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答えは三人で
激しさの中で
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「ん……」
絶頂の余韻でぼんやりする頭を撫でられて、実結の目は慶を映す。和真は避妊具の処理をしているようだった。
「和真先輩のちんこはどうでした? 気持ち良かった? なんて、聞くまでもないですよね。滅茶苦茶感じて俺のことなんか忘れてましたよね」
「あ……」
あまりに露骨な聞き方に実結は答えに困った。
「お前はムードとかを大事にしたらどうだ?」
和真の溜息が聞こえて、再び彼がベッドに上がってくる。
「大事なことじゃないですか。って言うか、俺ももう我慢できないんですよね。早く繋がりたい」
慶の手が頬から首筋へと撫で、その熱さに彼の興奮を感じた気がした。いつの間にか彼は上半身裸になっている。和真との行為が終わってもまだ終わりでないことを思い出させる。
「待てを教えなきゃいけないのか?」
「待ちすぎたくらいですよ」
「お前は口でしてもらっただろ」
「フェラくらいじゃ満足できないんですよ。そもそも、俺とできるかどうかが問題でここまで来たんですから」
「その割には帰ろうとしただろ」
和真の指摘に慶は反論せず、実結の顔を覗き込んでくる。
「いいですよね?」
「う、うん……してみる……」
欲望を露わにした熱っぽい目に魅了されるように実結は頷いていた。
「先輩、体起こせます?」
慶に支えられながら起き上がれば心配そうな和真と目が合う。
「実結ちゃん、無理しなくていいから」
和真の気遣いを痛いほど感じながら実結は首を横に振る。
「まだ慶君と試してないので……頑張ってみます」
「やっぱり俺のこともちゃんと考えてくれるんですね。大好きです」
後ろからぎゅっと抱き締められれば素肌が密着するのを感じる。確かな熱に奇妙な安心感さえ抱くが、それも束の間だった。
「お尻、こっちに向けてください」
指示しながらも拒否など許さないからのように、四つん這いにさせられて、実結は困惑するしかない。目の前には和真がいるが、羞恥を煽る体勢に彼を見ることもできない。
「どういうつもりだ?」
怒りを感じさせる低い声で和真は問う。実結には慶が何を考えているかわからないが、和真にとっても同じらしい。
「口、どうぞ」
「いや、俺は……」
「え、一回で終わりですか。じじいですか」
「何とでも言え」
慶は和真にも先程の行為をしろと言っているのだろう。元々、和真を喜ばせる方法を教えると言い出してのことだ。
優しくしてくれた和真に喜んでくれるのなら、してあげたいと思ってしまうのが恋心というものだが、和真は乗り気でないらしい。
「やっぱり和真先輩にもしてあげないと平等じゃないですよね。俺で覚えたこと、ちゃんと和真先輩にもしてあげてくださいね」
慶はそう言っても、和真はされたくないのかもしれない。どうするべきなのか迷って和真を見れば、頬を包み込むように手が触れる。
「これ以上無理しなくていいから」
慶にもできたことなのだから、和真にすることに嫌悪はない。それでも和真が拒否することを無理にすべきではないのだろう。
「勿体ないですね。最初で最後なのに」
「んんぅっ!」
秘部に慶の物が触れたと思った瞬間、一気に奥まで貫かれ、がくりとバランスを崩す実結の体を和真が支える。
「ほら、先輩が出してあげないと」
「でも……あっ、やっ、待って、もっと、ゆっくり……!」
自分からすることなど実結には考えられない。それどころか最初から激しく突かれ、また世界が白く染まっていくようだった。
「だから、俺はいいんだ。ここで見ているから」
「それなら、もっと激しくしちゃいますけど」
「せんぱっ……や……壊れちゃ……」
和真を受け入れたばかりの秘部は蕩けて慶の物も難なく受け入れて快楽を享受しているが、実結の心は違う。
これ以上激しくされてしまったらバラバラになってしまいそうで、とうとう目の前の和真に縋り付いて助けを求めた。
「そうしたら、お前は優しくするんだな?」
「配慮はしてあげますよ」
「ごめんね、実結ちゃん」
申し訳なさそうに自分の物を和真は取り出すが、実結は言葉の代わりに口づけ、舌を這わせ、銜えていく。
「ん……ぁむ……ふっ、ん……」
「ははっ、串刺しですね」
ゆるゆると突き入れながら慶は笑う。前からも後ろからも貫かれて卑猥な光景になっているに違いない。
口をも犯されている気分になるのに、興奮している自分もいることに気付く。
「先輩にちゃんと気持ち良いか聞いてあげてください」
「ひもひ、ひひ、へふか?」
銜えたまま見上げて問えば眉間の皺を深くした和真は答えてはくれなかったが、代わりに頭を撫でてくれたことが嬉しくて実結は奉仕を続ける。
慶にした時は指や舌が挿入されていた程度だが、今は慶に挿入されて揺すぶられている。
和真も深く入りすぎないように気を使ってくれているのかもしれない。実結も歯を立ててしまわないように気を付けながら、懸命に舌を動かし、銜え込む。
「んむっ……ぁ、ふ、ぅ……んぁ……んんっ!」
苦しいのに、やめることができない。その苦しさが脳を麻痺させて快楽に繋がっていくようだ。
「実結ちゃん……俺、もう……」
切羽詰まった和真の声に限界が近いことを知る。また体にかけられるのだろうかと実結が思った時だった。
「和真先輩、そろそろ出るみたいなんで、美味しく飲んであげてくださいね」
慶は完全に主導権を握ったように指示を出してくる。あの白濁した熱い液体を飲むのか。和真を見上げれば、彼は腰を引こうとしたようだった。
「しなくてい……ぅ、こら、遠間! ……くっ……!
