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３章王の帰還

ダンジョンチケット27

リザードマンの王【グランガイム】
彼は主である【クリュメノス】の護ろうとした国を民を護るために最後まで戦ったのだと。

キーメイス『リザードマンの王は強かったんだよ！僕が知る限り最強のリザードマンだったんだから』

モシュネ『その栄光も領土も【アイヨロス】によって汚されようとしています。』

拓武『【アイヨロス】？』

キーメイス『ご主人様♪【アイヨロス】は猫耳の事だよ♪』

モシュネ『アイヨロスの一族は力はそれほどではありませんが、素早くそして狡猾な一族です。』

ブレイン『ですがわかりません、いくら数が減ってもリザードマンに攻撃を仕掛けるなど聞いたことがない。』

……『ソレニツイテハ、オレガ、オシエテヤル！』

拓武『うわ！』

後ろで倒れていたリザードマンが眼を覚まし喋りかけてきたのだ

一同は攻撃をすぐ出来るように身構えた

……『アンシンシロ、コウゲキ、スルキナラ、トックニシテル。』

……『ワガナハ、ギルガデム、リザードマンﾉ‥センシ‥ダ』

拓武『俺は拓武他のみんなも仲間だから安心してくれ。』

ギルガデム『シカシ？コウソク‥モ‥シナイトハ‥フシギ‥ナ‥ヤツラダ』

ギルガデム『ワレラ‥ﾉ‥オウ‥【グランガイム】サマ‥ﾉ‥メイレイデ‥』

モシュネ『しばしお待ちを、主様？リザードマンの言葉は聞き取れておられますか？』

拓武『なんとかな、』

モシュネ『主様失礼ながら、最古の言葉を形を変え聞き取りまた望むままに【アコエーラレオグローッサ】どうですか？主様』

一瞬の出来事だったが何かに包まれたのを感じた。

ギルガデム『続けるぞ？』

拓武『ちゃんと聞こえる』

モシュネはニコリ笑った

ギルガデム『王の命令は天界軍とそれに加担する勢力の排除と我らが国の防衛だ』

拓武『死んだ王【グランガイム】の命令は今も生きているんだな？』

ギルガデム『我らが王【グランガイム】は健在である！今も戦力を集め天界軍を根絶やしにすると言われておる。』

ギルガデム『そして貴様らには我らと一緒に来てもらう。』

拓武『‥‥我ら？‥‥‥‥ハッ！』

辺りを見回すリザードマンの大群に囲まれていた、

マナコ『こやつら森の木々や土をを全身に、感知できませんが凄い数のリザードマンがいると思われます』

モシュネ『ハカリよったなトカゲ』

モシュネは鋭い眼差しで睨み付けた

辺りは嫌な静けさに包まれたのであった