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暑い日には
似た者三兄弟
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慶がデートらしいデートに興味を持ってくれるようになっても気温が高くなれば外に出るのが億劫になってしまうものだ。そうして涼しい室内に留まりたくなる頃、実結達は涼を求めて慶の家へと向かっていた。
すっかり溜まり場と化していた和真の部屋には扇風機しかない。それは三人にとって重大な問題だった。
暑いのにベタベタとくっつかれたらたまらない。それなのに、慶は暑さなどまるで感じていないかのように涼しい顔で実結に抱きつこうとしてくるのだ。以前にも増して。
暑さは人を苛立たせる。それは温厚な実結も例外ではなかった。つい先日、暑苦しいと何度も拒否したにもかかわらず抱き着いてきた慶をうっかり蹴飛ばしてしまったところだ。
『最近、実結先輩が俺を殴ったり蹴ったりするのに抵抗がなくなってきてますよね』
そう言って慶は笑っていたが、実結としては暴力女のように言われたくないものだった。散々、嫌だと主張した上でのことだ。どう考えても慶が悪いということは和真も同意してくれた。
そして、それでも懲りない慶がどうかしているとしか言いようがなかった。
『好きな女の子が嫌がることをするとか小学生か、お前は』
和真はそうも言って呆れていたほどである。
部屋にエアコンがあるから、と慶は誘いかけてきたが、二人きりの時にはまだ許していないことだ。栄養不足で死ぬなどと言っているが、あり得ないと実結は思っている。
それでも、と言うのなら当然和真も一緒に行くことになるのである。
実結にとっては何度か来た慶の家も和真にとっては初めてのことだ。
実結も慶の家族に会ったことがなかったが、この日は違った。
「うわっ、マジで慶が女の子連れてきた!」
実結達が家に上がって慶の部屋に向かおうとする時、顔を覗かせてそう言い放ったのは慶によく似た少年であった。
髪は慶よりも短く、やんちゃそうな雰囲気であるが、歳はさほど変わらないだろう。
「いつもと全然タイプ違うじゃん。好み変わった?」
彼は実結の前に立つと無遠慮に視線を送ってくるが、その言葉は慶に向けられていたのだろう。
身長は慶よりは低いようだったが、実結からすれば長身であることは間違いない。そして、初対面であるからこそ、実結は完全に萎縮していた。
「ちっちゃくて可愛い……いいなぁ、頂戴?」
「黙れよ、潤」
何やら不穏な空気が漂い、可愛いと言われても実結が喜べない内に慶が唸るように低い声を出す。
「あーあ、怖い顔しちゃって。いつものことじゃん。ね、いいでしょ? お兄様」
潤と呼ばれた少年は肩を竦めるが、悪びれる様子はない。だが、慶の弟だと思うと納得できる部分もあった。
しかし、ふと「あ……」と声を上げた潤は和真の存在に気付いたようだった。
「もしかして、そっちのお兄さんのですか? いやあ、流石に他人のモノは奪うわけにはいかないっすね、すみません」
ぺこりと軽く頭を下げる潤が本当に申し訳なく思っているのかは怪しいものだ。
しかし、和真は怒るわけでもなく、慶を見る。
「これが遠間家の挨拶なのか?」
「まさか。躾のなってない弟ですみません。って言うか、否定してくださいよ。俺の彼女なのに」
慶の謝罪も心がこもっているとは言い難い。彼にとっての問題は違ったようだ。
そして、二人は静かに睨み合っているようで、来たばかりにもかかわらず、実結は帰りたい気持ちでいっぱいだった。
二人と交際しているような現状は世間一般的には異常なことである。そんな罪悪感があるからこそ、実結は気が気でなかった。たとえ慶の兄弟であっても……否、兄弟だからこそ知られたくないと思うのに、このまま慶が余計なことを言ってしまうのではないかと不安でたまらなかった。
「あー、二人の物ってことですね」
二人の様子で察したのか、潤はあっさりとそこに行き着いてしまった。けれども、実結に向けられたのは軽蔑というよりは好奇の眼差しだった。
「じゃあ、三人目の男にどうです? 俺も上手いっすよ? もしかしたら、慶よりも凄いかも」
「潤、殺すぞ」
好色な笑みを浮かべて誘いをかけてくる潤に実結がどうすればいいのかわからなくなれば慶が物騒なことを言う。