ぐっと後ろから頭を押され、陰茎が喉の奥まで突き刺さるように入り込んできて、焦る和真の声を聞いたのも束の間だった。
「ぅ、んんっ……!」
熱いものが口内で迸り、実結もくぐもった声を上げる。苦い味が強く広がって、とても美味しいとは言えない。
「実結ちゃん、ごめん! 出していいから!」
「は……は、ぁ……飲んじゃいました……」
慌てて和真は引き抜いてくれたが、実結は嚥下してしまった。
慶に飲むように言われたこともあるが、吐き出して汚してはいけないと思ってしまったのだ。
「ごめん……」
もう一度謝りながら頭を撫でられて、実結は首を横に振る。和真が悪いわけではない。
まだ口内に粘つく物が残っている気がする。それなのに、暴挙に出た張本人が先程よりも強く腰を振り始めたせいで、唾液が口の端から零れ落ちる。
「お前、ドSだな……薄々わかってたけど」
「先輩のために心を鬼にしたんです」
「そりゃあ、どうも」
呆れたような和真の声が実結には遠くなっていた。目の前にいるのに、自分が遠ざかっている気がする。実際は動いていないのに、意識が遠のくような感覚のせいかもしれない。
「実結ちゃん、水飲む? あ、でも、二人にしない方がいいかな?」
和真の配慮にも実結はもう言葉として意味のある音を発することができなくなっていた。
まるで獣の交尾のような体勢で激しく犯されているにも関わらず、暴れ狂う快感を甘受しようとしていた。淫らになってしまうのは二人のせいであって、仕方のないことなのだ。
「俺も、もうラストスパートなんで……!」
「あっ! やっ! はげし……! あ、あ、あぁ……!」
一層激しさを増す抽送に肌がぶつかり合って音を立てる。声の間隔も短くなって自分の果ても近いのだと実結が悟った時、それは唐突に訪れた。
慶の物が脈打って避妊具越しに精が吐き出されるのを感じながら、ぐったりと実結はベッドに倒れ込むように体を預けた。
絶頂の余韻でぼんやりする頭を撫でられて、実結の目は慶を映す。和真は避妊具の処理をしているようだった。
「和真先輩のちんこはどうでした? 気持ち良かった? なんて、聞くまでもないですよね。滅茶苦茶感じて俺のことなんか忘れてましたよね」
「あ……」
あまりに露骨な聞き方に実結は答えに困った。
「お前はムードとかを大事にしたらどうだ?」
和真の溜息が聞こえて、再び彼がベッドに上がってくる。
「大事なことじゃないですか。って言うか、俺ももう我慢できないんですよね。早く繋がりたい」
慶の手が頬から首筋へと撫で、その熱さに彼の興奮を感じた気がした。いつの間にか彼は上半身裸になっている。和真との行為が終わってもまだ終わりでないことを思い出させる。
「待てを教えなきゃいけないのか?」
「待ちすぎたくらいですよ」
「お前は口でしてもらっただろ」
「フェラくらいじゃ満足できないんですよ。そもそも、俺とできるかどうかが問題でここまで来たんですから」
「その割には帰ろうとしただろ」
和真の指摘に慶は反論せず、実結の顔を覗き込んでくる。
「いいですよね?」
「う、うん……してみる……」
欲望を露わにした熱っぽい目に魅了されるように実結は頷いていた。
「先輩、体起こせます?」
慶に支えられながら起き上がれば心配そうな和真と目が合う。
「実結ちゃん、無理しなくていいから」
和真の気遣いを痛いほど感じながら実結は首を横に振る。
「まだ慶君と試してないので……頑張ってみます」
「やっぱり俺のこともちゃんと考えてくれるんですね。大好きです」
後ろからぎゅっと抱き締められれば素肌が密着するのを感じる。確かな熱に奇妙な安心感さえ抱くが、それも束の間だった。
「お尻、こっちに向けてください」
指示しながらも拒否など許さないからのように、四つん這いにさせられて、実結は困惑するしかない。目の前には和真がいるが、羞恥を煽る体勢に彼を見ることもできない。
「どういうつもりだ?」
怒りを感じさせる低い声で和真は問う。実結には慶が何を考えているかわからないが、和真にとっても同じらしい。
「口、どうぞ」
「いや、俺は……」
「え、一回で終わりですか。じじいですか」
「何とでも言え」
慶は和真にも先程の行為をしろと言っているのだろう。元々、和真を喜ばせる方法を教えると言い出してのことだ。
優しくしてくれた和真に喜んでくれるのなら、してあげたいと思ってしまうのが恋心というものだが、和真は乗り気でないらしい。
「やっぱり和真先輩にもしてあげないと平等じゃないですよね。俺で覚えたこと、ちゃんと和真先輩にもしてあげてくださいね」
慶はそう言っても、和真はされたくないのかもしれない。どうするべきなのか迷って和真を見れば、頬を包み込むように手が触れる。
