ダンジョンチケット

夏カボチャ

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10章二人の魔法使い

ダンジョンチケット100

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時は更に流れ9年が過ぎていた。

二人はフロストロフと名を並べる程に成長していた。

【伝説の魔術士フロストロフ】【氷炎の守護者デゥラ】【時を操りし神童キーメイス】

フロストロフは管理者である立場から終焉には触れることは許されないだが、助力になることは禁止されていない、迫り来る終焉までの間に魔力を体内に集められるだけ集めるつもりでいた。

二人も同じく魔力の温存に集中していた。
どれ程魔力があっても足りないで有ろう状況でらあったがそれでもキーメイスは3人ならばやれると確信していた。

デゥラ『出会ってからもう27年よ?私は凄く歳を取ってしまったわ、むしろ、貴女の今の姿が羨ましいわ』

キーメイス『まぁ!僕も成長して身長も153㎝になって見た目もやっと成長したし!今からが僕の時代だ!』

デゥラ『ハイハイ、それより世界は終焉を迎えるなんてこれっぽっちも考えていないわ、当たり前に明日が来ると皆は思ってる』

デゥラは此処にきて色々と考えてしまっていた、むしろ、正常でいることの方が難しい世界は終焉の時を迎える、その事実を知りながら過ごしてきた27年間、それが明日明後日と迫ってくるのだから。

キーメイス『そうだ!ちょっと待ってて』

キーメイスは瞑想していたフロストロフを呼び出したのだ。

フロストロフ『こんな大切な時にどうしたんだい?』

キーメイス『大切だからこそ!行っときたい場所があるんだよ』

キーメイスは時間魔法を使い空間を歪めた。
早い話がワープみたいになるのだ時間の入り口から出口を別の場所に作り出すことで1秒で好きな場所に行けるのだ距離に応じて秒数は延びるが世界の反対にも5秒あればいける。

キーメイスが来たかった場所とは、デゥラの生まれ故郷であった。

デゥラ『懐かしいなぁ、あの時のままだは、凄く久々に来たのを実感しちゃうね、ナッシ』

キーメイス『さあ、いこう!』

キーメイス達が向かった先それはドレンのレストランだった。

そして3人が店内に入るとラナがいた

ラナ『いらっしゃいませ、パパ!お客さんよ!』

ドレン『二人とも久々だな!元気にしてたかい?』

ラナ『本当にビックリしたわ』

キーメイス『3名分とびきり美味しいの頼むよ』

ドレン『おうよ!任しとけ』

キーメイスは今日だけは皆で楽しくご飯が食べたかったんだ。
そう思っていたのだった。



○●○●○●○●○●○●○●○●

皆様のお陰で無事に100話までこれました。
何度も自分には才能がないと自覚させられ、心が折れそうになりましたが、読んでいて下さる読者の方々が居てくださり此処までたどり着きました。

まだまだ足りないところだらけですが、これからもよろしくお願いいたします。

読者様に心から感謝いたします。
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