ダンジョンチケット

夏カボチャ

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6章帝国クルガナクルム復活

ダンジョンチケット55

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拓武がクルガナクルムにきて1ヶ月が過ぎた

この1ヶ月間拓武はギルガデムと共にずっと修行をし、そしてギルガデムから槍の基本を教えてもらった。

ギルガデム『王は本当によく頑張りました、今の王の実力は我が軍の中でもかなりのものです』

拓武『いや、逆に槍をしっかり教えてもらえて助かったよ、皆の力があればこそ、俺はこんなに上達出来たんだ』

拓武は普通ならば何年もかけて手に入れる槍の使い方を完全にマスターしたのだ、これもハデスが拓武の為にリザードマン達を魂血の民にした結果であった。
拓武の中にリザードマン達の魂に刻まれている槍の全てが注ぎ込まれたからであった。

拓武の修行中にリザードマン達の中である計画が持ち上がっていた

ゲートから敵国への進軍である

今回のアイヨロスの進軍は宣戦布告もなにもなくいきなり始まった戦いであった。

そして会議室の中ではリザードマンの軍部とギルガデム達が少々揉めていた。

軍部『我らは敵に奇襲をうけたのだ!ならば此方からも宣戦布告などする必要があるか!断固反対だ!』

ギルガデム『落ち着け!』

ブレイン『だが今回の問題はアイヨロスの指揮官の言った名前【アイン】だ』

ブレイン『アイヨロスは幻想界の住人だ、だが【アイン】は知界の支配者だ』

軍部『ならば2つ共攻めればすむ話だろ!』

ブレイン『それがそうも、いかぬのだ先ずは兵力が足りないと言うこと』 

ブレイン『2つ、今回の開かれたゲートは知界からの物と幻想界の2ヶ所から開かれていた事実だ』

モシュネ『つまり?知界と幻想界が手を組んだと言うことか?あり得ぬ!幻想界のスルトがクルガナクルムに牙を向くなど!絶対にあり得ぬ!』

ブレイン『はい、もしくは……』

モシュネ『どうした?答えよ!』

ブレイン『はい、知界により幻想界が堕ちたのではないかと』

モシュネ『それは無かろう?幻想界の支配者であるスルトはその昔グランガイムと並ぶ戦士であり、主様と共に天界と戦った1人だぞ!』

ブレイン『ですが、幻想界はスルト様が幻想界を離れている間に天界からの攻撃にあい、月界の介入がなければ滅ぼされていたかもしれなかったのも事実です、またその時の月界からの申し出を受け入れスルト様は力を封印されております』

拓武『なら先ずは幻想界にいるスルト王に会いに行こう』

もしかしたら、クリュメノスの記憶の鍵が見つかるかも知れない。
拓武はそう考えたのである
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