ダンジョンチケット

７章新たなる目覚め

ダンジョンチケット６０

戦いの後バーダは拓武の持っている槍を見ていた。

バーダ『この槍もちゃんとした良いものだが、やはり練習用と言うしかないな、実戦には向かない槍だな？仕方ない、私の槍を使いなさい！名前はエクレルだから！ちゃんとおぼえるのよ』

そして拓武に新たな力とバーダが仲間に加わった、そして拓武の手の中に入っていった。
だがバーダが大声をあげたのだ

バーダ【なんで！あんたがここにいるのよ！ハデス】

ハデス【ああ？てめえこそ後に来たのにその態度マジに直しやがれ！利かん坊の鬼娘が！】

バーダ【言ったわね！万年根暗の分際で！叩きのめしてやるから！表にでな！ハデス】

ハデス【上等だ！泣かしてやるよ鬼のじゃじゃ馬が！】

拓武『た？たんま！？』

拓武は二人の会話を聞いていて嫌な予感しかしなかった。

クランガイム『止めて正解です、王よ。あの者達は犬猿の間柄でして、顔を合わせばあのように、すぐに争い始めます』

バーダ【今すぐ黙りな！グランガイム！】

ハデス【引っ込んでな！クランガイム！】

拓武『取り合えずおちついてくれぇぇぇ』

何とか言い争う二人をなだめ、事なきを得たが、これから先が心配になるなと感じた。
しかし？行きがぴったりで仲良くなれたらきっといいコンビ何だろうなと少し思った通り。


一息ついて、宝物庫を出ようとした、その時バーダの槍エクレルが輝き出したのだ！そして槍の宝石からバーダの記憶に出てきた！あの男の姿が写し出された。
クリュメノスとは別の時代の存在、ルーと呼ばれていた男である。

ルー【我は魂の欠片なり我が弟子を従えしものよ、我に力を示せ、
我が名は【トゥアハ・デ・ルーダガン】ダーナの一族に産まれし異端とされた時人なり】

そして空気が震えた！そして拓武の前に一本の禍々しい槍が姿を現したそして槍から現れた大柄の男、ルーの姿は以前神殿で見たクリュメノスとは違っていた。

その長い腕と槍を見ただけでわかることはある

拓武『こいつ、ヤバイやつかも』

ルー『我が槍  ガザ・アッサルと共に』

そう言いルーは拓武に向かい攻撃をしてきたのだ！いきなりの猛攻だった！

ヒュン！ビュー！

身体が熱い、拓武はルーの無数に突き付けられる槍を必死に避けるが小さな傷が増える！傷が熱を持ち、拓武は全身を焼かれているようだった。

拓武は何とか反撃を試みるが紙一重で避けられていた、いや、あえて紙一重まで待って交わしているようだった。
状況は最悪だった、

拓武『はぁ、はぁ、強すぎだろ！』

ルー『貴様の力はそんな者か？詰まらん、我が弟子も腕が鈍ったらしいな』


絶望的な状況下で手のひらの宝石が光輝きはじめたのだ！