【R18】Again and Again

Nuit Blanche

文字の大きさ
32 / 59
三人で

従順な体

しおりを挟む
「あんまり実結ちゃんをいじめるな。泣きそうな顔になってる」
 和真の指摘に実結ははっとする。滲んでいるのは生理的な涙だが、泣きたい気分だったのは間違いない。それなのに、泣いてしまったら和真を困らせてしまう気がして実結は慌てて涙を拭う。
 小さな反抗は大失敗に終わってしまった。結局、流されることを選んでしまう。けれど、それは必ずしも諦めではない。
「大丈夫。ちゃんとイかせてから終わらせてあげます」
 ぎゅっと抱き締められ、頭を撫でられれば和真ではないのに安心してしまう。そうして力が抜けた一瞬を慶が見逃すはずもなかった。
「あっ、んっ……」
 再び中へと入ってきた指は先程よりも大胆に掻き回す。
「すぐイっちゃいそうですね」
「ふ、ぁっ……んっ、んぁあっ……」
 指で、視線で、音で、全身を犯され、溶けてしまいそうだった。
 羞恥は消えないのに声を止めることもできない。
「でも、自分だけイっちゃうんですか? そろそろ和真先輩の我慢も限界だと思いますよ?」
「あっ……」
 和真もしたいと思っているのだろうか。潤んだ目で見れば彼は優しく微笑んだ気がした。
「俺は見てるだけでいいよ」
 和真は肩を竦め、慶の挑発に乗ることはしなかった。
「やっぱり枯れて……」
「ない。俺も最近見る楽しみを覚えたってだけだ」
「生AV的な?」
「そういうことでいい」
「じゃあ、見ながらそこでオナります?」
 和真が溜息を吐く。慶のペースに飲まれまいとしているのかもしれない。
「実結先輩のエッチなところ見ながら自分で扱くってことです」
 薄々わかってはいたが、耳元で囁かれればいやが上にも想像してしまうものだ。それを追い出すように頭を振ればクスリと慶が笑う。
「和真先輩だって男なんですから幻想抱くのはやめましょうよ。いい人ぶってますけど、本性は変態じじいなんです。絶対、毎晩、抜きまくりです。頭の中で先輩のこと滅茶苦茶にしています。だから、止めてくれないんですよ」
 確かに和真に対して幻想を抱いている部分はあるのかもしれなかった。実結が密かに思い描いていた彼との交際はこれほど淫らなものではなかった。
「ごめん、実結ちゃん。正直に言うから俺を見て」
 目のやり場に困っていた実結はその言葉に誘われるがまま和真を見る。
 熱の籠もった目を見れば咄嗟に逸らしたくもなるが吸い込まれるように見入ってしまう。
「実結ちゃんが可愛すぎて見てたい。もっとエッチなところ、俺にいっぱい見せてくれる?」
 それもまた悪魔の誘惑なのかもしれなかったが、実結は抵抗感もなく小さく頷いていた。
 ありがとう、と和真が笑み、また実結の心は囚われていく。
「ははっ、実結先輩、ちょろいですね。やっぱり和真先輩が特別なんですね。きゅんきゅんしてるの、丸わかりです」
「あっ……」
 無意識に慶の指を締め付けていたらしい。体はいつだって実結の思い通りにはならない。既に慶に飼い慣らされていると言っても良いのかもしれない。
「大丈夫。特等席で見ててあげる。俺が見えれば安心でしょ?」
 二人同時に触れられている必要はない。その存在だけで震えを止められることに気付いてしまった。
「寝取られに興奮しちゃうの、実結先輩の方かもしれませんね」
「そんな……!」
 妙な性癖があるように言われるのは実結にとって耐え難いことだった。全て慶がさせていることだ。
「和真先輩によく見えるようにしましょうね」
 言いながら慶は実結のブラウスのボタンを外して開くとブラジャーもずらしてしまう。
「こっちも」
「だめぇっ……!」
 足をM字に開かれ、スカートが捲れ上がり、露わになった下着に和真の視線が注がれているのがわかる。
「シミになっちゃったね」
 下着に染みるほど濡れてしまっているのはわかっていたが、改めて確認されると、どうしたら良いか困るものだ。その惨状を確認したくはなかった。
 まるで早く決断しなかったのが悪いのだと言われているような気になってしまう。
 和真の口調は決して責めるようなものではないのだから被害妄想なのだろう。あるいは、学習しなければならないのかもしれない。
 慶相手に勝ち目はないのだから求められるがまま与えてしまうべきなのかもしれない。
「まだ粘ります?」
 ぐりぐりと尻に押し当てられる感触に花弁がひくりと震えるのがわかった。下着越しであるのに、それさえ気付かれてしまうような気がして、とうとう実結は観念した。
