57 / 322
7章新たなる目覚め
ダンジョンチケット56
しおりを挟む
幻想界に向かうに辺り本当に幻想界を攻撃目標として良いかどうかが一番の課題になった。
もし本当に相手がクルガナクルムと戦争をする気ならば、先手をとり攻めても相手の準備状況によるが、双方に多大な死者が出るのは言うまでもない、そしてもし準備が整っていたのなら最悪のケースも考えられるからだ。ギルガデムは偵察部隊を派遣して相手の出方を伺おうと提案したのだ。それには軍部を含め皆が賛成した。
ギルガデム『ならば先ず、偵察部隊を誰が指揮するかから始めようか?』
モシュネ『ならば、マナコが一番だろう?あとサポートにブレイン、あとはリトルリザードの兵を何人か選別して部隊にするのがよかろう』
リトルリザードとは、
普通のリザードマンが2メートルから2,5メートルに対して
リトルリザード達は1.50メートルから1.7メートルのリザードマンである。
肌の色も普通のリザードマンは赤緑だが、リトルリザードは黒紫と隠密向きなのだ。
ギルガデム『ならば、リトルリザードから何人か選りすぐりの者を用意しよう』
拓武『それなんだけど?俺も行けないかな!』
皆が拓武の方を向きそして空気が変わった。
ギルガデム『ぬしは王ですぞ?王自らが偵察等聞いたことがない!ダメです!』
モシュネ『そうです!そんな危険な真似は私が許しません!いくら主様の命令でも断固反対です!』
思ってた通りの反応が返ってきたが、これは予想していた。
拓武『俺が王だと言うならば、尚更行かねばならない!俺はそう思うんだ。』
ギルガデム『ハッキリ言わねば、わからぬようですな王よ、貴方はまだまだ皆の助けに成る程の力はございませぬ、どうか、お考えを改めて頂きたい』
拓武『ならば、ギルガデム、そしてモシュネ、二人に力を示したなら同行を許すと言うことでいいんだな?』
モシュネ『それとこれとは話が違います!』
ギルガデム『いや、モシュネよ、王の言うことにも一理ある!』
モシュネ『おい!ギルガデム?何をいっている!』
ギルガデムは笑った
ギルガデム『ならば王よ!我々にちゃんとしたダメージを与えられたなら考えましょう!ただしこの戦いには少々条件をつけさせていただきます、よろしいか?』
拓武『あぁ。かまわない!』
ギルガデムの出した条件は3つだった。
1、ハデスと変わらないこと、自分で戦うこと。
2、時滑りの力を使わないこと。
3、武器の攻撃以外はダメージに認めない、
拓武はこの条件をのんだ。
戦いは三日後と決めた。
そしてその四日後には偵察部隊が幻想界に向かう予定になった。
1日目
拓武はキーメイスを連れてある場所に来ていた。
拓武『悪いなキーメイスいきなり連れてきて』
キーメイス『大丈夫だよ、ご主人様、それよりなんで神殿?』
拓武『キーメイスとキーメイスのパパ、ママに力を借りたいんだ』
拓武の考えはキーメイスのかけた封印を解くにあたり最後の封印を解除するのに三人分の魂の力があれば誰も消えないというものだった。
その事をキーメイスに話すとキーメイスは嬉しそうに笑った
キーメイス『任せて♪三人で初仕事だよ♪あはは♪』
そしてその考えは正しかった、最後の封印を解除する際、拓武は心配だったもし考えが外れたら、もし皆が消えてしまったらとそんな事を考えてしまっていた。だが皆無事だったのだ。
解除後にキーメイスは疲れて眠ってしまったので少し神殿で寝ててもらった。
拓武は封印の扉をくぐりその先にあるクリュメノスの遺産に向かった。
拓武が部屋に入るとオルゴールのような小さな音が聴こえてきたのだ。
拓武『ハデスこの音が聴こえるかい?なんの音だろ?』
ハデス【音?俺にはよく分からんが?もしかしたら?〔追憶のオルゴール〕って言う記憶何かを封じたり出したりするアイテムかもな?】
拓武『もしそうなら、クリュメノスの事が少しでも解るかも知れないんだな!』
ハデス【まあ、そうなるな?】
そして拓武は音のなる方へゆっくり耳を済ましながら進んでいく。
先が見えない位長い道を真っ直ぐ進んでいると壁の中から音が聴こえた。
拓武『ハデス?壁の中から音が聴こえるんだ?』
ハデス【なら、その音が聴こえた壁に手をあててみな?もしかしたら?もしかするぜ】
言われるがままに拓武は壁に手をあてた
見るみる壁が消えていったのだ!
