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三人で
閑話:初めてのデート
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「わぁ……」
目の前に広がる大きな水槽の中でふわふわと漂うたくさんのクラゲの幻想的な様子を実結は食い入るように見詰めた。
約束通り、慶と水族館に来ていたが、彼はどこに行きたいと言うわけでもなく、実結についてくるだけだった。
それではつまらないのではないか。初めはそう思った実結も好きに見て良いと言われ、進む内に遠慮など忘れていた。少し進んでは写真を撮りながらしばらく眺めてまた進む。
どの水槽も良かったが、特にクラゲのエリアは実結を夢中にさせた。それこそ何時間でも見ていられると思った。
同じ瞬間は二度とない。その一瞬一瞬に癒やされ、相手が慶であっても一緒に来られて良かったと実結は思う。
そして、慶を見た時、実結は彼が自分を見ていたことに気付いた。
「実結先輩、楽しい?」
そうやって聞いてくるということは、彼は楽しくないのか。質問の真意を考えて実結が答えられない内に慶が口を開く。
「実結先輩の目、ずっとキラキラしてる」
「え?」
彼には自分の目が輝いて見えるのか。水槽に映る自分の顔を見てもわからずに、実結はもう一度慶を見る。彼の目はいつもより優しいように見えた。
「そんなに嬉しそうにしてくれるなら、俺も来た甲斐があります」
「本当にそう思ってる?」
意地悪を言うつもりはなかったが、どこか疑わしくて実結は問いかけていた。
「思ってますよ。実結先輩となら、どんなことでも楽しいはずだって、もっと早く気付けば良かった」
「慶君……」
慶は傷付いたような表情をするわけでもなく微笑み、実結は何を言えば良いのか言葉に困って彼の名前を呼ぶことしかできなかった。
「そんな顔しないでください。せっかくのデートで悲しませるなんて彼氏失格じゃないですか」
穏やかな様子で慶は実結の頭をくしゃりと撫でる。実結は子供扱いされたと不満を抱くわけでもなく、慶を見詰めることしかできなかった。
「笑っていてください。そうしたら、俺は癒やされますから」
この青い世界では彼を癒やすことはできないのか。そう思うと寂しくなって、実結は慶の服の裾を掴んだ。彼はいなくならないはずなのに、なぜか消えてしまいそうに思えたのだ。それでも、自ら手を繋ぐ事は実結にはできなかった。
「あ、あのね、慶君」
意を決して実結は口を開く。今言わなければならないという思いに突き動かされていた。
「何ですか?」
今日の慶は妙に優しく感じる。水族館の雰囲気がそうさせているのかもしれない。
だからこそ、実結も落ち着いて慶を見上げることができた。
「私、慶君の話、聞こうと思うの」
実結が決意を口にすれば慶は困ったように眉を下げる。そして、訪れた沈黙に実結は戸惑いを隠せなかった。
「……無理しなくていいですよ」
「え……?」
喜んでくれるのではないかと思っていた実結は慶の言葉に困惑してただ彼を見る。
「本当はまだ覚悟が決まらないのに、俺のためを思ってくれてるんですよね?」
そうなのだろうか。実結は心の中で自分に問いかけながら答えを探す。
「早く聞かないと慶君がずっと苦しいんじゃないかって……」
慶が聞かれたがっているように思ったのは勘違いなのか。何も考えずにいられたら良かったのかもしれない。状況を良くしようとして、悪くさせているのかもしれない。
「俺がちょー自己中なの、もう嫌っていうほど知ってますよね?」
問われて答えるどころか頷くことさえ実結にはできなかったが、慶は構わないようだった。
「実結先輩に本当の意味で理解してもらわなくても平気です。だって、この関係は俺にしか終わらせられないし、その気はないから」
実結が慶を選び、和真を捨ててこそ終わるはずだ。慶は身を引く選択肢を最初から捨てている。
「だから、俺は罰を受けます」
本当にそれで良いのか。問えないまま、実結の手は慶に繋がれていた。
「ほら、そろそろあっちで餌付けショー始まりますよ」
話を逸らされてしまった。そう思うのに、何も言えないまま今度は実結が慶について行くことしかできなかった。
*****
「実結先輩、どれがいいですか?」
ギフトショップで慶は問う。目の前にあるのはストラップだ。それも二つセットになって入っているものである。
「今日の記念に俺に買わせてください」
そう言われて実結は駄目とも言えずに俯く。
「和真先輩には別にお土産買えばいいですし、別の水族館にも行くんでしょう? その時に買えばいいじゃないですか」
「うん……そうだね」