そして、その視線から隠すように和真が実結の前に立つ。
「ははっ、怖い怖い。慶がマジになるとか珍しい。ますます欲しくなっちゃうなー」
「和真先輩、こいつを埋めるの手伝ってくれます?」
「犯罪に手は貸せないな」
いよいよ不穏になる空気に実結は和真の袖を掴むことしかできなかった。
やっぱり帰ろうと腕を引いてくれるのを期待していたのかもしれない。
「まあ、おさがり貰うだけっすよ。弟の宿命ってやつで、遅かれ早かれ俺の物になるならボロになる前がいいじゃないっすか。ただでさえ中古なのに」
それが潤にとっては当たり前のことなのかもしれないが、ひどい言いようではある。一人っ子の実結にはわからない気持ちでもある。
ふと実結は以前に和真が慶が兄弟と上手くいっていないのではないかと言っていたことを思い出す。その時、慶は兄がいると言っていたはずだった。弟ではなかった。この二人の上にもう一人いるということなのだろう。
実結が思っていたよりも彼の兄弟の問題は深刻なのかもしれない。そんなことを考えていた時だった。
「潤、お客さんに失礼だ。うちの品位が疑われたらどうする?」
その声は慶に似てはいたが、また新たな人物が出てきたようであった。実結はそっと和真の背中から顔を出して様子を伺った。
「それ、あんたに言われたかねぇけど」
渋い顔をする潤にその人物が言い返すことはなかった。
「二人の兄の彰です。躾のなってない弟達がご迷惑おかけしてすみません」
またしても慶に似た青年は眼鏡をかけ、いかにも真面目そうな雰囲気だ。口先だけではないのだろう。深く頭を下げる様は好感が持てた。顔こそ似ているが、正に三者三様なのかもしれない。
「猫被ってんじゃねぇよ」
慶もまた兄に対して辛辣な物言いをする。こうして見るとやはり上手くいっているとは思えない。男兄弟なんてこんなものだと言われてしまえばそれまでかもしれないが、実結にはわからない世界だ。とにかくこの場から解放されたい一心だった。
「自分達はすぐに出かけるのでお構いなく」
「いてっ、やめろ! 引っ張るな!」
まるで実結の願いを察したかのように彰はにっこりと笑んで潤の腕を掴むとそのまま半ば無理矢理彼を連れて戻っていった。
「行きましょう」
そう言って部屋へと向かおうとする慶にやっぱり帰りたいなどと言えるはずもなく、和真も何も言わないのだから、実結は後をついていくしかなかった。
慶の部屋に入って、促されるまま座り、実結はふぅと息を吐く。息が詰まるようだった。
慶はエアコンを操作しているが、実結は外の暑さを忘れていた。それほどまでに三兄弟の仲は冷え切っているように感じられた。
「慶が三人いる、って思ったでしょ?」
「そ、そんな……」
隣に座った和真に問われて実結はギクリとした。見た目は確かに慶が三人いるようだったが、中身はそれぞれ違う。しかし、やはり慶が三人いるような気もしているのだから不思議だ。
「俺は思ったよ。厄介そうなのが三人もいるって」
慶に遠慮することなく、和真は言い放つ。三人とも癖があるとは実結も感じたことだ。
「否定しませんけど、俺が一番まともですよ」
珍しく慶は和真に噛みつくことはなかったが、実結はその言葉を鵜呑みにすることはできなかった。それは和真も同じようだった。
「俺はお前が一番歪んでそうだと思ったけどな。やっぱり闇が深い」
「確かに常々先輩を排除する方法を考えてますけど、実結先輩が悲しむからやらないであげてます」
慶には実結が理解できない部分がある。自分のためにやらないでいてくれることが優しさだとは言えない。実結から見ても慶は歪んでいると言わざるを得ない。
「実結先輩、麦茶で平気です?」
「うん、麦茶好きだよ」
「じゃあ、取りに行ってきますけど、二人で始めないでくださいね」
そう言って慶がドアの方へと向かった時、廊下から慶を呼ぶ声が響いた。
慶が扉を開ければ、そこにいたのは彰のようだった。
三人の中では一番まともに見える彼は今正に慶が取りに行こうとしていた飲み物や菓子を持ってきたらしい。部屋を出る用がなくなった慶が実結の隣に座り、グラスを実結に手渡してきた。
「先輩はこれ使ってください。俺専用のです」
麦茶の入ったグラスは三つあったが一つだけ種類が違うものがあった。慶はそれを実結に渡してきたのだ
「間接キスになるわけでもないのに……お前、実結ちゃんが帰った後舐めるわけじゃないよな?」
