひどいものだった。
 釣り合わないことなど始めからわかっていた。詩は告白を断ったのに、強く望んだのは将太の方だ。彼はいつでも詩を守ろうとしてくれた。その彼がしようとしていることが詩には信じられなかった。やはり夢だと、悪夢だと言ってほしかった。

「だから、夢じゃないってば」

 まるで詩の心を読んだかのように将太は言う。認めたくないことだが、夢だと言うにはリアルすぎた。

「大丈夫、痛くないと思うよ。今日のために毎晩慣らしたからね」
「何言って……」

 初めては痛いと聞くが、そんな心配など詩はしていなかった。それどころではない。そもそも、性行為をする気などないのだ。付き合っているからと言ってまだ詩の心が将太に向いているとは言い難い。

「一週間前から体が変だったでしょ? エッチな夢も見たよね?」

 言い当てられて詩は混乱する。彼が聞いてくるから調子があまり良くないことは伝えたが、連日いやらしい夢を見たなどとは言えるはずもなかった。

「ハーブティーの副作用だと思った? 俺が毎晩君の部屋に忍び込んで悪戯してたんだよ」

 悪びれない告白に詩は絶句した。
 忍び込めるはずがないのだ。玄関には鍵がかかっている。部屋のシャッターも閉まっている。
 しかし、そうだとすれば、今の状況はどう説明するのか。今夜もきちんと戸締まりしていたはずだ。

「体中舐め回したり、敏感なところいっぱいいじったよ。眠っているのに、反応する詩が可愛すぎて我慢するのが大変だった」

 うっとりと語る将太に詩はどんな言葉をかければ良いのかわからない。
 冗談だと思いたいのに、真面目な彼がそんな冗談を言うはずがないとも思っている。そして、確かにこの一週間は起きた時に下半身に違和感を覚えたのだ。

「体は覚えてるよね」
「ひぁっ!」

 するりと胸元を撫でられて詩はびくりと跳ねる。

「ここ、もう硬くなってるのがわかるよ」
「ゃぁっ……」

 透けてしまいそうな薄い布地越しに乳首を摘まれれば、羞恥心とむず痒さのようなものが襲いかかってくる。

「こんな格好……」

 それもまた詩が気になっていたことだった。今、身に纏っているのはパジャマではなかった。
 フリルとリボンが愛らしい純白のシフォンワンピースはネグリジェなのか、はたまたベビードールなのかというところである。詩の持ち物ではない。

「俺達の初夜だからね。ウェディングドレスは着せてあげられないけど……とっても似合ってる。俺のお姫様は本当に可愛いね」

 目を細める将太は心底幸せそうではあったが、詩は素直に喜ぶこともできない。この状況はあまりに異常だったが、将太は詩の理解が追いつくのを待ってはくれない。

「こっちも」
「ひゃんっ!」

 突然秘部を撫でられて詩の体は先程よりも大きく跳ねる。
 丈が短いせいで捲れ上がった裾が下着を晒していたが、将太が足をM字に固定しているせいで無駄なことだった。それを気にする余裕も詩にはなかったのだ。

「詩のクリトリス、毎晩可愛がってあげてたんだけど、思い出してくれたかな?」
「やめぇっ……」

 これまた詩の物ではない少し面積が小さな薄い下着越しに秘部を、それも特定の場所を擦られて詩は感じたことのない感覚に悶える。

「体は本当に正直だよね。毎晩いじってたらすぐ濡れるようになったし……そうだ、直に舐めてあげる」
「やっ!」

 理解しきれないまま下着がずらされ、秘部に近付く将太の顔に不穏な気配だけは察して詩はやめさせようと手を伸ばすが届くことはなかった。
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