実結の考えは慶にもすぐにわかったのだろう。今日は随分と気遣ってくれているのかもしれない。
それでも二人だけの物を持つことに後ろめたさを感じるのは自分だけなのだと実結は気付いてしまった。
「慶君が選んで」
「はい、そうしますね」
あっさりと頷いて慶はストラップを選び始める。その姿を可愛いとも思っている自分に困惑しながら実結は慶を見詰めていた。
これが慶ではなく和真だったら、とは考えずにいられない自分が嫌だった。慶と二人だけの時間を大切にしてやれないに、それでも好きだと縋り付いてくるような慶がわからなかった。あるいは、慶に絆されていることをいつまでも認めたくなくて、和真でなければならないのだと理由を付けたがっているのかもしれなかった。
*****
「今日は来て良かったって思います」
夕暮れの中で慶が微笑む。少し遅くなって心配だからと家の前まで送ってくれたのだ。半ば強引ではあったが、実結は大切にされているのだと思うことにした。
そして、その言葉が本心なのだろう。今度は実結も疑うことはしなかった。
「私も……」
実結も水族館に行って良かったと思う気持ちは偽りではない。純粋に楽しんでいたのだ。スマートフォンに付けられたお揃いのストラップと同じように想いが揺れている。
「実結先輩はずっと俺の我が儘聞いてくれてたんですよね。だから、今度からは騙し討ちなしに俺が我が儘聞きます。またこうやってデートしましょう」
改心したとでも言うのか。実結には今の彼の笑顔が嘘には見えなかったが、縋られているように思えた。してください、とその目が懇願しているように感じるのは辺りの薄暗さのせいなのか。
彼は二人っきりのデートに固執したくせに、デートの楽しみは知らなかった。ショーを見ている頃、彼は年頃の少年らしい表情を見せていた。
「来週は……」
「来週はどこがいいですか? どこでもいいですよ」
実結が言い切る前に慶は言葉を被せてくる。否定的な言葉を聞きたくないのかもしれない。
「慶君の家に行ってもいい?」
目を逸らすことを許さないように実結はまっすぐと慶の目を見上げて問う。
その意味は彼にはわかるだろう。一度はぐらかされてしまったが、実結は今度こそ彼と話し合おうと思っていた。
「それはもちろんいいですけど……」
「けど?」
歯切れの悪い言葉に問い返せば、慶はくしゃりと髪を掴む。
「聞いてほしかったはずなのに、俺の心の準備ができないのかもしれません」
聞いてもらえると思っていなかったのか。話すことで彼が救われるのではなく、辛くなるのならば実結は無理に聞き出すことは出来ない。だからこそ、慶の言葉を黙って待っていた。
「実結先輩に理解されたかったのに、俺のこと全部知ってほしかったのに、いざとなると怖じ気づくんですね。軽蔑されたくないって……もうとっくに軽蔑されてるはずなのに、俺が汚いのがバレるのが嫌なんです」
今にも泣き出しそうな、消え入りそうな声で慶は言う。
自分から大切な物を無理矢理奪っていった相手であるはずなのに、憎めないのはそういう弱い面を時折見てしまうからなのかもしれない。放っておけなくなって、頭を撫でてやりたくなってしまうのだ。本当は抱き締めてやれたら良かったのかもしれない。
「俺が話さなくても、和真先輩がいなくても、俺といてくれますか?」
「うん……慶君が話せるようになるまで待つ。それまで一緒にいる」
何が正解かわからないまま、実結は頷いていた。最早、お互い離れることはできないのだ。きっと、和真も待つはずだと思いながら。
「ありがとうございます」
作り物ではない笑顔で慶が微笑む。実結は思わず、その頭に手を伸ばそうとしたが、届く前に抱き締められていた。
「今日は本当にありがとうございました」
ふわりと抱き締められたのは一瞬で、外では嫌だと言う暇もなかった。
「じゃあ、また学校で」
すぐに離れた慶はまた話をすぐ終わらせようとしていたのかもしれなかった。だからと言って立ち去るわけでもない。彼は実結が家の中に入るまで帰らないらしかった。
それ以上何か言えるわけでもなく、実結は門を開ける。笑顔で手を振る慶を本当の恋人だと思えたら幸せだっただろうか。ドアを開けて家の中に入って実結はふぅと息を吐く。ドアが閉まる音で夢から覚めて、慶の世界から隔絶された気がした。だが、開放感とは違う。
彼と二人っきりのデートが少し息苦しく感じられたのは、その緊張感からではない。
求められることは愛されることで、愛されていることは嬉しいはずなのに、彼の愛を知るほどにどこか悲しくなる。楽しい一日が終わる寂しさがそう思わせるのかもしれなかった。
何となくスマートフォンを取り出してみても、和真からのメッセージが来ているわけでもない。今日付けられたばかりのピンクのストラップがゆらゆらと揺れているのを見ながら実結は自分の心の在処がわからなくなっていた。