「まさか。好きな子のリコーダーみたいな感覚で言わないでくださいよ。いつも俺が使ってる物を実結先輩が使うって凄く特別感があるじゃないですか」
視線はひどく気になったが、冷えた麦茶に罪はない。実結は思い出し始めた暑さを紛らわすように麦茶を口にした。
すっかり溜まり場と化していた和真の部屋には扇風機しかない。それは三人にとって重大な問題だった。
暑いのにベタベタとくっつかれたらたまらない。それなのに、慶は暑さなどまるで感じていないかのように涼しい顔で実結に抱きつこうとしてくるのだ。以前にも増して。
暑さは人を苛立たせる。それは温厚な実結も例外ではなかった。つい先日、暑苦しいと何度も拒否したにもかかわらず抱き着いてきた慶をうっかり蹴飛ばしてしまったところだ。
『最近、実結先輩が俺を殴ったり蹴ったりするのに抵抗がなくなってきてますよね』
そう言って慶は笑っていたが、実結としては暴力女のように言われたくないものだった。散々、嫌だと主張した上でのことだ。どう考えても慶が悪いということは和真も同意してくれた。
そして、それでも懲りない慶がどうかしているとしか言いようがなかった。
『好きな女の子が嫌がることをするとか小学生か、お前は』
和真はそうも言って呆れていたほどである。
部屋にエアコンがあるから、と慶は誘いかけてきたが、二人きりの時にはまだ許していないことだ。栄養不足で死ぬなどと言っているが、あり得ないと実結は思っている。
それでも、と言うのなら当然和真も一緒に行くことになるのである。
実結にとっては何度か来た慶の家も和真にとっては初めてのことだ。
実結も慶の家族に会ったことがなかったが、この日は違った。
「うわっ、マジで慶が女の子連れてきた!」
実結達が家に上がって慶の部屋に向かおうとする時、顔を覗かせてそう言い放ったのは慶によく似た少年であった。
髪は慶よりも短く、やんちゃそうな雰囲気であるが、歳はさほど変わらないだろう。
「いつもと全然タイプ違うじゃん。好み変わった?」
彼は実結の前に立つと無遠慮に視線を送ってくるが、その言葉は慶に向けられていたのだろう。
身長は慶よりは低いようだったが、実結からすれば長身であることは間違いない。そして、初対面であるからこそ、実結は完全に萎縮していた。
「ちっちゃくて可愛い……いいなぁ、頂戴?」
「黙れよ、潤」
何やら不穏な空気が漂い、可愛いと言われても実結が喜べない内に慶が唸るように低い声を出す。
「あーあ、怖い顔しちゃって。いつものことじゃん。ね、いいでしょ? お兄様」
潤と呼ばれた少年は肩を竦めるが、悪びれる様子はない。だが、慶の弟だと思うと納得できる部分もあった。
しかし、ふと「あ……」と声を上げた潤は和真の存在に気付いたようだった。
「もしかして、そっちのお兄さんのですか? いやあ、流石に他人のモノは奪うわけにはいかないっすね、すみません」
ぺこりと軽く頭を下げる潤が本当に申し訳なく思っているのかは怪しいものだ。
しかし、和真は怒るわけでもなく、慶を見る。
「これが遠間家の挨拶なのか?」
「まさか。躾のなってない弟ですみません。って言うか、否定してくださいよ。俺の彼女なのに」
慶の謝罪も心がこもっているとは言い難い。彼にとっての問題は違ったようだ。
そして、二人は静かに睨み合っているようで、来たばかりにもかかわらず、実結は帰りたい気持ちでいっぱいだった。
二人と交際しているような現状は世間一般的には異常なことである。そんな罪悪感があるからこそ、実結は気が気でなかった。たとえ慶の兄弟であっても……否、兄弟だからこそ知られたくないと思うのに、このまま慶が余計なことを言ってしまうのではないかと不安でたまらなかった。
「あー、二人の物ってことですね」
二人の様子で察したのか、潤はあっさりとそこに行き着いてしまった。けれども、実結に向けられたのは軽蔑というよりは好奇の眼差しだった。
「じゃあ、三人目の男にどうです? 俺も上手いっすよ? もしかしたら、慶よりも凄いかも」
「潤、殺すぞ」
好色な笑みを浮かべて誘いをかけてくる潤に実結がどうすればいいのかわからなくなれば慶が物騒なことを言う。
そして、その視線から隠すように和真が実結の前に立つ。
「ははっ、怖い怖い。慶がマジになるとか珍しい。ますます欲しくなっちゃうなー」
「和真先輩、こいつを埋めるの手伝ってくれます?」
「犯罪に手は貸せないな」