拓武は驚いたが、なくなった壁の向こう側に小さな扉が見えた。
拓武が扉の中に入るとオルゴールの音はハッキリと聴こえるようになった。
そして、部屋の中に小さな箱があり、その中に金色の小さなオルゴールが入っていたのだった。
もし本当に相手がクルガナクルムと戦争をする気ならば、先手をとり攻めても相手の準備状況によるが、双方に多大な死者が出るのは言うまでもない、そしてもし準備が整っていたのなら最悪のケースも考えられるからだ。ギルガデムは偵察部隊を派遣して相手の出方を伺おうと提案したのだ。それには軍部を含め皆が賛成した。
ギルガデム『ならば先ず、偵察部隊を誰が指揮するかから始めようか?』
モシュネ『ならば、マナコが一番だろう?あとサポートにブレイン、あとはリトルリザードの兵を何人か選別して部隊にするのがよかろう』
リトルリザードとは、
普通のリザードマンが2メートルから2,5メートルに対して
リトルリザード達は1.50メートルから1.7メートルのリザードマンである。
肌の色も普通のリザードマンは赤緑だが、リトルリザードは黒紫と隠密向きなのだ。
ギルガデム『ならば、リトルリザードから何人か選りすぐりの者を用意しよう』
拓武『それなんだけど?俺も行けないかな!』
皆が拓武の方を向きそして空気が変わった。
ギルガデム『ぬしは王ですぞ?王自らが偵察等聞いたことがない!ダメです!』
モシュネ『そうです!そんな危険な真似は私が許しません!いくら主様の命令でも断固反対です!』
思ってた通りの反応が返ってきたが、これは予想していた。
拓武『俺が王だと言うならば、尚更行かねばならない!俺はそう思うんだ。』
ギルガデム『ハッキリ言わねば、わからぬようですな王よ、貴方はまだまだ皆の助けに成る程の力はございませぬ、どうか、お考えを改めて頂きたい』
拓武『ならば、ギルガデム、そしてモシュネ、二人に力を示したなら同行を許すと言うことでいいんだな?』
モシュネ『それとこれとは話が違います!』
ギルガデム『いや、モシュネよ、王の言うことにも一理ある!』
モシュネ『おい!ギルガデム?何をいっている!』
ギルガデムは笑った
ギルガデム『ならば王よ!我々にちゃんとしたダメージを与えられたなら考えましょう!ただしこの戦いには少々条件をつけさせていただきます、よろしいか?』
拓武『あぁ。かまわない!』
ギルガデムの出した条件は3つだった。
1、ハデスと変わらないこと、自分で戦うこと。
2、時滑りの力を使わないこと。
3、武器の攻撃以外はダメージに認めない、
拓武はこの条件をのんだ。
戦いは三日後と決めた。
そしてその四日後には偵察部隊が幻想界に向かう予定になった。
1日目
拓武はキーメイスを連れてある場所に来ていた。
拓武『悪いなキーメイスいきなり連れてきて』
キーメイス『大丈夫だよ、ご主人様、それよりなんで神殿?』
拓武『キーメイスとキーメイスのパパ、ママに力を借りたいんだ』
拓武の考えはキーメイスのかけた封印を解くにあたり最後の封印を解除するのに三人分の魂の力があれば誰も消えないというものだった。
その事をキーメイスに話すとキーメイスは嬉しそうに笑った
キーメイス『任せて♪三人で初仕事だよ♪あはは♪』
そしてその考えは正しかった、最後の封印を解除する際、拓武は心配だったもし考えが外れたら、もし皆が消えてしまったらとそんな事を考えてしまっていた。だが皆無事だったのだ。
解除後にキーメイスは疲れて眠ってしまったので少し神殿で寝ててもらった。
拓武は封印の扉をくぐりその先にあるクリュメノスの遺産に向かった。
拓武が部屋に入るとオルゴールのような小さな音が聴こえてきたのだ。
拓武『ハデスこの音が聴こえるかい?なんの音だろ?』
ハデス【音?俺にはよく分からんが?もしかしたら?〔追憶のオルゴール〕って言う記憶何かを封じたり出したりするアイテムかもな?】
拓武『もしそうなら、クリュメノスの事が少しでも解るかも知れないんだな!』
ハデス【まあ、そうなるな?】
そして拓武は音のなる方へゆっくり耳を済ましながら進んでいく。
先が見えない位長い道を真っ直ぐ進んでいると壁の中から音が聴こえた。
拓武『ハデス?壁の中から音が聴こえるんだ?』
ハデス【なら、その音が聴こえた壁に手をあててみな?もしかしたら?もしかするぜ】
言われるがままに拓武は壁に手をあてた
見るみる壁が消えていったのだ!