「していいから……だから……」
「入れてほしい?」
「うぅ……」
 耳元で囁かれて実結は返答に困った。
 こうなってしまえば彼も自分も治まらないことはわかっている。
 体の奥が満たされたいと訴えているのだから、それを無視すればろくなことにならない。だから、実結は受け入れることを選んだが、欲しいと言うのはどうしても抵抗がある。
「和真先輩が言う通りいじめ過ぎはよくないですね。すぐに気持ち良くしてあげます」
「服、脱がせてあげて。ぐしゃぐしゃになっちゃう」
「言われなくても」
 相変わらずの手際の良さで全て脱がされる間、実結は抵抗せず、スムーズに終わるように協力さえした。こうなっては長引かせることをするべきではないとよくわかっているのだ。
 慶も服を脱ぎ、避妊具を着ける間は居たたまれずに隠すように体を丸めるしかなかったが、期待に疼いていることは否定できそうもなかった。
「じゃあ、お待ちかねってことで」
 そうして、また後ろから慶の腕が伸びてきて抱えられる。背中に熱い素肌を感じたのも束の間、秘部にはもっと熱い物が擦り付けられた。
 一瞬、その熱に身を委ねそうになるが、陰茎の切っ先が蜜口を捉えたことで実結ははっとする。
「このままするの……?」
 こんな体勢でするのは初めてで実結は不安を隠せなかった。慶は色々と試したがっているらしかったが、まだ慣れない実結にはハードルが高いように感じられた。
「このまま和真先輩に良く見えるように挿れてあげます」
「ひゃあぁんっ……!」
 嫌だと言う間もなく先端が押し込まれたかと思えば一気に奥まで貫かれ、実結は軽く達してしまった。
「挿れただけでイっちゃうなんて、ほんと可愛いですね。でも、足、閉じてたら見えないですよ」
 くたりともたれかかる実結の体を受け止め、慶はその足を開こうとする。
「やっ……これ、嫌ぁ……」
 和真が目の前にいるだから結合部が全て見られてしまう。まるで恋人の前で犯されているような背徳感は実結の気を狂わせようとしているかのようだった。
「やっぱり和真先輩に見られるのが嫌なんですって」
「ちがっ……かっこ、恥ずかしい……」
 それは和真を嫌だと言っている気がして、実結は慌てて否定する。どうにか太股に力を込めて閉じようとするが、膝を押さえる慶の力は強く、太刀打ちできるはずもなかった。
「大丈夫。俺はわかってる。でも、実結ちゃんが恥ずかしがるとこ、もっと見ちゃダメ?」
 和真の言葉にほっとしながらも、実結は困惑するしかなかった。
 見られたくないのは恥ずかしいからに他ならない。彼を好きだからと言って見せたいということにはならない。
「足、開いて。俺にちゃんと見せて。ね?」
 和真の言い方は優しく、慶のような強制力を持っていない。嫌だと言えばそれ以上は強要されなかったかもしれない。それなのに、実結は迷うことなく足に力を込めるのをやめていた。
 力が抜けたことで慶が大きく足を開くが、今度は閉じようとはしなかった。
「あーあ、ほんと誰が誰のペットなんだか」
「ぁ、あぁん……だってぇ……」
 自分で何を言いたいかもわからないまま口を開けば甘えたような声しか出せない。慶だけにされているはずなのに、和真にも抱かれているような錯覚を覚えてしまうのだ。
「ほら、和真先輩に見られながら好きなだけイってください」
「あっ、は、ぁっ……ふ、あぁ、んっ!」
 背後から慶に貫かれ、前からは和真の視線に犯され、何も考えられなくなっていく。
「ん、ぁあ、あっ、ひゃあんっ! それ、やあっ……」
 突き上げながら乳首と花芽に触れられれば強烈な快感が荒れ狂うかのようだ。
「はっ……すげー絞まる」
 色っぽく響く慶の吐息混じりの声を聞きながら喘がされる実結は呼吸困難になりそうだとさえ感じていた。
「あっ、んんっ、ふあぁ……!」
 今、自分がどれほどだらしない顔をしているかもわからないのに、全て和真に見られている。その視線にさえ高められて、どこまで行ってしまうのかわからない。
「イく時はちゃんと俺に教えて」
「は、い……ぁあっ、ひ、あぁん」
 彼の要求には答えたいと思ってしまう。それを煽るように激しく突き上げられて待ち望んだ絶頂がもう手の届くところに来ているのを感じる。
「ほら、和真先輩に教えてあげてないと」
「あんっ、イっちゃ、あ……またイっちゃいます……! あぁぁぁっ!」
「俺も……!」
 焦らされたせいで果てるのは早かった。だが、慶も同時に果てたことに安心してもいた。
しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