目の前に広がる大きな水槽の中でふわふわと漂うたくさんのクラゲの幻想的な様子を実結は食い入るように見詰めた。
約束通り、慶と水族館に来ていたが、彼はどこに行きたいと言うわけでもなく、実結についてくるだけだった。
それではつまらないのではないか。初めはそう思った実結も好きに見て良いと言われ、進む内に遠慮など忘れていた。少し進んでは写真を撮りながらしばらく眺めてまた進む。
どの水槽も良かったが、特にクラゲのエリアは実結を夢中にさせた。それこそ何時間でも見ていられると思った。
同じ瞬間は二度とない。その一瞬一瞬に癒やされ、相手が慶であっても一緒に来られて良かったと実結は思う。
そして、慶を見た時、実結は彼が自分を見ていたことに気付いた。
「実結先輩、楽しい?」
そうやって聞いてくるということは、彼は楽しくないのか。質問の真意を考えて実結が答えられない内に慶が口を開く。
「実結先輩の目、ずっとキラキラしてる」
「え?」
彼には自分の目が輝いて見えるのか。水槽に映る自分の顔を見てもわからずに、実結はもう一度慶を見る。彼の目はいつもより優しいように見えた。
「そんなに嬉しそうにしてくれるなら、俺も来た甲斐があります」
「本当にそう思ってる?」
意地悪を言うつもりはなかったが、どこか疑わしくて実結は問いかけていた。
「思ってますよ。実結先輩となら、どんなことでも楽しいはずだって、もっと早く気付けば良かった」
「慶君……」
慶は傷付いたような表情をするわけでもなく微笑み、実結は何を言えば良いのか言葉に困って彼の名前を呼ぶことしかできなかった。
「そんな顔しないでください。せっかくのデートで悲しませるなんて彼氏失格じゃないですか」
穏やかな様子で慶は実結の頭をくしゃりと撫でる。実結は子供扱いされたと不満を抱くわけでもなく、慶を見詰めることしかできなかった。
「笑っていてください。そうしたら、俺は癒やされますから」
この青い世界では彼を癒やすことはできないのか。そう思うと寂しくなって、実結は慶の服の裾を掴んだ。彼はいなくならないはずなのに、なぜか消えてしまいそうに思えたのだ。それでも、自ら手を繋ぐ事は実結にはできなかった。
「あ、あのね、慶君」
意を決して実結は口を開く。今言わなければならないという思いに突き動かされていた。
「何ですか?」
今日の慶は妙に優しく感じる。水族館の雰囲気がそうさせているのかもしれない。
だからこそ、実結も落ち着いて慶を見上げることができた。
「私、慶君の話、聞こうと思うの」
実結が決意を口にすれば慶は困ったように眉を下げる。そして、訪れた沈黙に実結は戸惑いを隠せなかった。
「……無理しなくていいですよ」
「え……?」
喜んでくれるのではないかと思っていた実結は慶の言葉に困惑してただ彼を見る。
「本当はまだ覚悟が決まらないのに、俺のためを思ってくれてるんですよね?」
そうなのだろうか。実結は心の中で自分に問いかけながら答えを探す。
「早く聞かないと慶君がずっと苦しいんじゃないかって……」
慶が聞かれたがっているように思ったのは勘違いなのか。何も考えずにいられたら良かったのかもしれない。状況を良くしようとして、悪くさせているのかもしれない。
「俺がちょー自己中なの、もう嫌っていうほど知ってますよね?」
問われて答えるどころか頷くことさえ実結にはできなかったが、慶は構わないようだった。
「実結先輩に本当の意味で理解してもらわなくても平気です。だって、この関係は俺にしか終わらせられないし、その気はないから」
実結が慶を選び、和真を捨ててこそ終わるはずだ。慶は身を引く選択肢を最初から捨てている。
「だから、俺は罰を受けます」
本当にそれで良いのか。問えないまま、実結の手は慶に繋がれていた。
「ほら、そろそろあっちで餌付けショー始まりますよ」
話を逸らされてしまった。そう思うのに、何も言えないまま今度は実結が慶について行くことしかできなかった。
*****
「実結先輩、どれがいいですか?」
ギフトショップで慶は問う。目の前にあるのはストラップだ。それも二つセットになって入っているものである。
「今日の記念に俺に買わせてください」
そう言われて実結は駄目とも言えずに俯く。
「和真先輩には別にお土産買えばいいですし、別の水族館にも行くんでしょう? その時に買えばいいじゃないですか」
「うん……そうだね」
実結の考えは慶にもすぐにわかったのだろう。今日は随分と気遣ってくれているのかもしれない。
それでも二人だけの物を持つことに後ろめたさを感じるのは自分だけなのだと実結は気付いてしまった。
「慶君が選んで」
