ダンジョンチケット

夏カボチャ

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10章二人の魔法使い

ダンジョンチケット103

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キーメイスの中に吸い込まれる瞬間にフロストロフは言った。

フロストロフ『貴方も認めなさい!ホルボルス!私達の役目は終わったのよ、キーメイス貴方にこの世界の全てを託すわ、ホルボルス、フロストロフ、デゥラ、これが貴方に与えられるこの世界の全てよ』

ホルボルス『勝手にほざくな!フロストロフ!させるかぁー!』

ホルボルスはキーメイス目掛けその巨大な腕を振り下ろそうとするがそれをキーメイスは許さなかった!

キーメイス『わかったよ……ありがとう二人とも、そしてお前も僕に従え!終わりだぁぁぁ!!ホルボルスゥゥゥ!』

キーメイス『〔フロストロフ〕〔デゥラ〕』

ホルボルス『グワァァァ!我等の役目それは終焉……貴様ごときに……貴様ご』

凄まじい冷気がホルボルスを氷付けにし、凄まじい風の刃が全てを塵に変えたのだ!

キーメイスの腕にはフロストロフ、デゥラ、ホルボルスの文字が刻まれたのである。

キーメイス『最後だよ、隕石が来るんだよね』

キーメイスは隕石に向かい一気に〔ホルボルス〕を放った!

隕石はその凄まじい炎に焼かれ勢いが弱まるそして〔デスタイム〕を使い隕石自体が大気圏突入に堪えられない用に弱体化したのだ。

キーメイス『全部これで終わりなんだね、皆居なくなるなんて……僕聞いてないよ……まるで今もナイトメアの中みたいじゃないか……意地悪だな、フロストロフ、デゥラ…もう一緒にご飯の席を囲めないじゃないか』

その時クリュメノスの声が聞こえたのだ。
クリュメノス『よくぞ、終焉の運命を変えた、そなたにその力を授けよう、力を手にいた汝がこの力を自身の欲望の為に振りかざさない事を心から願う』

そしてキーメイスの体が光だした、この世界での終わりを意味していた。

キーメイス『デゥラ、フロストロフ、僕は頑張るよ!待ってるよね、ご主人様今いくからね!』

キーメイスの魔法を封じし追憶のオルゴール、修行終了。


そして時を同じくしてバーダとルーの修行にも決着がついていた。

バーダはルーと同等の力を手に入れていた、見切りを眼でなく肌で感じ自然を自身の味方につける、バーダはルーと最後の一騎討ちを行い見事勝ったのだった。

バーダは槍の追憶のオルゴールの修行を終了したのだった。

二人は現実で待つ拓武の元に今舞い戻ろうとしている。

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