ヤンデレにデレてみた

果桃しろくろ
恋愛
母が、ヤンデレな義父と再婚した。 もれなく、ヤンデレな義弟がついてきた。

完全なる飼育

浅野浩二
恋愛
完全なる飼育です。

屈辱と愛情

守 秀斗
恋愛
最近、夫の態度がおかしいと思っている妻の名和志穂。25才。仕事で疲れているのかとそっとしておいたのだが、一か月もベッドで抱いてくれない。思い切って、夫に聞いてみると意外な事を言われてしまうのだが……。

JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――

のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」 高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。 そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。 でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。 昼間は生徒会長、夜は…ご主人様? しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。 「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」 手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。 なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。 怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。 だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって―― 「…ほんとは、ずっと前から、私…」 ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。 恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。

お腹の子と一緒に逃げたところ、結局お腹の子の父親に捕まりました。

下菊みこと
恋愛
逃げたけど逃げ切れなかったお話。 またはチャラ男だと思ってたらヤンデレだったお話。 あるいは今度こそ幸せ家族になるお話。 ご都合主義の多分ハッピーエンド? 小説家になろう様でも投稿しています。

義兄に甘えまくっていたらいつの間にか執着されまくっていた話

よしゆき
恋愛
乙女ゲームのヒロインに意地悪をする攻略対象者のユリウスの義妹、マリナに転生した。大好きな推しであるユリウスと自分が結ばれることはない。ならば義妹として目一杯甘えまくって楽しもうと考えたのだが、気づけばユリウスにめちゃくちゃ執着されていた話。 「義兄に嫌われようとした行動が裏目に出て逆に執着されることになった話」のifストーリーですが繋がりはなにもありません。

人狼な幼妻は夫が変態で困り果てている

井中かわず
恋愛
古い魔法契約によって強制的に結ばれたマリアとシュヤンの14歳年の離れた夫婦。それでも、シュヤンはマリアを愛していた。 それはもう深く愛していた。 変質的、偏執的、なんとも形容しがたいほどの狂気の愛情を注ぐシュヤン。異常さを感じながらも、なんだかんだでシュヤンが好きなマリア。 これもひとつの夫婦愛の形…なのかもしれない。 全3章、1日1章更新、完結済 ※特に物語と言う物語はありません ※オチもありません ※ただひたすら時系列に沿って変態したりイチャイチャしたりする話が続きます。 ※主人公の1人(夫)が気持ち悪いです。

処理中です...