「はい、そうしますね」
あっさりと頷いて慶はストラップを選び始める。その姿を可愛いとも思っている自分に困惑しながら実結は慶を見詰めていた。
これが慶ではなく和真だったら、とは考えずにいられない自分が嫌だった。慶と二人だけの時間を大切にしてやれないに、それでも好きだと縋り付いてくるような慶がわからなかった。あるいは、慶に絆されていることをいつまでも認めたくなくて、和真でなければならないのだと理由を付けたがっているのかもしれなかった。
*****
「今日は来て良かったって思います」
夕暮れの中で慶が微笑む。少し遅くなって心配だからと家の前まで送ってくれたのだ。半ば強引ではあったが、実結は大切にされているのだと思うことにした。
そして、その言葉が本心なのだろう。今度は実結も疑うことはしなかった。
「私も……」
実結も水族館に行って良かったと思う気持ちは偽りではない。純粋に楽しんでいたのだ。スマートフォンに付けられたお揃いのストラップと同じように想いが揺れている。
「実結先輩はずっと俺の我が儘聞いてくれてたんですよね。だから、今度からは騙し討ちなしに俺が我が儘聞きます。またこうやってデートしましょう」
改心したとでも言うのか。実結には今の彼の笑顔が嘘には見えなかったが、縋られているように思えた。してください、とその目が懇願しているように感じるのは辺りの薄暗さのせいなのか。
彼は二人っきりのデートに固執したくせに、デートの楽しみは知らなかった。ショーを見ている頃、彼は年頃の少年らしい表情を見せていた。
「来週は……」
「来週はどこがいいですか? どこでもいいですよ」
実結が言い切る前に慶は言葉を被せてくる。否定的な言葉を聞きたくないのかもしれない。
「慶君の家に行ってもいい?」
目を逸らすことを許さないように実結はまっすぐと慶の目を見上げて問う。
その意味は彼にはわかるだろう。一度はぐらかされてしまったが、実結は今度こそ彼と話し合おうと思っていた。
「それはもちろんいいですけど……」
「けど?」
歯切れの悪い言葉に問い返せば、慶はくしゃりと髪を掴む。
「聞いてほしかったはずなのに、俺の心の準備ができないのかもしれません」
聞いてもらえると思っていなかったのか。話すことで彼が救われるのではなく、辛くなるのならば実結は無理に聞き出すことは出来ない。だからこそ、慶の言葉を黙って待っていた。
「実結先輩に理解されたかったのに、俺のこと全部知ってほしかったのに、いざとなると怖じ気づくんですね。軽蔑されたくないって……もうとっくに軽蔑されてるはずなのに、俺が汚いのがバレるのが嫌なんです」
今にも泣き出しそうな、消え入りそうな声で慶は言う。
自分から大切な物を無理矢理奪っていった相手であるはずなのに、憎めないのはそういう弱い面を時折見てしまうからなのかもしれない。放っておけなくなって、頭を撫でてやりたくなってしまうのだ。本当は抱き締めてやれたら良かったのかもしれない。
「俺が話さなくても、和真先輩がいなくても、俺といてくれますか?」
「うん……慶君が話せるようになるまで待つ。それまで一緒にいる」
何が正解かわからないまま、実結は頷いていた。最早、お互い離れることはできないのだ。きっと、和真も待つはずだと思いながら。
「ありがとうございます」
作り物ではない笑顔で慶が微笑む。実結は思わず、その頭に手を伸ばそうとしたが、届く前に抱き締められていた。
「今日は本当にありがとうございました」
ふわりと抱き締められたのは一瞬で、外では嫌だと言う暇もなかった。
「じゃあ、また学校で」
すぐに離れた慶はまた話をすぐ終わらせようとしていたのかもしれなかった。だからと言って立ち去るわけでもない。彼は実結が家の中に入るまで帰らないらしかった。
それ以上何か言えるわけでもなく、実結は門を開ける。笑顔で手を振る慶を本当の恋人だと思えたら幸せだっただろうか。ドアを開けて家の中に入って実結はふぅと息を吐く。ドアが閉まる音で夢から覚めて、慶の世界から隔絶された気がした。だが、開放感とは違う。
彼と二人っきりのデートが少し息苦しく感じられたのは、その緊張感からではない。
求められることは愛されることで、愛されていることは嬉しいはずなのに、彼の愛を知るほどにどこか悲しくなる。楽しい一日が終わる寂しさがそう思わせるのかもしれなかった。
何となくスマートフォンを取り出してみても、和真からのメッセージが来ているわけでもない。今日付けられたばかりのピンクのストラップがゆらゆらと揺れているのを見ながら実結は自分の心の在処がわからなくなっていた。
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