「これ以上無理しなくていいから」
慶にもできたことなのだから、和真にすることに嫌悪はない。それでも和真が拒否することを無理にすべきではないのだろう。
「勿体ないですね。最初で最後なのに」
「んんぅっ!」
秘部に慶の物が触れたと思った瞬間、一気に奥まで貫かれ、がくりとバランスを崩す実結の体を和真が支える。
「ほら、先輩が出してあげないと」
「でも……あっ、やっ、待って、もっと、ゆっくり……!」
自分からすることなど実結には考えられない。それどころか最初から激しく突かれ、また世界が白く染まっていくようだった。
「だから、俺はいいんだ。ここで見ているから」
「それなら、もっと激しくしちゃいますけど」
「せんぱっ……や……壊れちゃ……」
和真を受け入れたばかりの秘部は蕩けて慶の物も難なく受け入れて快楽を享受しているが、実結の心は違う。
これ以上激しくされてしまったらバラバラになってしまいそうで、とうとう目の前の和真に縋り付いて助けを求めた。
「そうしたら、お前は優しくするんだな?」
「配慮はしてあげますよ」
「ごめんね、実結ちゃん」
申し訳なさそうに自分の物を和真は取り出すが、実結は言葉の代わりに口づけ、舌を這わせ、銜えていく。
「ん……ぁむ……ふっ、ん……」
「ははっ、串刺しですね」
ゆるゆると突き入れながら慶は笑う。前からも後ろからも貫かれて卑猥な光景になっているに違いない。
口をも犯されている気分になるのに、興奮している自分もいることに気付く。
「先輩にちゃんと気持ち良いか聞いてあげてください」
「ひもひ、ひひ、へふか?」
銜えたまま見上げて問えば眉間の皺を深くした和真は答えてはくれなかったが、代わりに頭を撫でてくれたことが嬉しくて実結は奉仕を続ける。
慶にした時は指や舌が挿入されていた程度だが、今は慶に挿入されて揺すぶられている。
和真も深く入りすぎないように気を使ってくれているのかもしれない。実結も歯を立ててしまわないように気を付けながら、懸命に舌を動かし、銜え込む。
「んむっ……ぁ、ふ、ぅ……んぁ……んんっ!」
苦しいのに、やめることができない。その苦しさが脳を麻痺させて快楽に繋がっていくようだ。
「実結ちゃん……俺、もう……」
切羽詰まった和真の声に限界が近いことを知る。また体にかけられるのだろうかと実結が思った時だった。
「和真先輩、そろそろ出るみたいなんで、美味しく飲んであげてくださいね」
慶は完全に主導権を握ったように指示を出してくる。あの白濁した熱い液体を飲むのか。和真を見上げれば、彼は腰を引こうとしたようだった。
「しなくてい……ぅ、こら、遠間! ……くっ……!
ぐっと後ろから頭を押され、陰茎が喉の奥まで突き刺さるように入り込んできて、焦る和真の声を聞いたのも束の間だった。
「ぅ、んんっ……!」
熱いものが口内で迸り、実結もくぐもった声を上げる。苦い味が強く広がって、とても美味しいとは言えない。
「実結ちゃん、ごめん! 出していいから!」
「は……は、ぁ……飲んじゃいました……」
慌てて和真は引き抜いてくれたが、実結は嚥下してしまった。
慶に飲むように言われたこともあるが、吐き出して汚してはいけないと思ってしまったのだ。
「ごめん……」
もう一度謝りながら頭を撫でられて、実結は首を横に振る。和真が悪いわけではない。
まだ口内に粘つく物が残っている気がする。それなのに、暴挙に出た張本人が先程よりも強く腰を振り始めたせいで、唾液が口の端から零れ落ちる。
「お前、ドSだな……薄々わかってたけど」
「先輩のために心を鬼にしたんです」
「そりゃあ、どうも」
呆れたような和真の声が実結には遠くなっていた。目の前にいるのに、自分が遠ざかっている気がする。実際は動いていないのに、意識が遠のくような感覚のせいかもしれない。
「実結ちゃん、水飲む? あ、でも、二人にしない方がいいかな?」
和真の配慮にも実結はもう言葉として意味のある音を発することができなくなっていた。
まるで獣の交尾のような体勢で激しく犯されているにも関わらず、暴れ狂う快感を甘受しようとしていた。淫らになってしまうのは二人のせいであって、仕方のないことなのだ。
「俺も、もうラストスパートなんで……!」
「あっ! やっ! はげし……! あ、あ、あぁ……!」
一層激しさを増す抽送に肌がぶつかり合って音を立てる。声の間隔も短くなって自分の果ても近いのだと実結が悟った時、それは唐突に訪れた。
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