いよいよ不穏になる空気に実結は和真の袖を掴むことしかできなかった。
やっぱり帰ろうと腕を引いてくれるのを期待していたのかもしれない。
「まあ、おさがり貰うだけっすよ。弟の宿命ってやつで、遅かれ早かれ俺の物になるならボロになる前がいいじゃないっすか。ただでさえ中古なのに」
それが潤にとっては当たり前のことなのかもしれないが、ひどい言いようではある。一人っ子の実結にはわからない気持ちでもある。
ふと実結は以前に和真が慶が兄弟と上手くいっていないのではないかと言っていたことを思い出す。その時、慶は兄がいると言っていたはずだった。弟ではなかった。この二人の上にもう一人いるということなのだろう。
実結が思っていたよりも彼の兄弟の問題は深刻なのかもしれない。そんなことを考えていた時だった。
「潤、お客さんに失礼だ。うちの品位が疑われたらどうする?」
その声は慶に似てはいたが、また新たな人物が出てきたようであった。実結はそっと和真の背中から顔を出して様子を伺った。
「それ、あんたに言われたかねぇけど」
渋い顔をする潤にその人物が言い返すことはなかった。
「二人の兄の彰です。躾のなってない弟達がご迷惑おかけしてすみません」
またしても慶に似た青年は眼鏡をかけ、いかにも真面目そうな雰囲気だ。口先だけではないのだろう。深く頭を下げる様は好感が持てた。顔こそ似ているが、正に三者三様なのかもしれない。
「猫被ってんじゃねぇよ」
慶もまた兄に対して辛辣な物言いをする。こうして見るとやはり上手くいっているとは思えない。男兄弟なんてこんなものだと言われてしまえばそれまでかもしれないが、実結にはわからない世界だ。とにかくこの場から解放されたい一心だった。
「自分達はすぐに出かけるのでお構いなく」
「いてっ、やめろ! 引っ張るな!」
まるで実結の願いを察したかのように彰はにっこりと笑んで潤の腕を掴むとそのまま半ば無理矢理彼を連れて戻っていった。
「行きましょう」
そう言って部屋へと向かおうとする慶にやっぱり帰りたいなどと言えるはずもなく、和真も何も言わないのだから、実結は後をついていくしかなかった。
慶の部屋に入って、促されるまま座り、実結はふぅと息を吐く。息が詰まるようだった。
慶はエアコンを操作しているが、実結は外の暑さを忘れていた。それほどまでに三兄弟の仲は冷え切っているように感じられた。
「慶が三人いる、って思ったでしょ?」
「そ、そんな……」
隣に座った和真に問われて実結はギクリとした。見た目は確かに慶が三人いるようだったが、中身はそれぞれ違う。しかし、やはり慶が三人いるような気もしているのだから不思議だ。
「俺は思ったよ。厄介そうなのが三人もいるって」
慶に遠慮することなく、和真は言い放つ。三人とも癖があるとは実結も感じたことだ。
「否定しませんけど、俺が一番まともですよ」
珍しく慶は和真に噛みつくことはなかったが、実結はその言葉を鵜呑みにすることはできなかった。それは和真も同じようだった。
「俺はお前が一番歪んでそうだと思ったけどな。やっぱり闇が深い」
「確かに常々先輩を排除する方法を考えてますけど、実結先輩が悲しむからやらないであげてます」
慶には実結が理解できない部分がある。自分のためにやらないでいてくれることが優しさだとは言えない。実結から見ても慶は歪んでいると言わざるを得ない。
「実結先輩、麦茶で平気です?」
「うん、麦茶好きだよ」
「じゃあ、取りに行ってきますけど、二人で始めないでくださいね」
そう言って慶がドアの方へと向かった時、廊下から慶を呼ぶ声が響いた。
慶が扉を開ければ、そこにいたのは彰のようだった。
三人の中では一番まともに見える彼は今正に慶が取りに行こうとしていた飲み物や菓子を持ってきたらしい。部屋を出る用がなくなった慶が実結の隣に座り、グラスを実結に手渡してきた。
「先輩はこれ使ってください。俺専用のです」
麦茶の入ったグラスは三つあったが一つだけ種類が違うものがあった。慶はそれを実結に渡してきたのだ
「間接キスになるわけでもないのに……お前、実結ちゃんが帰った後舐めるわけじゃないよな?」
「まさか。好きな子のリコーダーみたいな感覚で言わないでくださいよ。いつも俺が使ってる物を実結先輩が使うって凄く特別感があるじゃないですか」
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