ダンジョンチケット

７章新たなる目覚め

ダンジョンチケット６１

拓武の手のひらの宝石が輝きだし！

そして宝石からバーダが姿を現した

バーダ『あらあら？いつから私はあんたの弟子になったのかしらね！ルー！』

ルー『あははっ弱きキサマは口ばかり成長したようだなバーダよ！』

バーダ『拓武、いくよ！少しあんたの力になってあげる！アイツを潰すよ！』

そう言うとバーダは拓武に預けた槍エクセルと一体化したのだ！

バーダ【これでエクセルの力は最大になる！拓武気合い入れるよ！ハデス！あんたも協力しな！】

ハデス【はぁ！いきなり何事だよ？】

ハデスが拓武の中で目を覚ますと拓武の前にはルーがいた

ハデス【なんか知らねえが？ヤバイ奴と遊んでんな？】

バーダ【こいつはルー！私の魂を喰らった張本人だ！】

ハデス【あぁ、聞いたことあるよ？確かクリュメノスの何代か前の姿だよな？なんでそんな奴と今戦ってんだよ？】

バーダ【こいつはルーであってルーじゃない、記憶の断片がクリュメノスの強い魔力により具現化された只の化け物なんだよ！】

ハデス【つまり、倒しても問題ないわけだな？】

バーダ【ああ！むしろ倒さないと拓武がバラバラにされちまうんだよ】

ハデス【良くわかったぜ！なら派手に焼却処分してやるよぉ！】

そう言うと拓武の身体は黒い炎に包まれた

拓武『ハデス？これはいったい？』

ハデス【あぁ、そうか意識があるなかで見るのは初めてだったな、この黒い炎は冥界の炎にして最強の衣、冥界の王の証だ！お前も強くなりてぇんだよな？拓武！なら受け入れろ！これが力だ！そして力には代償を伴う！全て受け入れな！】

ハデスに言われ炎を受け入れようとした時に凄まじい熱と心が凍り付く様な悲しみが拓武の精神と肉体を襲ったのだ！

拓武『ぐわぁぁぁぁ！！』

ハデス【冥界は元々死者の魂を喰らう場所その冥界の炎に全ては焼かれ悲しみは炎に刻まれる】

拓武『俺はもう、失わない、誰も奪われたくない！和羽の時みたいに悲しいだけは嫌なんだぁぁぁぁ』

拓武『俺は悲しみもこの熱も全てうけいれてやる！そして、二度とこの悲しみを生み出さないために力を俺に渡せぇぇぇぇ！冥界の炎よ！！』