拓武は驚いたが、なくなった壁の向こう側に小さな扉が見えた。
拓武が扉の中に入るとオルゴールの音はハッキリと聴こえるようになった。
そして、部屋の中に小さな箱があり、その中に金色の小さなオルゴールが入っていたのだった。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
【超速爆速レベルアップ】~俺だけ入れるダンジョンはゴールドメタルスライムの狩り場でした~
シオヤマ琴@『最強最速』発売中
ファンタジー
ダンジョンが出現し20年。
木崎賢吾、22歳は子どもの頃からダンジョンに憧れていた。
しかし、ダンジョンは最初に足を踏み入れた者の所有物となるため、もうこの世界にはどこを探しても未発見のダンジョンなどないと思われていた。
そんな矢先、バイト帰りに彼が目にしたものは――。
【自分だけのダンジョンを夢見ていた青年のレベリング冒険譚が今幕を開ける!】
オッサン齢50過ぎにしてダンジョンデビューする【なろう100万PV、カクヨム20万PV突破】
山親爺大将
ファンタジー
剣崎鉄也、4年前にダンジョンが現れた現代日本で暮らす53歳のおっさんだ。
失われた20年世代で職を転々とし今は介護職に就いている。
そんな彼が交通事故にあった。
ファンタジーの世界ならここで転生出来るのだろうが、現実はそんなに甘く無い。
「どうしたものかな」
入院先の個室のベッドの上で、俺は途方に暮れていた。
今回の事故で腕に怪我をしてしまい、元の仕事には戻れなかった。
たまたま保険で個室代も出るというので個室にしてもらったけど、たいして蓄えもなく、退院したらすぐにでも働かないとならない。
そんな俺は交通事故で死を覚悟した時にひとつ強烈に後悔をした事があった。
『こんな事ならダンジョンに潜っておけばよかった』
である。
50過ぎのオッサンが何を言ってると思うかもしれないが、その年代はちょうど中学生くらいにファンタジーが流行り、高校生くらいにRPGやライトノベルが流行った世代である。
ファンタジー系ヲタクの先駆者のような年代だ。
俺もそちら側の人間だった。
年齢で完全に諦めていたが、今回のことで自分がどれくらい未練があったか理解した。
「冒険者、いや、探索者っていうんだっけ、やってみるか」
これは体力も衰え、知力も怪しくなってきて、ついでに運にも見放されたオッサンが無い知恵絞ってなんとか探索者としてやっていく物語である。
注意事項
50過ぎのオッサンが子供ほどに歳の離れた女の子に惚れたり、悶々としたりするシーンが出てきます。
あらかじめご了承の上読み進めてください。
注意事項2 作者はメンタル豆腐なので、耐えられないと思った感想の場合はブロック、削除等をして見ないという行動を起こします。お気を悪くする方もおるかと思います。予め謝罪しておきます。
注意事項3 お話と表紙はなんの関係もありません。
屈辱と愛情
守 秀斗
恋愛
最近、夫の態度がおかしいと思っている妻の名和志穂。25才。仕事で疲れているのかとそっとしておいたのだが、一か月もベッドで抱いてくれない。思い切って、夫に聞いてみると意外な事を言われてしまうのだが……。
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
みこみこP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
愛しているなら拘束してほしい
守 秀斗
恋愛
会社員の美夜本理奈子(24才)。ある日、仕事が終わって会社の玄関まで行くと大雨が降っている。びしょ濡れになるのが嫌なので、地下の狭い通路を使って、隣の駅ビルまで行くことにした。すると、途中の部屋でいかがわしい行為をしている二人の男女を見てしまうのだが……。
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる